A3用紙サイズは何cm?2026年版・寸法から印刷設定、郵送・保管のコツまで徹底解説
A3用紙サイズは、縦420mm×横297mm、センチメートルでは42cm×29.7cmです。A4用紙を2枚並べた大きさに相当し、面積はA4の2倍。ポスターや設計図、会議資料、飲食店のメニューなど、文字や図表を大きく見せたい場面で活躍します。
一方、A3で印刷するには対応プリンターや用紙設定の確認が必要です。郵送するときも、A4と同じ感覚で封筒を選ぶとサイズ規定に収まらないことがあります。2026年版として、インチ換算、ISO 216の規格、A4との比較、印刷設定、郵送・保管のポイントまで、実際に使う場面を想定して整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 寸法:A3は297×420mm、29.7×42cm、約11.69×16.54インチ。
- 面積と規格:A4の2倍の面積で、ISO 216に基づくA判の用紙。短辺と長辺の比率は約1:√2です。
- 実用上の注意:印刷前に用紙サイズと倍率を確認し、郵送では定形外郵便の規格外を基本に検討。保管時は湿気と反りを防ぎます。
【A3用紙サイズ】は何mm・何cm?インチ換算も一目で確認
A3用紙の標準寸法は、短辺297mm、長辺420mmです。縦向きなら横297mm×縦420mm、横向きなら横420mm×縦297mmとなります。向きを変えても用紙そのもののサイズは変わりません。
ラクスルの用紙サイズ一覧やHPの用紙規格資料でも、A3は297×420mmとして示されています。海外向けのデータ作成やインチ単位の設定が必要な場合は、インチ換算も押さえておくと便利です。
- ミリメートル:297×420mm
- センチメートル:29.7×42cm
- インチ:約11.69×16.54インチ
- 面積:124,740mm²、1,247.4cm²、約0.12474m²
ここで注意したいのが、寸法の順番です。印刷会社の仕様書では「297×420mm」と短辺から記載する場合が多い一方、デザインソフトでは横幅と高さの順で表示されることがあります。横向きのデータを作るときは、420×297mmと表示されても、A3ではないと判断する必要はありません。
また、A3と似た名称の「A3ノビ」は別の用紙サイズです。A3より大きく、印刷後に周囲を裁ち落とす用途などで使われます。寸法は機器や印刷サービスの仕様によって異なるため、A3ノビをA3と同じサイズとして扱わないようにしましょう。

【A3サイズとA4を比較】面積は2倍、拡大縮小率は約141%
A3とA4の違いは、単純な縦横の寸法だけではありません。A3はA4の2倍の面積を持ち、資料を大きく見せたり、複数の情報を1枚にまとめたりするのに向いています。
例えば、A4の資料をA3に拡大すると、文字や図形の縦横の寸法は約1.414倍になります。コピー機でA4からA3へ拡大する場合の目安は141%、A3からA4へ縮小する場合は約71%です。倍率を指定するときは、機器の設定表示に従ってください。
| 項目 | A3 | A4 |
|---|---|---|
| 寸法 | 297×420mm | 210×297mm |
| センチ換算 | 29.7×42cm | 21×29.7cm |
| インチ換算 | 約11.69×16.54インチ | 約8.27×11.69インチ |
| 面積 | 1,247.4cm² | 623.7cm² |
| 面積の比率 | A4の2倍 | 基準となる大きさ |
| 主な用途 | 図面、ポスター、一覧表、メニュー | 報告書、契約書、一般的な配布資料 |
表の面積は、縦横の寸法を掛け合わせた値です。A3は297×420=124,740mm²、A4は210×297=62,370mm²となり、A3の面積はA4のちょうど2倍です。
ただし、A3にすれば必ず資料が読みやすくなるわけではありません。文字が小さすぎる資料を拡大するのには効果的ですが、情報量そのものが多すぎる場合は、レイアウトを整理したほうが読みやすくなります。配布や持ち運びを優先するならA4、一覧性や視認性を優先するならA3という選び方が実用的です。
【ISO 216と白銀比】A3の縦横比が使いやすい理由
A3は、国際規格ISO 216で定められたA判の用紙サイズです。日本でもA判は広く使われており、コピー用紙やビジネス文書、印刷物の基本的なサイズ体系として定着しています。
A判の特徴は、用紙を半分に切ったり折ったりしても、縦横比がほぼ変わらないことです。この比率は短辺と長辺で約1:√2、数値にすると約1:1.414です。日本では、A判に採用されているこの比率を「白銀比」と呼ぶことがあります。
