レジューサーとは?同心・偏心の違いと向き、規格・価格・選び方を徹底解説
レジューサーとは、口径の異なる配管同士を接続するための管継手です。工場設備や給排水設備、空調設備、ポンプ配管などで使用され、配管のサイズを変えながら流体を適切に送る役割を担います。似た名称の「レデューサー」もありますが、基本的には同じ部品を指します。
ただし、レジューサーには同心タイプと偏心タイプがあり、形状や設置方向を誤ると、空気だまりやドレンの滞留、ポンプの吸込性能への悪影響につながることがあります。2026年時点で適用されるJIS規格や接続方式、異径ソケットとの違い、価格の目安、圧力損失まで整理し、用途に合った選び方と施工時の注意点を解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本:レジューサーは、口径の異なる配管をつなぐ継手。レジューサーとレデューサーは、基本的に同じものを指す。
- 形状:同心タイプは配管の中心軸をそろえ、偏心タイプは片側の面をそろえる。偏心タイプは設置方向が重要。
- 選び方:JIS規格、呼び径、材質、肉厚、接続方式、使用圧力・温度を確認し、流体やポンプの条件に合わせて選ぶ。
【レジューサーとは】配管の口径を変える仕組みと役割
レジューサーは、太い配管と細い配管を接続し、流路の断面積を変えるための継手です。英語の「Reducer」に由来し、日本語では「レデューサー」「レジューサー」「レジューサ」など複数の表記が使われています。JISの鋼製突合せ溶接式管継手では「レジューサ」という名称が用いられます。
例えば、50Aの配管から25Aの配管へ接続する場合、両方の配管に適合するレジューサーを使えば、異なる呼び径の配管を一体化できます。ここでいうAは配管の呼び径を表す記号であり、実際の外径や内径がそのまま50mm、25mmになるという意味ではありません。
レジューサーが使われる主な場面
- 工場のプロセス配管:設備や機器の接続口に合わせて配管径を変更する。
- 給排水・空調設備:異なる口径の配管を接続し、設備全体の配管経路を構成する。
- ポンプの吸込・吐出配管:ポンプの接続口径に合わせながら、流れや空気だまりに配慮する。
- 蒸気・ガス・油の配管:使用流体、圧力、温度に適した材質と形状で口径を変える。
- ダクト・樹脂配管など:用途に応じた専用の縮径部品を用いて、接続径を変更する。
レジューサーの役割は、単に配管をつなぐことだけではありません。口径の変更によって流速や圧力損失が変わるため、配管設計の段階から適切な形状と寸法を選ぶ必要があります。
レジューサーとレデューサーの違い
通常の配管用継手の話であれば、両者は原則として同じ部品です。表記の違いによって、同心・偏心などの構造や性能が変わるわけではありません。
メーカーのカタログや通販サイトでは「レジューサー」「レデューサー」「レジューサ」が混在しています。製品を探す際は複数の表記を使うと候補を見つけやすくなりますが、最終的には名称ではなく、材質・寸法・接続方式・規格で適合性を判断してください。

【同心・偏心の違い】1形・2形と接続方式を比較
配管用レジューサーを選ぶ際は、まず同心か偏心かを決め、次に形状、接続方式を確認します。外観が似ていても、配管の中心軸や上面・下面の位置関係が異なり、適した使用条件も変わります。
同心レジューサー:中心軸をそろえるタイプ
同心レジューサーは、大径側と小径側の中心軸が一直線になるように設計された継手です。円すい状に口径を変えるため、配管の中心位置を維持しやすい特徴があります。
一般的な配管の口径変更や、中心位置をそろえたい箇所に適しています。ただし、水平配管で使用すると、配置条件によっては上部に空気がたまったり、下部に液体が滞留したりすることがあります。ポンプの吸込配管などでは、単に中心軸がそろうという理由だけで選ぶべきではありません。
偏心レジューサー:片側の面をそろえるタイプ
偏心レジューサーは、大径側と小径側の中心軸がずれており、片側の上面または下面を平らにつなげられる構造です。英語では「Eccentric Reducer」と呼ばれます。
水平配管で空気だまりや液体の滞留を避けたい場合に有効です。ただし、平らな面をどちらに向けるかは、流体の種類や配管の勾配、設備の構造によって異なります。偏心タイプを選んだだけで、必ず滞留を防げるわけではありません。
1形・2形は何が違う?
