花粉症はいつから?2026年の飛散開始日・ピークと対策時期を地域別に徹底解説
花粉症はいつから始まるのか。一般的に、スギ花粉は2〜4月、ヒノキ花粉は3〜5月が飛散時期の目安ですが、実際の開始日やピークは地域や気温によって変わります。2026年の春は、東京都が2月13日を都内で最も早いスギ花粉の飛散開始日として確認しました。さらに、東京都のシーズン終了後の検証では、今春のスギ・ヒノキ花粉の飛散数が昨春の1.8倍、過去10年平均の1.5倍に達したことが明らかになっています。
花粉症対策で大切なのは、症状が出てから慌てて薬を用意するのではなく、花粉の種類と地域ごとの飛散時期を把握し、早めに備えることです。2026年の実測データを踏まえ、スギ・ヒノキのピーク、秋花粉の種類、薬を飲み始めるタイミング、東京都アレルギー情報navi.などの情報源まで、知っておきたいポイントを整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 花粉症が始まる時期:スギは2〜4月、ヒノキは3〜5月が目安。秋にはブタクサやヨモギなどの花粉も飛散する。
- 2026年の東京都の実績:スギ花粉の飛散開始日は2月13日。春のスギ・ヒノキ花粉の飛散数は昨春の1.8倍、過去10年平均の1.5倍だった。
- 対策を始める時期:毎年症状が出る人は、飛散開始前から準備を。薬の使用開始時期は医師・薬剤師に相談し、舌下免疫療法は花粉シーズン終了後から次のシーズン前に検討する。
【花粉症はいつから?】2026年は東京都で2月13日にスギ花粉が飛散開始
花粉症の代表的な原因となるスギ花粉は、一般的に2月ごろから飛び始め、3月を中心に飛散量が増えます。続いてヒノキ花粉が3〜5月ごろに飛散するため、春の花粉症は2月から5月ごろまで続くことがあります。ただし、これは全国一律の日程ではありません。
2026年の東京都では、当初、都内のスギ花粉の飛散開始日を2月10〜12日ごろと予測していました。その後、東京都は2月13日を都内の観測地点で最も早い飛散開始日として確認。過去10年の平均より1日早く、2025年と同じ日付でした。
東京都の発表では、飛散開始日は、1月以降に1平方センチメートル当たり1個以上の花粉が連続して観測された初日を基本に判定します。ただし、一時的な飛散を本格的なシーズン開始と誤認しないための条件も設けられています。
ここで注意したいのが、「飛散開始日」と「花粉症の症状が出始める日」は同じではないという点です。飛散開始日の前にも少量の花粉が飛ぶことがあり、花粉に敏感な人は、公式な開始日より前からくしゃみや鼻水などの症状を感じる場合があります。
また、2026年春の東京都の実測結果は、シーズン前の予測を上回るものでした。東京都が9月に公表した検証結果によると、2026年1月5日から5月13日までのスギ・ヒノキ花粉の飛散数は、都内12地点の平均で昨春の1.8倍、過去10年平均の1.5倍。花粉別では、昨春と比べてスギが1.5倍、ヒノキが3.6倍でした。
この結果が示すのは、飛散開始日だけで対策の必要性を判断するのは不十分だということです。花粉の量や飛散期間にも目を向け、地域の観測情報を継続的に確認する必要があります。
【地域別カレンダー】スギ・ヒノキの飛散時期とピークはいつ?