例えば、A3を長辺の中央で二つ折りにすると、297×210mmとなり、A4と同じ寸法になります。A4を半分にすればA5、A3をさらに大きくしたサイズがA2というように、A判は同じ比率を保ちながら段階的にサイズを変えられます。
この仕組みは、印刷や資料制作で大きな利点になります。A4で作成したレイアウトをA3に拡大しても縦横の比率が崩れにくく、逆にA3の資料をA4に縮小する場合も、基本的な配置を維持できます。
ただし、寸法はミリ単位に丸められているため、実際の縦横比は理論値と完全に一致するわけではありません。また、白銀比という呼称は分野によって説明の仕方が異なることがあります。用紙の規格を確認する際は、呼び名だけでなく、297×420mmという実寸とISO 216のA判であることを基準にするのが確実です。

【A3用紙の主な用途】ポスター・図面・二つ折りメニューに最適
A3は、A4では小さくなりやすい情報を、1枚にまとめたいときに適したサイズです。掲示物、設計資料、飲食店のメニューなど、用途によってメリットが変わります。
1. A3ポスター・告知物
A3ポスターは、店頭の案内、イベント告知、社内掲示などに利用できます。29.7×42cmの範囲があるため、見出しや写真を大きく配置しながら、日時や場所などの詳細も記載できます。ただし、遠くから見せる大型ポスターとして使うなら、A2やB2など、より大きいサイズのほうが適する場合があります。
2. A3サイズの図面・設計資料
建築・設備関連の資料や、グラフ、工程表、組織図などにもA3が使われます。A4では複数ページに分かれてしまう情報を1枚に配置でき、全体の関係性を把握しやすくなるためです。ただし、図面の指定寸法や縮尺がある場合は、印刷時に「用紙に合わせる」を選ぶと縮尺が変わる可能性があります。指定された出力条件を優先してください。
3. A3二つ折りメニュー
飲食店のメニューでは、A3を二つ折りにしてA4相当の仕上がりにする方法があります。広げた状態では写真や料理一覧を大きく見せられ、閉じれば扱いやすいサイズになります。折り目をまたいで文字や写真を配置すると見づらくなることがあるため、中央の折り位置を意識したデザインが必要です。
4. 会議資料・一覧表
売上実績、スケジュール、比較表など、横方向に項目が増える資料にも向いています。特に、列が多い表をA4に縮小して文字が読みにくくなる場合は、A3で出力することで情報の見通しを改善できます。
用途を選ぶときの基準は、「A3に収まるか」だけではありません。掲示距離、閲覧人数、持ち運びの頻度、折りたたむ必要性まで考えると、A3が適しているか判断しやすくなります。
【A3用紙の印刷設定】余白・倍率・解像度で失敗を防ぐ
A3印刷で起こりやすい失敗は、用紙サイズの選択ミス、意図しない縮小、端の文字や画像の欠けです。プリンターがA3に対応しているか確認したうえで、文書ソフトとプリンタードライバーの設定を合わせることが基本になります。
用紙サイズはアプリとプリンターの両方で確認する
WordやPDFなどで印刷するときは、文書のページサイズをA3に設定し、印刷画面でもA3を選択します。文書側がA3でも、プリンター側がA4になっていると、縮小印刷や分割印刷が発生する場合があります。給紙トレイや手差しトレイに、A3用紙を正しくセットできているかも確認しましょう。
原寸印刷と用紙に合わせる設定を使い分ける
寸法を正確に維持したい図面や設計資料では、原寸印刷や100%の設定が基本です。余白を含めて確実に用紙内へ収めたい資料では、「用紙に合わせる」が便利ですが、出力寸法が変わる可能性があります。用途に合わせて設定を選び、重要な資料は印刷後に寸法を確認してください。
余白と塗り足しを確認する
一般的な家庭用・オフィス用プリンターでは、用紙の端まで印刷できない機種があります。全面に色や写真を配置したい場合は、フチなし印刷に対応しているかを確認します。印刷会社に入稿するデータでは、仕上がり線の外側に塗り足しを求められる場合があります。必要な幅は注文先の入稿規定に従ってください。
画像の解像度は仕上がり寸法から考える
写真や画像をA3で鮮明に印刷したい場合は、実際に配置する大きさで十分な解像度を確保します。300dpiを目安にA3全面へ配置するなら、画像サイズはおよそ3508×4961ピクセルが計算上の目安です。ただし、必要な解像度は画像の種類、印刷方式、見る距離によって異なります。
なお、A3対応プリンターでも、用紙の種類や厚さによって給紙方法が異なる場合があります。厚紙や光沢紙を使用する場合は、機器の取扱説明書にある対応用紙とセット方法を確認しましょう。

【A3用紙の郵送・保管方法】折らずに送るには?反りを防ぐには?