JIS B 2311などで用いられる1形・2形は、レジューサーの形状区分です。同心・偏心という区分とは別のものなので、混同しないようにしましょう。
- 1形:両端に直管部を設けた形状。ベル形に近い外観で、接続部の形状が特徴です。
- 2形:直管部のない円すい形状。端部間を円すい状につなぐ形が基本です。
実際に選ぶ際は、規格やメーカーの寸法表、製品図面で形状を確認してください。1形・2形の違いだけで耐圧性能や流体への適合性が決まるわけではありません。
主要なタイプの比較
| 比較項目 | 種類・形式 | 主な特徴 | 選定時の注意点 |
|---|---|---|---|
| 中心軸 | 同心レジューサー | 大径側と小径側の中心軸が一致する | 空気だまりや液体の滞留が生じないか確認する |
| 中心軸 | 偏心レジューサー | 片側の面をそろえられる | 平らな面の向きと配管勾配を確認する |
| 形状 | 1形 | 両端に直管部がある形状 | 適用規格と製品寸法を照合する |
| 形状 | 2形 | 円すい形状を基本とする | 必要な寸法や接続スペースを確認する |
| 接続方式 | 突合せ溶接 | 配管と継手の端部を突き合わせて溶接する | 材質、肉厚、溶接施工条件を確認する |
| 接続方式 | ねじ込み・フランジなど | 用途に応じた接続構造を用いる | 製品の対応口径、圧力条件、接続規格を確認する |
レジューサーと異径ソケットの違い
レジューサーと異径ソケットは、どちらも口径の異なる配管や部品を接続するために使われますが、一般的な製品の構造と用途が異なります。
レジューサーは、円すい状などの縮径部を持つ継手で、鋼製の突合せ溶接式製品が代表的です。配管径を変える区間を設けられるため、比較的大口径の配管や工場設備などで使用されます。
一方、異径ソケットは、一般に径違いソケットとも呼ばれ、異なる口径の接続口を持つねじ込み式などの継手です。小口径の配管で使用される製品が多く、接続部が短い構造になっています。JIS B 2301は、ねじ込み式可鍛鋳鉄製管継手に関する規格です。
ただし、レジューサーという名称は溶接式だけに限定されるものではありません。樹脂管や銅管などにも専用の縮径継手があります。購入時は名称だけで判断せず、接続する管の種類と端部形状を確認することが大切です。
【偏心レジューサーの向き】ポンプ吸込側で間違えないための基本
偏心レジューサーの施工で特に注意したいのが、平らな面を上にするか、下にするかという問題です。向きによって空気や液体のたまり方が変わり、ポンプの運転や配管の保守に影響することがあります。
ポンプ吸込側では平らな面を上にするのが基本
水平に設置されたポンプの吸込配管では、偏心レジューサーの平らな面を上にする方法が一般的です。特に、ポンプが液面より高い位置にある吸上げ配管では、配管上部に空気がたまると、吸込性能や運転状態に悪影響を及ぼすおそれがあります。
ポンプの実務解説を掲載するMonotaROの技術記事でも、吸込配管にレジューサーを設ける場合、空気だまりを避けるために偏心タイプを使用し、ポンプに向かって上り勾配を確保する考え方が紹介されています。
ただし、平らな面を上にすることだけで対策が完了するわけではありません。ポンプの形式、吸込方式、配管経路、流量、必要な有効吸込ヘッド(NPSH)などを総合的に確認する必要があります。
蒸気・気体の配管では平らな面を下にする場合がある
蒸気配管など、配管下部にドレンが発生する系統では、水平配管のレジューサーを平らな面が下になるように配置する方法が一般的です。下面の高さをそろえることで、縮径部に不要な段差や液体の滞留箇所をつくりにくくします。
一方、気体配管でも結露水や凝縮液が生じる場合があります。流体の状態や排液方法によって望ましい向きは変わるため、「気体なら必ず下向き」と機械的に決めるのではなく、配管全体の設計に従って判断してください。
施工前に確認したい4つのポイント
- 流体の種類:水、蒸気、空気、油など、何が流れる配管なのか。
- 平らな面の向き:空気だまりや液体の滞留を避けられる方向になっているか。
- 配管の勾配:ポンプ吸込側やドレン排出が必要な系統で、設計どおりの勾配が確保されているか。
- 機器メーカーの指定:ポンプや装置の取扱説明書、配管図、施工要領に指定がないか。
川本製作所の技術FAQでも、ポンプの吸込用と吐出し用では、同心・偏心レジューサーの使い分けが示されています。吸込側は空気だまり、吐出し側は配管の中心位置など、それぞれの条件を踏まえた選定が必要です。

