添付とは?意味・使い方やビジネスメール例文、同封との違いと注意点を徹底解説
「添付とは、どのような意味?」「ビジネスメールで『添付いたします』と書くのは正しい?」「添付と同封、別添はどう使い分ける?」と迷ったことはありませんか。
添付(てんぷ)とは、書類やファイルなどを、主となる文書やメールに付け加えることです。ビジネスメールで資料を送るときだけでなく、申請書に証明書を付ける場合や、報告書に参考資料を加える場合にも使われます。2026年現在も、仕事上のメールや電子申請などで知っておきたい基本的な言葉です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 添付の意味:主となる文書やメールに、補足となる書類・データなどを付け加えること。
- 正しい使い方:ビジネスメールでは「資料を添付いたします」「添付ファイルをご確認ください」などと表現する。
- 似た言葉との違い:「同封」は封筒などに一緒に入れること、「別添」は別に添えた資料を示すときに使う。
- 送信時の注意点:添付ファイルの付け忘れ、宛先間違い、情報漏えい、ウイルス感染のリスクに注意する。
【基本を理解】添付とは?意味・読み方と添付資料、添付書類の違い
添付は「てんぷ」と読みます。「添」は添える、「付」は付けるという意味を持ち、2つの漢字を組み合わせることで、何かに別のものを付け加えることを表します。
小学館の『デジタル大辞泉』でも、添付は書類などに何かを付け添えることと説明されています。単に物を追加するだけでなく、主となるものを補足する資料や情報を添える場面でよく使われる言葉です。
たとえば、請求書に領収書を付ける、メールに見積書のPDFを付ける、申請書に本人確認書類を加えるといった行為が「添付」に当たります。
添付資料の意味
添付資料とは、メールや報告書、申請書などの内容を補足するために付け加えた資料のことです。具体例として、会議資料、商品カタログ、見積書、売上データ、調査結果などが挙げられます。
本文だけでは説明しきれない情報を補ったり、相手が判断するために必要な根拠を示したりする目的で使用します。
添付書類の意味
添付書類とは、申請書や届出書などの主となる書類に添えて提出する書類を指します。たとえば、資格の申請における証明書、経費精算における領収書、契約手続きに必要な確認書類などです。
「添付資料」と「添付書類」は意味が重なるものの、添付資料は説明や参考のための資料を指すことが多く、添付書類は手続きや申請に必要な書類を指す場面でよく使われます。ただし、厳密な境界があるわけではなく、組織や手続きによって使い方は異なります。
なお、添付は法律用語として、所有者の異なる物が結合した場合などに関する意味で使われることもあります。一般的なビジネスメールでは、書類やデータを付け加えるという意味で理解すれば問題ありません。

【実例で解説】ビジネスメールにおける添付の使い方と「添付いたします」の正しい表現
ビジネスメールで添付を使うときは、何を添付したのか、相手に何をしてほしいのかを明確に伝えることが大切です。
「添付いたします」は、資料を添付することを相手に伝える丁寧な表現です。「いたします」は「する」の謙譲語である「いたす」を使った形で、社外の取引先や顧客へのメールにも自然に使えます。
そのまま使えるビジネスメールの例文
例文1:資料をこれから添付して送る場合
お世話になっております。
ご依頼いただいた資料を本メールに添付いたします。
お手数ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
例文2:見積書を送る場合
お世話になっております。
ご依頼いただきました見積書を添付いたしました。
内容をご確認いただき、ご不明な点がございましたらお知らせください。
例文3:会議資料を共有する場合
お疲れさまです。
次回の会議で使用する資料を添付しております。
事前にご確認いただけますと幸いです。
例文4:複数のファイルを送る場合
ご依頼の件につきまして、見積書と商品仕様書の2点を添付いたします。
お手数ですが、それぞれの内容をご確認くださいますようお願いいたします。
