非通知着信はなぜ来る?詐欺の見分け方と拒否設定、186の仕組みを2026年最新解説
スマートフォンの画面に突然表示される「非通知設定」。深夜や早朝に何度も着信があったり、電話に出た瞬間に切れたりすると、「誰がかけてきたのか」「個人情報が漏れているのではないか」と不安になる人も少なくありません。
2026年1月20日には、IT系情報サイト「SBAPP」が非通知着信の増加を取り上げ、夜間の着信や連日の着信をめぐるSNS上の声を紹介しました。一方、非通知着信には発信者側の設定や通信上の事情なども関係し、すべてが詐欺とは限りません。大切なのは、着信の表示だけで危険性を決めつけず、電話の内容と相手の要求を見極めることです。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 非通知着信の理由:発信者の番号通知設定、営業・勧誘、不審な自動発信、間違い電話など複数の可能性がある。
- 詐欺と個人情報漏えい:電話に出ただけで直ちに個人情報が流出するわけではないが、氏名や認証コード、金銭情報などを伝える行為は危険。
- 拒否・消音設定:iPhoneやAndroidの設定、ドコモの「番号通知お願いサービス」を利用すれば、非通知着信への対策ができる。
【非通知着信はなぜ来る?】主な理由とワン切りの目的
非通知着信とは、電話をかけてきた相手の電話番号が受信側に表示されない着信のことです。画面に「非通知設定」「非通知」と表示されても、それだけで発信者の正体や電話の目的まで判明するわけではありません。
非通知になる理由は、発信者が意図的に番号を隠している場合だけでなく、利用している電話サービスや通信環境に関係する場合もあります。まずは、考えられる原因を整理しておきましょう。
理由1:発信者が意図的に電話番号を非通知にしている
電話をかける側は、発信者番号を通知しない設定や、発信時に「184」を付ける操作などによって、相手に番号を表示させないことがあります。
番号を知られずに連絡したいという意図は考えられますが、非通知にする理由が正当かどうかは、表示だけでは判断できません。個人のプライバシーを意識した発信と、悪質な目的による発信を同じものとして扱うのは適切ではありません。
理由2:営業電話や自動発信システムからの着信
企業の電話システムや一部の発信サービスでは、利用環境によって発信者番号が表示されないことがあります。電話の相手が番号を通知できない仕組みを利用している可能性もあります。
ただし、非通知であることだけを理由に、企業の正規の電話や重要な連絡だと判断するのも危険です。相手が会社名や担当者名を名乗っても、その場で信用せず、必要なら公式サイトや書類に記載された窓口から確認してください。
理由3:詐欺や迷惑電話のために発信元を隠している
詐欺を目的とする電話でも、非通知設定が使われることがあります。行政機関や通信会社、警察などを名乗り、料金の未納や電話の利用停止、犯罪への関与などを口実に、個人情報や金銭を要求する手口には注意が必要です。
国民生活センターは2024年12月19日、総務省などをかたって「2時間後に通信できなくなる」と告げる不審な電話について注意喚起しました。さらに2025年3月27日にも、個人情報を聞き出す不審な電話に関する情報を公表しています。非通知着信を含む不審な電話では、相手が名乗る組織だけで信用せず、要求内容を確認することが重要です。
理由4:間違い電話や発信者側の設定・通信上の事情
番号の入力ミスや、発信者側の設定、通信サービスの仕様などによって、非通知の着信が発生することもあります。すべての非通知着信に、特定の人物が執拗に電話しているといった共通の事情があるわけではありません。
非通知のワン切りは何が目的?