A3の書類やポスターを折らずに送るなら、A3が入る封筒や適切な梱包材を用意します。A3の平らな状態は短辺29.7cm、長辺42cmなので、一般的な定形郵便物のサイズには収まりません。
日本郵便の第一種郵便物の案内では、定形外郵便物は「規格内」と「規格外」に分かれています。規格内は長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内です。A3を折らずに封入すると長辺と短辺がこの上限を超えるため、通常は定形外郵便物の規格外として検討します。
規格外は長辺60cm以内、縦・横・厚さの合計90cm以内、重さ4kg以内という条件があります。A3を封筒に入れる場合は、封筒や保護材を含めた寸法・重量で判断してください。郵便料金は重さなどによって変わるため、差し出す前に日本郵便の最新の料金表で確認するのが確実です。
ポスターなどを筒状にして送る方法もありますが、梱包後の寸法や利用する配送サービスの条件を確認する必要があります。折り目を付けたくない図面や契約関連資料は、厚紙を添えて折れ曲がりを防ぐと安心です。
保管では湿気と直射日光を避ける
未使用のA3用紙は、購入時の包装に入れたまま、湿気の少ない平らな場所に保管します。開封後も残った用紙を包装紙や袋に戻し、立てかけずに水平に置くと、反りや折れを防ぎやすくなります。
富士フイルムビジネスイノベーションやプリンターメーカーの保管案内でも、湿気を含んだ用紙は紙詰まりや画質不良の原因になるとされています。床への直置き、直射日光、高温多湿の場所、空調機やヒーターの近くは避けましょう。
印刷済みのポスターやメニューを長期間保管する場合は、十分に乾燥させてからファイルや保護ケースに入れ、折れや表面の擦れを防ぎます。長期保管が目的なら、紙質や印刷方式に応じた保存方法も確認してください。
【A3用紙サイズ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:A3用紙は何インチですか?
A1:約11.69×16.54インチです。短辺297mmが約11.69インチ、長辺420mmが約16.54インチに相当します。
Q2:A4対応プリンターでA3を印刷できますか?
A2:A4までしか対応していないプリンターでは、A3用紙をそのまま印刷できません。A3対応機器を使うか、A4に縮小する、複数ページに分割して印刷するなどの方法を検討してください。
Q3:A3用紙を二つ折りにすると何サイズになりますか?
A3:420mmの辺を半分に折ると、297×210mmとなり、A4と同じ寸法になります。二つ折りメニューや冊子の表紙などに使われる方法です。
まとめ:A3用紙サイズは寸法・用途・仕上がりから選ぶ
A3用紙の標準寸法は297×420mm、29.7×42cm、インチ換算で約11.69×16.54インチです。面積は1,247.4cm²で、A4の2倍に相当します。ISO 216のA判に採用された約1:√2の縦横比により、A4との拡大縮小や二つ折りが扱いやすいことも特徴です。
【プロの結論】A3を選ぶときは、用紙サイズだけでなく、何をどの距離から見せるか、原寸が必要か、折らずに保管・郵送するかを基準に考えるのが実用的です。
- 図面や寸法が重要な資料:倍率を確認し、原寸印刷を優先する。
- ポスターやメニュー:文字の読みやすさと折り位置を考えてレイアウトする。
- 郵送する書類:封筒や梱包材を含めた寸法・重量を確認する。
- 用紙や印刷物を保存する場合:湿気、直射日光、折れや反りを避ける。
A3は、情報を大きく見せたいときに便利なサイズです。用途に合った用紙と印刷設定を選び、仕上がりの寸法まで確認することで、印刷ミスや郵送時のトラブルを減らせます。 (出典: a3 用紙 サイズ(Yahoo!ニュース))