「添付いたします」「添付しました」「添付しております」の違い
どの表現を使うかは、資料を添付するタイミングやメールの文脈によって決まります。
- 添付いたします:これから添付して送ることを伝える場合。
- 添付いたしました:すでに添付を済ませたことを伝える場合。
- 添付しております:メールに資料が付いている状態を案内する場合。
- 添付しました:社内メールなどで、簡潔に完了を伝える場合。
「添付させていただきます」も使われますが、相手の許可や配慮を特に示す必要がなければ、「添付いたします」で十分です。必要以上に敬語を重ねず、簡潔で分かりやすい文章を心がけましょう。
また、資料を添付する行為と、相手に送る行為は別です。「資料を添付して送付いたします」と書けば、資料をメールに付けたうえで相手に送ることまで明確に伝えられます。
【比較表で整理】添付と同封の違い、別添・送付・貼付との使い分け
「添付」「同封」「別添」「送付」「貼付」は似た場面で使われますが、それぞれ意味や焦点が異なります。特に、メールでファイルを送る場合と、紙の書類を郵送する場合では、適切な言葉が変わります。
| 言葉 | 意味・使う場面 | 具体例 |
|---|---|---|
| 添付 | 主となる文書やメールに、資料・ファイルなどを付け加える | メールに見積書を添付する |
| 同封 | 封筒や荷物などに、別の書類や物を一緒に入れる | 申込書と返信用封筒を同封する |
| 別添 | 本文や主となる資料とは別に、補足資料を添える。また、その資料を指す | 詳細は別添資料を参照する |
| 送付 | 書類や物を相手に送り届ける | 契約書を郵送で送付する |
| 貼付 | 紙や物の表面に何かを貼り付ける | 申請書に写真を貼付する |
添付と同封の違い
添付と同封の大きな違いは、何に、どのような形で付け加えるかです。
添付は、電子メールにファイルを付ける場合にも、紙の書類に別の書類を付ける場合にも使えます。一方、同封は、封筒や荷物の中に別の物を一緒に入れることを表します。
たとえば、見積書をメールで送るなら「見積書を添付いたします」、契約書と返信用封筒を郵送するなら「返信用封筒を同封しております」とするのが自然です。
添付と別添の違い
添付は、資料などを付け加える行為や、その状態を広く表す言葉です。別添は、主となる文書とは別に添えられた資料を指したり、その資料が別に用意されていることを示したりする際に使います。
たとえば、メールでファイルを付ける行為は「資料を添付する」、報告書とは別に用意した参考資料は「別添資料」と表現できます。文書の形式によっては、「別添1」「別添資料」などの見出しで補足資料を区別することもあります。
添付と送付、貼付の違い
送付は、相手に送り届けることに重点を置いた言葉です。そのため、「資料を添付して送付する」という表現は、資料をメールに付ける行為と、相手に届ける行為の両方を表しています。
貼付は、紙や物の表面に貼り付けることを指します。申請書に写真を貼る場合などに適しています。電子メールのファイルについて「貼付」と表現するよりも、「添付」とするのが一般的です。
使い分けに迷ったら、メールにファイルを付けるなら「添付」、封筒の中に入れるなら「同封」、別に用意した補足資料なら「別添」、相手に届けるなら「送付」、表面に貼るなら「貼付」と覚えておくと便利です。

【手順を解説】添付ファイルの送り方と送信前に確認したいポイント
添付ファイルの送り方は、一般的なメールソフトであれば、ファイルを選択してメールに追加し、本文と宛先を確認して送信するという流れです。ただし、添付したつもりでも実際にはファイルが付いていなかったり、古いファイルを選んでしまったりすることがあります。
添付ファイルを送る基本的な手順
- 送信するファイルを準備する:相手が必要としている資料を用意し、内容とファイル名を確認します。
- メールを作成する:宛先、件名、本文を入力します。
- ファイルを添付する:メールソフトの添付機能から対象ファイルを選択します。
- 添付されたことを確認する:ファイル名や拡張子を見て、正しいファイルが付いているか確認します。