呼び出し音が一度鳴っただけで切れる「ワン切り」も、受け手にとって気になる現象です。考えられるのは、誤発信、自動発信システムの動作、迷惑電話の試行などです。発信者が応答状況を確かめようとしている可能性も考えられますが、着信履歴だけで目的を特定することはできません。
番号が非通知の場合、通常はその番号に折り返して発信元を確認することもできません。わざわざ出直して相手を探ろうとするより、繰り返す着信は拒否設定で対処する方が現実的です。

【詐欺の見分け方】非通知電話に潜む危険サイン
非通知着信の危険性を見極める際は、電話番号の表示よりも、相手が何を話し、何を求めているかに注目してください。番号が表示されていても詐欺電話はあり、非通知であっても直ちに詐欺とは限りません。
警戒したい電話の特徴
- 「あと2時間で電話が使えなくなる」などと急がせる:通信の停止や法的措置を持ち出し、冷静に考える時間を与えない。
- 行政機関や警察、通信会社を名乗る:組織名を信用させる材料として使い、個人情報や金銭を求める。
- 氏名、生年月日、住所、口座情報などを聞き出そうとする:本人確認を装って情報を集める。
- 暗証番号やSMS認証コードを要求する:アカウントへの不正アクセスや金銭被害につながるおそれがある。
- 電子マネーの購入や送金を指示する:支払いを急がせ、第三者に相談させないようにする。
- LINEなどのSNSやビデオ通話に誘導する:相手の指定した連絡手段で、追加の情報や金銭を要求する。
国民生活センターが紹介した不審電話の事例では、行政機関を名乗る相手が通信停止を予告するケースや、実在する通信事業者を名乗って未納料金を請求するケースが取り上げられています。特に、電子マネーを購入して番号を伝えるよう求める手口は、典型的な危険サインです。
非通知着信だけで詐欺と断定できない理由
非通知という表示は、発信者番号を受信側で確認できないことを示しているにすぎません。発信者の身元、所属、通話内容の正当性を証明するものではありません。
反対に、電話番号が表示されていても、表示された番号だけで相手の身元を完全に保証することはできません。発信者番号が偽装されるケースもあるため、表示された番号が警察署や企業の番号に見える場合でも、金銭や機密情報を求められたら慎重に対応してください。
判断の基準は「非通知かどうか」だけではなく、「相手が何を要求しているか」です。急かす、脅す、秘密にするよう求める、認証情報や金銭を要求する。このような要素が重なったら、通話を終了して自分で調べた公式窓口に確認しましょう。
【出てしまったら?】個人情報漏えいリスクと正しい対処法
非通知電話にうっかり出てしまっても、慌てる必要はありません。電話に応答したという事実だけで、スマートフォン内の連絡先や写真、住所、銀行口座の情報が自動的に相手へ渡るわけではありません。
一方で、会話の中で個人情報を話したり、相手の指示でリンクを開いたり、認証コードを伝えたりすれば、被害につながる可能性があります。応答したことそのものと、その後に取った行動は分けて考える必要があります。
電話に出た直後にすること
- 相手の要求を聞き続けない:不審な自動音声や、個人情報を求める話が始まったら、最後まで聞かずに電話を切って構いません。
- 個人情報を伝えない:氏名や住所、生年月日、口座情報、暗証番号、SMS認証コードなどを答えないでください。
- 折り返しや指定された操作をしない:相手が指定した番号への発信、URLへのアクセス、アプリのインストールなどは避けます。
- 着信履歴や関連メッセージを確認する:日時や通話内容、届いたSMSなど、相談時に役立つ情報を残します。
- 必要に応じて拒否設定を行う:同様の着信が続く場合は、端末や通信事業者の機能を利用します。
電話に出た場合、相手に電話番号が知られてしまう?
もともと相手が発信してきた電話であれば、発信者側は通常、その発信先として自分がかけた電話番号を把握しています。応答したからといって、住所や連絡先一覧まで相手に自動的に知られるわけではありません。
ただし、応答の有無や会話の内容をもとに、相手が今後の発信先を選別する可能性はあります。非通知の着信に出てしまったからといって、すぐに個人情報が流出したと決めつける必要はありませんが、繰り返しの着信や不審な要求には注意してください。
個人情報を伝えた場合はどうする?