花粉の飛散時期は、気温の変化や地域の気候、植物の分布によって異なります。日本気象協会が2026年2月19日に公表した春の花粉飛散予測第4報では、スギ花粉の飛散開始は2月下旬までに九州から東北南部の広い範囲に広がり、飛散のピークは多くの地域で3月上旬から中旬と予測されていました。
以下は、一般的な飛散時期と2026年春の予測を整理したものです。ピークは地域内でも地点によって異なり、毎年同じ日になるわけではありません。
| 地域 | スギ花粉の飛散開始・ピークの目安 | ヒノキ花粉のピークの目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 九州 | 1月末〜2月ごろに飛び始め、2月下旬〜3月上旬にピークを迎える地域がある | 3月下旬〜4月上旬 | 春の花粉シーズンが比較的早く始まる |
| 中国・四国 | 2月中旬ごろから飛散し、3月上旬〜中旬がピークの目安 | 3月下旬〜4月上旬 | 暖かい日には飛散量が急増することがある |
| 関西・東海 | 2月上旬〜下旬ごろに飛散開始、3月上旬〜中旬がピークの目安 | 3月下旬〜4月上旬 | 地域や年によって開始日が前後する |
| 関東 | 2月中旬ごろから飛散し、2月下旬〜3月中旬ごろにピークを迎える地域がある | 3月下旬〜4月上旬 | 東京都では2026年2月13日に飛散開始を確認 |
| 北陸・東北 | 2月下旬〜3月中旬ごろに飛散開始する地域がある | 地域差が大きく、スギ中心の地域もある | 関東以西より遅く始まる傾向がある |
| 北海道 | スギ・ヒノキよりもシラカバ花粉に注意。春から初夏が主なシーズン | 地域の主な花粉はシラカバなど | 本州のスギ花粉カレンダーをそのまま当てはめない |
2026年の予測で注目されたのは、東日本・北日本で飛散量が多くなる見込みだったことです。日本気象協会の2月19日の発表では、西日本はおおむね例年並み、東日本と北日本は例年より多く、非常に多い地域もあると予測されていました。
この予測には、2025年夏の全国的な高温・多照など、スギの雄花が形成されやすい気象条件が関係しています。花粉の飛散量は、その年の春の気温だけで決まるわけではありません。前年夏の気象条件や前シーズンの飛散量も、翌年の予測に影響します。
なお、表の日程はあくまで目安です。日本気象協会の予測では、スギ花粉のピークが早い地域では2月末までに始まるとされ、ヒノキ花粉のピークは3月下旬から4月上旬と見込まれていました。実際の外出対策には、こうした季節の目安に加えて、当日の飛散情報を利用するのが現実的です。
【秋花粉はいつから?】ブタクサ・ヨモギ・イネ科にも注意
花粉症は春だけの症状ではありません。夏から秋にかけては、イネ科の植物やブタクサ、ヨモギ、カナムグラなどが花粉を飛ばします。東京都アレルギー情報navi.の花粉情報でも、夏から秋に飛散する草本花粉への注意が呼びかけられています。
代表的な秋花粉の特徴は次のとおりです。
- イネ科:カモガヤやオオアワガエリなどが代表的。春から秋にかけて飛散する種類があり、5月以降も症状が続く原因になることがある。
- ブタクサ:8〜10月ごろが主な花期。秋の花粉症の原因として知られ、道端や河原などに生育する。
- ヨモギ:8〜10月ごろが主な花期。市街地の道端や堤防などにも生育する。
- カナムグラ:8〜10月ごろが主な花期。道端や荒れ地などで見られるつる性植物。
春のスギ・ヒノキ花粉と、秋の草本花粉には違いがあります。スギやヒノキの花粉は比較的遠くまで飛散する一方、草本花粉は原因植物の生育場所の近くで影響を受けやすい傾向があります。そのため、秋に症状が出る人は、河川敷や空き地など草が多い場所を避けることも対策になります。
2026年10月26日時点で東京都が公開している直近の観測データでは、10月19〜25日の測定期間に、八王子でブタクサ属が1平方センチメートル当たり1.2個、多摩で0.9個観測されるなど、地点によって少量の草本花粉が確認されています。一方、ゼロだった地点・種類もあり、地域差が見られます。
