13日の金曜日のジェイソンは第1作の犯人?正体と歴代12作品を徹底解説【2026年版】
ホラー映画『13日の金曜日』の象徴として知られる、ホッケーマスク姿の殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズ。しかし、1980年公開の第1作を見直すと、実際に殺人を繰り返していた人物はジェイソンではありません。真犯人は、息子の死をきっかけに復讐を始めた母親のパメラ・ボーヒーズです。ジェイソン自身が本格的に殺人鬼として登場するのは、続編の『13日の金曜日 PART2』からでした。
この意外な設定を理解すると、ジェイソンの生い立ちや殺人の動機、ホッケーマスクの誕生、そして宇宙を舞台にした『ジェイソンX 13日の金曜日』まで、シリーズ全体の見え方が変わります。2026年には母パメラを中心に描く前日譚ドラマ『Crystal Lake』も米国で配信が始まり、シリーズの原点にも改めて注目が集まっています。歴代12作品の違いとともに、ジェイソンの正体を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:1980年公開の第1作の犯人は母パメラ・ボーヒーズ。ジェイソンは終盤に少年の姿で登場しますが、殺人の実行犯ではありません。
- 要点2:ジェイソンが殺人鬼として本格登場するのは第2作、トレードマークのホッケーマスクを初めて着用するのは第3作です。
- 要点3:映画シリーズは全12作品。『ジェイソンX』では舞台が未来の宇宙へ移り、2009年版はオリジナルの続編ではなくリブート作品として楽しめます。
【第1作の犯人は誰?】ジェイソンではなく母パメラが殺人鬼だった
1980年公開の『13日の金曜日』は、キャンプ場クリスタル・レイクを舞台に、再開を準備する若者たちが次々と襲われるスラッシャー映画です。物語の中心となる殺人事件を引き起こしていたのは、ジェイソンの母親であるパメラ・ボーヒーズでした。
パメラの息子ジェイソンは、幼いころにクリスタル・レイクで溺れたとされています。キャンプ場の監視が不十分だったことが悲劇につながり、パメラは息子を失った悲しみと怒りを抱えるようになります。そして、キャンプ場の再開に関わる人々を敵とみなし、復讐を実行していくのです。
パメラを演じたのはベッツィ・パーマー。序盤から正体を明かさずに進む物語は、犯人が誰なのかを観客に考えさせるミステリーの構造を持っています。最後に真犯人が明らかになる展開は、現在のジェイソンのイメージを知っている人ほど意外に感じるはずです。
では、第1作にジェイソンは登場しないのでしょうか。実は、物語の終盤、湖にいる生存者アリスの前に少年ジェイソンが現れる場面があります。水中から突然飛び出すこの演出は、作品を締めくくる強烈な恐怖の瞬間です。ただし、これは主犯がジェイソンだったという意味ではなく、劇中の殺人を実行していたのはあくまでパメラです。
この場面は夢や幻覚とも解釈され、ジェイソンが生きているのかという疑問を残します。続編の制作によって、その疑問がシリーズを動かす重要な設定へと発展しました。

【ジェイソンの正体と生い立ち】なぜ殺人鬼になったのか?