【JIS規格を確認】B 2311・B 2312・B 2313の違い
工業用の配管に使用するレジューサーは、製品の呼び径だけでなく、適用されるJIS規格と使用条件を確認することが重要です。日本規格協会が公開する2024年版の規格概要では、JIS B 2311、JIS B 2312、JIS B 2313は、それぞれ対象となる鋼製管継手の種類や用途が異なります。
JIS B 2311:一般配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JIS B 2311:2024は、比較的低い使用圧力の流体を扱う一般配管向けの鋼製突合せ溶接式管継手について規定しています。対象となる流体の例には、蒸気、水、油、ガス、空気などがあります。
一般配管向けのレジューサーを選ぶ際に確認したい規格の一つです。ただし、一般配管用という名称だけで、あらゆる圧力・温度条件に使用できるわけではありません。
JIS B 2312:配管用鋼製突合せ溶接式管継手
JIS B 2312:2024は、主として圧力配管、高圧配管、高温配管、合金鋼配管、ステンレス鋼配管、低温配管、加熱炉用配管などに使用する、鋼製およびニッケルクロム鉄合金製の継目無突合せ溶接式管継手を対象としています。
高温・高圧などの条件を伴う設備では、材質、肉厚、製造方法、検査条件などを設計仕様と照合することが欠かせません。
JIS B 2313:配管用鋼板製突合せ溶接式管継手
JIS B 2313:2024は、主として圧力配管、高温配管、合金鋼配管、ステンレス鋼配管、低温配管などに使用する、長手継目を持つ鋼板製突合せ溶接式管継手について規定しています。
鋼板を用いた製造方法が特徴ですが、B 2312より必ず性能が高い、あるいは低いという単純な比較はできません。使用条件と製品仕様が適合するかどうかで判断する必要があります。
規格選定で見落としたくない注意点
JIS規格への適合は、特定の使用条件に対する寸法・材料・品質などの基準を確認する手がかりになります。しかし、規格番号だけを確認しても、個別の配管設備に使用できるかどうかは確定しません。
実際の選定では、少なくとも次の項目を照合してください。
- 適用するJIS規格と製品の形式
- 大径側・小径側の呼び径と配管の寸法系列
- 材質、肉厚、腐食への適合性
- 設計圧力と設計温度
- 流体の種類、使用環境、必要な検査条件
規格の最新版や適用範囲は、日本規格協会の規格情報と製品メーカーの技術資料で確認するのが確実です。特に2026年の設計・調達では、古い図面や過去の購入履歴だけで規格の有効性を判断せず、現行の製品仕様を照合しましょう。
【レジューサーの選び方】材質・口径・接続方式の決め方
適切なレジューサーを選ぶには、接続したい配管のサイズだけでなく、流体、圧力、温度、施工方法まで確認する必要があります。安価な製品でも条件に合わなければ使用できず、反対に、必要以上に特殊な仕様を選ぶと費用が増えることがあります。
1. 呼び径と寸法を確認する
最初に確認するのは、大径側と小径側の呼び径です。例えば、50A×25Aであれば、呼び径50Aの配管と25Aの配管を接続する製品を意味します。
ただし、呼び径が同じでも、配管の規格や肉厚によって内径・外径は異なります。接続する配管の寸法系列とレジューサーの端部寸法を確認し、溶接やフランジ接続に必要な寸法が一致するかをチェックしてください。
2. 材質を流体と使用環境に合わせる
鋼製、ステンレス鋼製、樹脂製など、レジューサーには用途に応じた材質があります。材質によって耐食性、耐熱性、機械的強度、価格が異なるため、流体と使用環境に適したものを選びます。
- 一般鋼材:適用条件を満たす一般配管などで使用する。
- ステンレス鋼:耐食性が必要な設備などで検討する。
- 合金鋼:特定の高温・高圧条件などで、設計仕様に応じて使用する。
- 樹脂:対応する樹脂管や用途別の配管システムで使用する。
材質名だけで耐圧性や耐薬品性を決めつけず、流体の濃度、温度、圧力、使用期間などを含めて適合性を確認してください。
3. 接続方式を選ぶ
配管用レジューサーには、突合せ溶接式をはじめ、用途に応じたねじ込み式やフランジ接続などがあります。接続方式は、配管の材質、口径、施工スペース、分解・交換の必要性によって選びます。
突合せ溶接式は、配管と継手の端部を突き合わせて溶接する方式です。接続する配管と継手の材質・肉厚・端部形状に応じた施工が必要です。