この数値は東京都内の特定地点における観測結果であり、全国の飛散状況を示すものではありません。また、観測値が少なくても、花粉に敏感な人が症状を感じる可能性はあります。春に症状が出ないから花粉症ではない、あるいは秋だから花粉症ではないと決めつけず、症状の出る季節と場所を記録しておくと、受診時の判断材料になります。

【花粉症の症状はいつから出る?】飛散開始日より早いことも
花粉症の症状が現れるタイミングには個人差があります。主な症状は、くしゃみ、透明でさらさらした鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目などです。花粉が体内に入ると免疫反応が起こり、その反応が過剰になることで症状が出ます。
東京都の公式情報でも、花粉の飛散開始日以前に少量の花粉が飛散することがあると説明されています。したがって、公式な飛散開始日を迎える前に症状が始まっても、不自然ではありません。
また、花粉症は初めて花粉を浴びた瞬間に必ず発症するわけではありません。環境省の花粉症に関する解説では、花粉への曝露を繰り返すことなどによって抗体が増え、症状が現れるようになる仕組みが説明されています。これまで症状がなかった人でも、ある年から花粉症を発症することがあります。
ただし、くしゃみや鼻水が出るからといって、原因が必ず花粉とは限りません。風邪などの感染症や、ダニなどによる通年性アレルギー性鼻炎でも似た症状が起こります。発熱、強い喉の痛み、黄色く粘り気のある鼻水など、典型的な花粉症とは異なる症状がある場合や、症状が長引く場合は医療機関に相談してください。
症状が出る時期を把握するには、毎年の発症日、鼻や目の症状、外出先、天候などを簡単に記録しておく方法が役立ちます。毎年同じ時期に似た症状が出るなら、次のシーズンの対策開始時期を考える手がかりになります。
【花粉症対策・薬はいつから?】飛散前に準備するのが基本
花粉症対策は、症状が強くなってから始めるよりも、飛散開始前から準備しておくほうが合理的です。毎年同じ季節に症状が出る人は、地域の飛散予測を確認し、必要に応じて医療機関を早めに受診しましょう。
厚生労働省の花粉症治療に関する資料では、毎年症状が出る人に対し、本格的な飛散開始の1週間前までに薬を準備し、使用を開始することが勧められています。ただし、適切な開始時期は薬の種類や症状、個人の状態によって異なります。すべての薬を一律に1週間前から使うという意味ではありません。
日本アレルギー学会の「アレルゲン免疫療法の手引き2025」では、薬の効果発現までにかかる時間や、例年の花粉への過敏性を踏まえて初期療法の開始時期を決めるとしています。使用する薬によっては飛散予測日や症状が少しでも出た時点から開始し、効果が現れるまでに時間がかかる薬では飛散予測日の1週間前を目安にする考え方が示されています。
薬を使い始める時期に迷ったら、自己判断で薬を増やしたり、処方薬を変更したりせず、医師や薬剤師に相談してください。市販薬でも眠気などの副作用が起こる場合があり、運転や仕事への影響を考慮する必要があります。
日常生活では、次のような対策を組み合わせると、花粉に触れる機会を減らしやすくなります。
- 外出時:マスクや眼鏡を使い、花粉が付着しにくい服装を選ぶ。
- 帰宅時:玄関に入る前に衣服や髪に付いた花粉を払い、手洗いや洗顔を行う。
- 洗濯・換気:飛散量の多い日は外干しを控えるなど、室内に花粉を持ち込まない工夫をする。
- 飛散が多い日:晴れて暖かく、風が強い日や、雨の翌日などは花粉の飛散状況を確認して行動する。
- 症状が続く場合:薬が十分に効かない、眠気が強い、目の症状が重いといった場合は医療機関で治療方法を相談する。
長期的な治療を考える場合には、舌下免疫療法という選択肢もあります。これは、原因となるアレルゲンを含む薬剤を舌の下から投与し、アレルギー反応を和らげることを目指す治療です。
政府広報オンラインでは、アレルゲン免疫療法は花粉飛散シーズンが終わった後から、次の飛散シーズンまでの間に開始する必要があると説明しています。スギ花粉症に対する舌下免疫療法を希望する場合は、花粉シーズン中に急いで始めるのではなく、シーズン終了後に医療機関へ相談し、適応や開始時期を確認するのが基本です。

【花粉飛散予測2026】東京都アレルギー情報navi.と環境省で確認する