ジェイソン・ボーヒーズは、ホラー映画『13日の金曜日』シリーズに登場する架空の人物です。母親を失った復讐者というだけでなく、クリスタル・レイクに近づく人間を襲い続ける、シリーズを代表する怪物へと変化していきました。
1981年公開の『13日の金曜日 PART2』では、第1作から生き延びていたジェイソンが、成人した姿で登場します。パメラを倒したアリスも新たな犠牲者となり、ジェイソンは母親を失った怒りを抱えながら、クリスタル・レイク周辺に戻ってきた人々を次々と襲います。
この設定によって、第1作で語られた「湖で溺れて死んだ少年」という過去が、シリーズの大きな謎へと変わりました。続編では、ジェイソンは実際には生き延び、森の中で人目を避けて暮らしていたという設定が示されます。彼が成長していた理由も、最初の作品とは異なる続編側の解釈によって補われたわけです。
ジェイソンが殺人鬼になった理由を理解するうえで重要なのは、母親の死とクリスタル・レイクへの執着です。第2作では、母親を殺されたことへの復讐と、自分の縄張りに侵入する人間への敵意が行動の背景として描かれます。第1作のパメラと第2作以降のジェイソンは、動機こそ異なるものの、キャンプ場で起きた悲劇によってつながっています。
ただし、シリーズが進むにつれて、ジェイソンの人物像は大きく変わります。初期作品では森に潜む人間の殺人鬼という側面が目立ちますが、『13日の金曜日 PART6/ジェイソンは生きていた!』以降は、蘇生や超人的な耐久力など、超自然的な怪物としての性格が強くなっていきます。
そのため、ジェイソンの正体を一言で説明するなら、「母親の死をきっかけに復讐を始めた人物」でありながら、作品を重ねるごとに人間の枠を超えていった存在です。各作品の設定には違いもあるため、すべての出来事を一貫した現実的な生い立ちだけで説明するのは難しい面があります。
【ホッケーマスクの由来】ジェイソンの象徴は第2作ではなく第3作から
ジェイソンといえば、顔を覆う白いホッケーマスクと手にした刃物を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、あの姿は第1作にも第2作にも登場しません。ホッケーマスクが初めて使われたのは、1982年公開の『13日の金曜日 PART3』です。
第2作のジェイソンは、頭に麻袋をかぶった姿で登場します。顔を隠すための袋には片目の部分だけ穴が開いており、ホッケーマスクとは異なる不気味さを演出しています。この麻袋姿は、まだキャラクターの外見が定着する前のジェイソンを象徴するデザインです。
第3作では、いたずら好きの青年シェリーが持っていたホッケーマスクをジェイソンが手に入れます。以降、このマスクがキャラクターのトレードマークとして定着し、後続作品や関連商品でも繰り返し使われるようになりました。
制作の裏側にも興味深い経緯があります。映画制作時の証言やホラー映画関連の取材記事によると、3D撮影の照明テストで特殊メイクを施す手間を省くため、スタッフのマーティン・ジェイ・サドフが持っていたゴールテンダー用のマスクを俳優に着けたことが、採用のきっかけになったとされています。監督のスティーブ・マイナーがその見た目を気に入り、ジェイソンの新しいビジュアルへ発展しました。
つまり、ホッケーマスクはジェイソンがホッケー選手だったことを示す設定上のアイテムではありません。撮影現場で生まれた視覚的なアイデアが、シリーズを象徴するデザインへと成長したのです。
この変化は、ジェイソンというキャラクターのブランド化を考えるうえでも重要です。顔の表情が見えないマスクは、観客が相手の感情を読み取ることを難しくし、ジェイソンの無言で迫る恐怖を際立たせます。作品ごとに衣装やマスクの状態が変わっても、シルエットだけでキャラクターを認識できるようになりました。

【歴代作品一覧】13日の金曜日の映画シリーズ全12作品を公開順に比較
映画『13日の金曜日』シリーズは、1980年の第1作から2009年版まで、全12作品が公開されています。作品名が似ているうえ、途中でジェイソンが一時的に主役の殺人鬼ではなくなる作品や、未来・宇宙を舞台にした作品もあるため、公開順で整理すると理解しやすくなります。
| 公開年 | 作品名 | ジェイソンと物語の主な特徴 |
|---|---|---|
| 1980年 | 『13日の金曜日』 | 母パメラが犯人。ジェイソンは終盤に少年の姿で登場。 |
| 1981年 | 『13日の金曜日 PART2』 | 成人したジェイソンが本格的な殺人鬼として登場。麻袋姿が特徴。 |
| 1982年 | 『13日の金曜日 PART3』 | ホッケーマスクが初登場し、シリーズの象徴的な姿が確立。 |
| 1984年 | 『13日の金曜日・完結編』 | トミー・ジャービスが登場。ジェイソンとの対決が描かれる。 |
| 1985年 | 『新・13日の金曜日』 | 模倣犯が中心となり、ジェイソン本人が殺人を行う作品ではない。 |
| 1986年 | 『13日の金曜日 PART6/ジェイソンは生きていた!』 | ジェイソンが蘇り、超自然的な怪物としての側面が強まる。 |
| 1988年 | 『13日の金曜日 PART7/新しい恐怖』 | 超能力を持つ少女とジェイソンの対決が見どころ。 |