- 送信前に全体を見直す:宛先、添付ファイル、本文、情報の共有範囲を確認してから送信します。
ファイル名は「資料.xlsx」のような曖昧なものより、「2026年度_見積書_株式会社〇〇.pdf」のように内容や用途が分かるものにすると、受信者が管理しやすくなります。ただし、ファイル名に顧客の個人情報や機密情報を不必要に含めないようにしましょう。
ファイル形式や容量にも気を配る
相手が内容を確認しやすい形式を選ぶことも大切です。レイアウトを維持して閲覧してもらいたい資料ならPDF、数値の編集や計算が必要な資料ならExcel形式など、用途に合わせて使い分けます。
また、メールで送れるファイル容量には、メールサービスや組織のシステムによる制限があります。大容量の動画や複数の資料を送る場合は、会社が認めたファイル共有サービスなどを利用し、相手がアクセスできる設定になっているかを確認しましょう。
共有リンクを使う場合も、リンクを知っている人なら誰でも閲覧できる設定にするのではなく、必要な相手だけがアクセスできるようにすることが基本です。閲覧期限やダウンロード権限を設定できる場合は、資料の機密性に応じて活用します。
【安全対策】添付ファイルの注意点とビジネスで起こりやすいミス
添付ファイルを送るときは、操作の正確さだけでなく、情報管理とセキュリティにも注意が必要です。特に業務メールでは、宛先の間違いや不要な情報の添付が、取引先への誤送信や個人情報の漏えいにつながる可能性があります。
送信前に確認したい5つの項目
- 宛先:送信先のメールアドレスが正しいか、似た名前の別人ではないか。
- 添付ファイル:必要なファイルがすべて付いているか、古い版や別の顧客向けの資料ではないか。
- ファイルの中身:不要なシート、コメント、変更履歴、隠し情報などが残っていないか。
- 共有範囲:送信先に見せてよい情報だけが含まれているか。CCやBCCの使い方は適切か。
- 送信方法:組織の情報セキュリティ規程に沿った方法で送っているか。
個人情報保護委員会は、電子メールの誤送信などによる個人データの漏えいリスクに注意を促しています。宛先を確認する手順を定めたり、必要に応じて送信者以外の人が確認したりすることは、誤送信を防ぐ対策の一つです。
受信した添付ファイルを開くときの注意点
添付ファイルは、送信する側だけでなく、受信する側にも注意が必要です。情報処理推進機構(IPA)は、不審なメールに添付されたファイルを不用意に開かないよう呼びかけています。
知っている相手から届いたメールや、以前のメールへの返信に見えるメッセージであっても、必ずしも安全とは限りません。送信者のアドレス、メールの文脈、添付ファイルを受け取る心当たりがあるかを確認し、不審な点があれば、メール内に記載された連絡先だけに頼らず、普段から使用している別の連絡手段で本人に確認しましょう。
また、添付された文書を開いた際に、マクロの有効化や不審なプログラムの実行を求められても、安易に操作してはいけません。判断に迷った場合は、社内の情報システム担当者などに相談してください。
パスワード付きファイルなら安全とは限らない
パスワード付きの圧縮ファイルを添付するだけで、情報漏えいを完全に防げるわけではありません。宛先を間違えれば、意図しない相手にファイルを渡してしまうことに変わりはなく、パスワードの伝達方法にも配慮が必要です。
機密情報を扱う場合は、パスワード付きファイルを送れば十分と考えず、会社の規程や取引先との取り決めに従いましょう。承認されたファイル共有サービスやアクセス制限付きの共有方法が用意されているなら、情報の重要度に応じて利用を検討してください。

【失敗しても慌てない】添付漏れのお詫びメール例文と類語・言い換え
メールを送った後に添付ファイルの付け忘れに気付くこともあります。その場合は、できるだけ早く追加のメールを送り、添付漏れがあったことを簡潔に説明して謝罪しましょう。
添付漏れのお詫びメール例文
件名:添付資料の再送について
〇〇様
お世話になっております。
先ほどお送りしたメールにつきまして、添付ファイルが漏れておりました。大変失礼いたしました。