ねじ込み式は、ねじによって接続する方式で、小口径配管などで用いられます。ねじの規格、呼び径、シール方法を確認します。
フランジ接続は、ボルトやガスケットなどを使用して接続する方式です。機器との接続や、分解・点検を考慮した箇所などで検討されます。
4. 同心・偏心と1形・2形を決める
接続条件が決まったら、配管の中心軸をそろえる必要があるか、上面・下面をそろえる必要があるかを判断します。通常の口径変更では同心タイプが候補になりますが、ポンプ吸込配管やドレンの滞留を避けたい箇所では、偏心タイプが適している場合があります。
さらに、必要な寸法や配管スペースを踏まえて1形・2形などの形状を選定します。規格に定められた形状と、メーカー独自の製品区分が混同されないよう、製品図面を確認してください。
5. 圧力・温度・流量を照合する
レジューサーは、口径が変わる部分で流速や圧力損失に影響を与えます。使用圧力や温度に対する継手の適合性だけでなく、配管全体の流量計算も必要です。
特にポンプの吸込側では、口径変更による流速の上昇や損失が、必要な吸込条件に影響することがあります。呼び径だけを合わせて購入するのではなく、設備設計で指定された仕様と照合することが重要です。

【圧力損失と価格・費用】施工で注意したいポイント
レジューサーの価格は、口径、材質、肉厚、形状、規格、製造方法、購入数量などによって変わります。また、継手そのものの価格が安くても、施工費や溶接検査費、配管の改造費を含めると、工事全体の費用が大きくなる場合があります。
レジューサーの価格はどれくらい?
価格の一例として、通販サイトのAXELに掲載された鋼管製レジューサーには、50A×40Aで1,240円、32A×15Aで1,580円、65A×40Aで1,740円などの表示があります。これらは個別製品の掲載例であり、すべてのメーカーや仕様に共通する価格帯ではありません。
同じ呼び径でも、材質、肉厚、規格、同心・偏心の違い、メーカー、販売条件によって価格は変わります。大口径の製品や特殊材質、厚肉仕様では、価格が数万円から数十万円以上になるケースもあります。
また、実際の購入費用には、次のような項目が加わる場合があります。
- 継手本体の購入費
- 送料・梱包費
- 溶接や組立ての施工費
- 非破壊検査などの検査費用
- 既設配管の切断・撤去・再施工費
予算を比較する際は、製品単価だけでなく、必要な施工と検査を含めた総額で判断してください。特注品や短納期品は、標準品より納期や費用の負担が大きくなる可能性があります。
配管の圧力損失はなぜ発生する?
配管の圧力損失とは、流体が配管や継手を通過するときに、摩擦や流れの乱れなどによって失われる圧力のことです。レジューサーでは流路の断面積が変化するため、流速や流れの状態が変わり、局所的な圧力損失が発生します。
同じ流量を保ったまま配管の内径を小さくすると、断面積が減るため流速は上昇します。流速の上昇は圧力損失を増やす要因となり、特にポンプの吸込側では運転条件に影響することがあります。
圧力損失の大きさは、縮径比、形状、流量、流体の密度や粘度、レイノルズ数などに左右されます。そのため、「同心より偏心のほうが必ず圧力損失が小さい」「1形なら必ず損失が少ない」といった単純な判断はできません。
必要な場合は、配管全体の圧力損失を計算し、レジューサーだけでなく、エルボ、バルブ、配管長、内径なども含めて評価します。ポンプ設備では、必要流量と揚程に加え、吸込側の条件も考慮することが重要です。
施工時に避けたい失敗
- 口径だけで購入する:材質、肉厚、接続規格が適合せず、施工できない可能性がある。
- 偏心タイプの向きを間違える:空気だまりやドレンの滞留が発生し、設備の運転に影響することがある。
- 必要以上に急な縮径を採用する:流速や圧力損失が設計条件に合わなくなる可能性がある。
- 溶接条件を確認しない:材質や肉厚に適した施工条件を満たせず、接合部の品質に問題が生じるおそれがある。
- 規格名だけで適合と判断する:設計圧力、温度、流体、検査条件などが一致しない場合がある。
配管施工では、レジューサー単体の形状だけでなく、前後の配管や機器との取り合いが重要です。施工前に図面と製品仕様を照合し、必要に応じて配管設計者や機器メーカーに確認してください。
【レジューサーとは】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:レジューサーとレデューサーは別の部品ですか?