| 1989年 | 『13日の金曜日 PART8/ジェイソンN.Y.へ』 | 舞台が船上やニューヨークへ移り、行動範囲が広がる。 |
| 1993年 | 『ジェイソン/地獄のデッドエンド』 | 肉体や魂をめぐる超自然的な設定が前面に出る。 |
| 2002年 | 『ジェイソンX 13日の金曜日』 | 未来の宇宙船が舞台。SF要素を大胆に取り入れた異色作。 |
| 2003年 | 『フレディVSジェイソン』 | 『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガーと対決するクロスオーバー。 |
| 2009年 | 『13日の金曜日』 | 設定を再構成したリブート作品。1980年版の直接的な続編ではない。 |
この一覧で特に注意したいのは、1985年の『新・13日の金曜日』です。タイトルやシリーズの位置づけからジェイソン本人が暴れているように思われがちですが、実際には模倣犯が物語の中心となります。ジェイソンが登場する映画を見たい場合は、この違いを押さえておくと混乱しません。
また、1986年の『ジェイソンは生きていた!』では、ジェイソンが超自然的な力を持つ存在として描かれます。シリーズはここから、現実的な殺人鬼の恐怖に加えて、何度倒しても戻ってくる怪物という方向へ大きく舵を切りました。
1989年の『ジェイソンN.Y.へ』では舞台がクリスタル・レイク周辺を離れ、1993年の『ジェイソン/地獄のデッドエンド』では肉体や魂に関わる設定が導入されます。こうした変化を追うと、同じ殺人鬼を中心にしながら、シリーズが時代に応じて物語の幅を広げてきたことがわかります。
初めて見る人には、まず1980年の第1作から公開順に視聴する方法がおすすめです。パメラの犯行、ジェイソンの本格登場、ホッケーマスクの誕生という重要な変化を順番に体験できるため、キャラクターの成り立ちを理解しやすくなります。
【ジェイソンX 13日の金曜日】あらすじと宇宙を舞台にした異色の魅力
『ジェイソンX 13日の金曜日』は、2002年公開のシリーズ第10作です。これまでの作品がキャンプ場や湖、都市などを主な舞台にしていたのに対し、本作では物語の舞台が遠い未来の宇宙へと移ります。
物語の舞台は2455年。ジェイソンは冷凍状態で保管されていたところを未来の人々に発見され、宇宙船へ運ばれます。しかし、再び目覚めたジェイソンは船内の乗組員たちを襲い始め、逃げ場の限られた宇宙船が新たな恐怖の舞台となります。
この設定の面白さは、ジェイソンというキャラクターの基本構造を維持しながら、SF映画の要素を持ち込んだ点にあります。宇宙船という閉鎖空間は、逃げ場のないキャンプ場と同じく、登場人物を追い詰めるための舞台装置として機能します。未来の科学技術が発達しても、ジェイソンの脅威から逃れられるとは限りません。
さらに本作では、ジェイソンがより強力な存在へ変化する展開も描かれます。従来のシリーズが持つ残酷な殺人描写と、近未来的な映像表現が組み合わさり、初期作品とは異なる楽しみ方ができる作品になっています。
一方、昔ながらの『13日の金曜日』らしい森や湖の不気味さ、現実的な閉塞感を求める人にとっては、SF色の強さが好みを分けるポイントです。初期作品の空気感を楽しみたいなら第1作から第3作、ジェイソンという怪物の限界を超えた展開を見たいなら『ジェイソンX』というように、目的に応じて選ぶとよいでしょう。

【2026年の視点】映画シリーズはどの順番で見るべき?前日譚ドラマとの違い
2026年10月には、シリーズの原点を別の角度から描く前日譚ドラマ『Crystal Lake』が米国のPeacockで配信開始となりました。NBCUniversalの公式発表によると、全8話で構成され、母パメラ・ボーヒーズと幼いジェイソンを中心に、第1作以前の出来事を描きます。
このドラマは映画の第13作ではなく、映画シリーズの前日譚にあたるテレビシリーズです。映画の歴代作品一覧と混同せず、パメラがどのような人物として描かれるのかを知るための別軸の作品として考えると整理しやすくなります。
映画シリーズを初めて見る場合は、基本的に公開順がおすすめです。第1作でパメラの犯行を知り、第2作でジェイソンが生きていたという設定に触れ、第3作でホッケーマスクの姿が完成するという流れが、キャラクターの変化を理解するうえで最も自然だからです。
シリーズを見慣れた人は、作品ごとのジャンルの違いを基準に選ぶ方法もあります。謎解きと心理的な恐怖を重視するなら第1作、典型的なジェイソン像を楽しみたいなら第3作以降、超自然的な怪物としての活躍を見たいなら第6作以降、SFとの融合に興味があるなら『ジェイソンX』が候補になります。
なお、2009年の『13日の金曜日』は、1980年版から続く物語をそのまま継承した続編ではなく、設定を再構成したリブート作品です。初期作品の設定をすべて踏まえてから見る必要はなく、現代的に再構成されたジェイソンを知りたい人にも向いています。
【13日の金曜日ジェイソン】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:『13日の金曜日』第1作の犯人はジェイソンですか?