花粉症の時期を判断するときは、一般的なカレンダーだけでなく、自治体や気象情報機関が公表する予測・観測データを組み合わせることが大切です。2026年春の東京都では、シーズン前の予測と実測値に差が生じ、結果としてスギ・ヒノキ花粉の飛散数が過去10年平均を大きく上回りました。
情報収集先として、まず確認したいのが次の3つです。
- 東京都アレルギー情報navi.:東京都内の花粉情報、スギ・ヒノキの観測結果、夏から秋の草本花粉のデータ、花粉症の基礎知識を確認できる。
- 環境省花粉情報サイト:各都道府県の花粉情報への案内や、花粉症に関する基礎資料を確認する際に役立つ。
- 日本気象協会の花粉飛散予測・tenki.jp:全国の飛散開始時期やピークの予測、日々の花粉情報を確認するのに適している。
東京都アレルギー情報navi.では、都内の観測地点ごとに花粉数を公開しています。東京都は春のスギ・ヒノキ花粉を主に1月上旬から5月中旬まで、夏から秋の花粉を主に5月下旬から11月下旬まで測定しています。春の花粉シーズンが終わった後も、別の種類の花粉を確認できる仕組みです。
一方、環境省の花粉情報サイトは、全国の情報を探す際の入口として利用できます。旅行や出張で居住地以外に出かける場合は、目的地の花粉情報も確認しておくと、地域による飛散時期の違いに対応しやすくなります。
情報を読み取る際には、「予測」「飛散開始の実測」「現在の飛散状況」「シーズン終了後の集計」を区別することがポイントです。予測は今後の見通し、実測は実際に観測された値を示します。日々の対策では直近の観測情報を優先し、翌年の準備にはシーズン全体の結果を活用すると判断しやすくなります。
【花粉症いつ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:花粉症は一年のうち、いつからいつまで続きますか?
A1:スギ・ヒノキ花粉が原因の場合、一般的には2〜5月ごろが目安です。ただし、地域や気温によって前後します。イネ科は春から秋、ブタクサやヨモギは主に夏の終わりから秋に飛散するため、原因となる花粉によっては一年のうち複数の季節に症状が現れます。
Q2:2026年の東京都のスギ花粉はいつから飛び始めましたか?
A2:東京都は2026年2月13日を、都内の観測地点で最も早いスギ花粉の飛散開始日として確認しました。これは過去10年平均より1日早く、2025年と同じ日付です。なお、飛散開始日前にも少量の花粉が飛ぶことがあります。
Q3:花粉症の薬は、症状が出てから飲み始めても間に合いますか?
A3:症状が出てから治療を始めることもできますが、毎年症状が出る人は飛散開始前から準備することが勧められます。適切な開始時期は薬によって異なるため、医師や薬剤師に相談してください。症状が強い場合や、薬を使っても改善しない場合は医療機関で治療方法を見直すことが大切です。
まとめ:【プロの結論】花粉症の時期は予測と実測を使い分けて備える
花粉症はいつから始まるのか。その答えは、原因となる花粉と住んでいる地域によって変わります。スギ花粉は2〜4月、ヒノキ花粉は3〜5月が一般的な目安ですが、北海道ではシラカバ花粉、秋にはブタクサやヨモギなどにも注意が必要です。
2026年の東京都では、2月13日にスギ花粉の飛散開始が確認されました。シーズン終了後の検証では、スギ・ヒノキ花粉の飛散数が昨春の1.8倍、過去10年平均の1.5倍となり、シーズン前の予測だけでは実際の飛散状況を完全には捉えきれないことも示されました。
花粉症対策で失敗しないための判断基準は、次の3点です。
- 時期:毎年症状が出る季節を把握し、飛散開始前から対策を準備する。
- 地域:全国一律のカレンダーだけでなく、住んでいる地域や移動先の花粉情報を確認する。
- 治療:薬の開始時期や舌下免疫療法について医療機関に相談し、症状の強さや生活への影響に合わせて治療を選ぶ。
花粉症は、症状が出てから対処するだけでなく、飛散情報を確認して先回りすることで、日常生活への影響を抑えやすくなります。2027年春に備える場合も、2026年の実測結果を参考にしつつ、最新の飛散予測が公表されたら更新情報を確認し、自分の症状に合った対策を早めに整えておきましょう。 (出典: 花粉 症 いつ(Yahoo!ニュース))