A1:通常の配管用継手では、基本的に同じ部品を指します。JISでは「レジューサ」という表記が用いられますが、メーカーや販売サイトでは「レデューサー」と表記されることもあります。名称よりも、寸法・材質・接続方式・規格を確認することが大切です。
Q2:同心レジューサーと偏心レジューサーは、どちらを選べばよいですか?
A2:配管の中心軸をそろえたい場合は同心タイプ、水平配管で空気や液体の滞留を避けるために片側の面をそろえたい場合は偏心タイプが候補になります。ポンプ吸込側などでは、配管勾配や平らな面の向きまで含めて選定してください。
Q3:ポンプの吸込側では、偏心レジューサーの平らな面を上にするのですか?
A3:水平なポンプ吸込配管では、空気だまりを避けるため、平らな面を上にするのが一般的な基本です。特に吸上げ配管では、ポンプに向かって上り勾配を確保することも重要です。ただし、設備の構造や運転条件によって適切な施工方法は異なるため、ポンプメーカーの指定と配管図を確認してください。
Q4:JIS B 2311とJIS B 2313は、何が違いますか?
A4:JIS B 2311:2024は、比較的低い使用圧力の一般配管向けの鋼製突合せ溶接式管継手を対象とします。JIS B 2313:2024は、主として圧力配管などに用いる、長手継目を持つ鋼板製突合せ溶接式管継手を対象とします。用途だけでなく、材質や製造方法、設計条件に適合するかを確認して選んでください。
Q5:レジューサーと異径ソケットは、どう使い分けますか?
A5:レジューサーは、縮径部を介して異なる口径の配管をつなぐ継手で、鋼製の溶接式製品が代表的です。異径ソケットは、小口径のねじ込み配管などで使われる径違いの接続継手です。ただし、用途や構造は製品によって異なるため、配管の材質と接続端部に合うものを選ぶ必要があります。
Q6:レジューサーの価格は、何によって変わりますか?
A6:主に呼び径、材質、肉厚、規格、形状、製造方法、購入数量によって変わります。さらに、溶接、検査、送料、既設配管の改造などが必要な場合は工事費も加わります。複数の製品を比較する際は、同じ仕様・条件で見積もりを取ることが大切です。
まとめ:失敗しないレジューサー選びの判断基準
レジューサーは、口径の異なる配管をつなぎ、設備に必要な流路を構成するための継手です。レジューサーとレデューサーは基本的に同じものを指しますが、製品ごとに材質、寸法、接続方式、適用規格が異なります。
選定では、まず接続する配管の呼び径と寸法を確認し、次に同心・偏心の違い、1形・2形などの形状、溶接・ねじ込み・フランジといった接続方式を決めます。そのうえで、JIS B 2311、JIS B 2312、JIS B 2313などの適用規格と、設計圧力・温度・流体条件を照合してください。
特に注意したいのは、偏心レジューサーの向きと圧力損失です。ポンプ吸込側では空気だまりを防ぐ配置が重要になり、蒸気配管などではドレンの滞留を避ける設計が求められます。平らな面の向きや配管勾配は、流体と設備条件に合わせて判断する必要があります。
価格だけで選ぶのではなく、規格適合性、施工性、圧力損失、保守性まで含めて比較することが、長期的な設備の信頼性と費用対効果につながります。購入前には最新の規格情報とメーカーの製品図面を確認し、必要に応じて設計担当者や施工業者と仕様をすり合わせましょう。 (出典: レ ジューサー と は(Yahoo!ニュース))