A1:いいえ。1980年公開の第1作で殺人を実行していたのは、ジェイソンの母パメラ・ボーヒーズです。ジェイソンは終盤に少年の姿で登場しますが、主犯ではありません。
Q2:ジェイソンが初めて殺人鬼として登場した映画はどれですか?
A2:1981年公開の『13日の金曜日 PART2』です。第1作では母親の犯行が中心でしたが、続編では生き延びていたジェイソンが成人した姿で登場し、殺人鬼として物語を引き継ぎます。
Q3:ジェイソンがホッケーマスクを初めて着けたのは何作目ですか?
A3:1982年公開の『13日の金曜日 PART3』です。第2作では麻袋を頭にかぶっており、ホッケーマスクは第3作からトレードマークになりました。
Q4:『ジェイソンX』はシリーズの何作目ですか?
A4:2002年公開の第10作です。舞台は西暦2455年の未来で、冷凍状態から目覚めたジェイソンが宇宙船の乗組員たちを襲うSFホラー作品です。
Q5:映画『13日の金曜日』はどの順番で見るのがおすすめですか?
A5:初めて見るなら公開順がおすすめです。第1作、第2作、第3作と続けて見ることで、パメラからジェイソンへの主役の交代と、ホッケーマスクが定着するまでの流れを理解できます。2009年版はリブート作品として別に楽しめます。
まとめ:ジェイソンの正体を知ればシリーズの見方が変わる
『13日の金曜日』のジェイソン・ボーヒーズは、最初から殺人鬼として登場したわけではありません。1980年の第1作では、息子を失った母パメラが復讐を実行し、ジェイソンは物語の終盤に少年の姿で現れます。そして1981年の第2作で成人したジェイソンが殺人鬼となり、1982年の第3作でホッケーマスク姿が確立されました。
その後、シリーズは模倣犯を扱う作品、超自然的な怪物へと変化する作品、ニューヨークや宇宙を舞台にした作品など、多様な方向へ展開します。『ジェイソンX』はその大胆な変化を象徴する一本であり、ジェイソンが単なるキャンプ場の殺人鬼を超えた存在になったことを示しています。
【プロの結論】ジェイソンを正しく理解するためのポイントは、「第1作の犯人」「第2作での本格登場」「第3作でのホッケーマスク誕生」を分けて考えることです。この3つを押さえれば、生い立ちや殺人の動機、シリーズの設定変更が整理しやすくなります。初めて見る人は公開順、シリーズを知り尽くした人は作品ごとのジャンルや設定の違いに注目すると、それぞれの楽しみ方が見つかるはずです。
2026年の前日譚ドラマ『Crystal Lake』も加わり、パメラとジェイソンの原点は新たな視点から描かれています。映画の歴史を振り返りながら、母親の復讐から始まった物語が、どのようにホラー映画を代表するキャラクターへと発展したのかを見比べてみてください。
主な参照資料:パラマウントの映画作品紹介、AFI Catalogの『13日の金曜日 PART2』作品記録、The Hockey Newsのホッケーマスクに関する記事、Rotten Tomatoesの『ジェイソンX』作品情報、NBCUniversalの『Crystal Lake』配信発表。
(出典: 13 日 の 金曜日 ジェイソン(Yahoo!ニュース))