該当の資料を本メールに添付して再送いたします。
お手数をおかけし、誠に申し訳ございません。ご確認のほど、よろしくお願いいたします。
署名
添付漏れのお詫びでは、言い訳を長く書くよりも、ミスの内容、謝罪、対応を明確に伝えることが大切です。相手がすでに前のメールを確認している場合もあるため、件名や本文で再送であることを分かりやすく示しましょう。
なお、添付するファイルを間違えた場合や、誤った相手に送ってしまった場合は、単に正しいファイルを送り直すだけでは不十分なことがあります。情報漏えいの可能性がある場合は、組織の報告・対応手順に従い、速やかに上司や担当部署へ連絡してください。
添付の類語と言い換え表現
添付を別の言葉に置き換えると、文章の意味や伝わり方が変わります。文脈に合わせて選びましょう。
- 付け加える:情報や説明を追加すること。「説明資料を付け加えます」など、意味を分かりやすく伝えたい場合に適しています。
- 添える:主となるものに別のものを加えること。「参考資料を添えます」など、柔らかい表現にしたい場合に使えます。
- 送付する:書類やデータを相手に送ること。「請求書を送付いたします」など、送る行為を強調する場合に適しています。
- 同封する:封筒や荷物に別の書類などを入れること。紙の書類を郵送するときに使います。
- 別添する・別添資料:主となる文書とは別に資料を添える、またはその資料を示す表現です。
- 添付ファイル:メールなどに付けて送信する電子ファイルを指します。「ファイルを添える」と言い換えることもできます。
ビジネスメールでは、無理に類語へ置き換える必要はありません。「見積書を添付いたします」「資料を送付いたします」のように、行為に合った言葉を使うほうが、相手に誤解なく伝わります。
【添付とは】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:添付とは簡単にいうと、どのような意味ですか? A1:書類やメールなど、主となるものに別の資料やファイルを付け加えることです。メールにPDFを付ける、申請書に証明書を添えるといった使い方をします。
Q2:「添付いたします」は正しい敬語ですか? A2:はい。ビジネスメールで使える丁寧な表現です。これから資料を添付することを伝えるときに使います。すでに添付している場合は「添付いたしました」「添付しております」などが適しています。
Q3:添付と同封は、どちらを使えばよいですか? A3:メールに電子ファイルを付ける場合は「添付」、封筒や荷物の中に書類などを一緒に入れる場合は「同封」を使います。
Q4:添付資料と添付書類には違いがありますか? A4:添付資料は説明や参考のための資料、添付書類は申請や手続きなどに添えて提出する書類を指すことが多い表現です。ただし、実際の使い分けは文書の種類や組織の慣習によって異なります。
Q5:メールの添付ファイルを忘れた場合、どう対応すればよいですか? A5:できるだけ早く再送し、添付漏れへの謝罪と資料を再送したことを伝えましょう。誤送信などによって機密情報が漏れた可能性がある場合は、社内の報告手順に従って対応してください。
まとめ:添付の意味と正しい使い方を押さえ、メールのミスを防ごう
添付とは、主となる文書やメールに、補足となる書類やファイルを付け加えることです。「添付いたします」「添付いたしました」「添付しております」は、送信のタイミングや状況に応じて使い分けると、自然で分かりやすいビジネスメールになります。
また、「同封」は封筒などに一緒に入れること、「別添」は別に添えた資料を示すこと、「送付」は相手に送り届けること、「貼付」は表面に貼り付けることを意味します。それぞれの違いを理解すれば、書類の提出やメールのやり取りで迷いにくくなります。
実務では、言葉の使い方だけでなく、ファイルの付け忘れ、宛先間違い、不要な情報の添付にも注意が必要です。送信前に宛先とファイルの内容を確認し、機密情報は組織のルールに沿って取り扱いましょう。正確な言葉選びと確実な確認を習慣にすることが、円滑なコミュニケーションと情報管理につながります。 (出典: 添付 と は(Yahoo!ニュース))