伝えてしまった情報の種類に応じて、速やかに対応してください。銀行口座やカード情報を伝えた場合は、金融機関に連絡して利用状況を確認します。パスワードや認証情報を伝えた場合は、正規の公式サイトやアプリから変更し、ほかのサービスでも同じパスワードを使っているなら変更を検討してください。
金銭を支払った、脅迫された、個人情報を悪用された可能性があるといった場合は、警察相談専用電話「#9110」や、消費者ホットライン「188」に相談できます。実在する企業や公的機関を名乗る相手からの連絡であっても、電話をいったん切り、独立して調べた公式窓口に確認することが大切です。

【2026年最新】非通知着信の増加は本当?実態とよくある誤解
2026年1月20日、SBAPPは非通知設定からの着信を取り上げ、深夜の着信や連日の着信をめぐるSNS上の声を紹介しました。記事では、執筆者自身にも連日着信があったことや、家族から同様の相談を受けたことにも触れています。
こうした報告は、非通知着信に困っている人がいることを示す材料です。ただし、個人の体験談やSNS上の投稿が増えたことと、日本全国の非通知着信件数が増加したことは同じではありません。2026年の非通知着信について、全国的な増加率や総着信件数を示す公的統計と、ネット上の体験談は区別して受け止める必要があります。
非通知着信をめぐる事実と誤解
| よくある疑問・誤解 | 実際の考え方 | 推奨される対応 |
|---|---|---|
| 非通知なら詐欺に違いない | 正当な事情による着信もあり、表示だけでは目的を特定できない | 会話の内容や金銭・個人情報の要求を確認する |
| 電話に出ると個人情報が全部漏れる | 応答しただけで端末内の情報が自動的に流出するわけではない | 情報を伝えず、不審な指示には従わない |
| ワン切りは必ず折り返しを狙っている | 誤発信や自動発信なども考えられ、目的は着信履歴だけでは断定できない | 折り返さず、繰り返す場合は着信拒否する |
| 2026年は全国で非通知着信が急増している | 2026年1月には体験談やSNS上の声が報じられたが、それだけでは全国的な増加を証明できない | 不安をあおる情報と公的な統計を区別する |
| 186を付ければ非通知の相手が分かる | 186は自分が発信する電話の番号通知を指定する番号であり、相手の正体を調べる機能ではない | 着信拒否機能や通信事業者のサービスを利用する |
なぜ非通知着信の不安が広がるのか
非通知着信には、発信元を直接確認できないという特徴があります。知らない番号が表示される着信と違い、受け手は番号を検索して事業者名や口コミを調べることができません。そのため、同じ着信でも正体が分からないこと自体が不安につながります。
さらに、詐欺電話では行政機関や通信会社などの名称を悪用する事例が報告されています。実際の危険性を見極めるには、着信件数だけでなく、相手が何を名乗り、どのような情報や金銭を求めたかという具体的な内容が重要です。
何度も着信が続く場合でも、すぐに個人情報が漏れた、特定の人物に狙われていると結論づける必要はありません。まずは応答しない、拒否設定を行う、必要に応じて公的な窓口に相談するという順序で対処しましょう。
【iPhone・Android】非通知着信を拒否・消音する設定方法
非通知着信を毎回手動で拒否するのが負担なら、スマートフォンの設定を見直すのが効果的です。ただし、機種やOSのバージョンによって項目名や操作手順は異なります。また、「知らない番号を消音する機能」と「非通知だけを拒否する機能」は、必ずしも同じではありません。
iPhone:不明な発信者をスクリーニング・消音する
iOS 26のAppleサポートでは、不明な発信者からの電話について、スクリーニングや消音、フィルタリングを設定できると案内されています。
- 「設定」アプリを開く。
- 「アプリ」から「電話」を選択する。
- 「不明な発信者をスクリーニング」などの着信管理項目を開く。
- 利用できる場合は、発信者に通話の理由を尋ねるスクリーニング、または着信音を鳴らさず留守番電話に送る消音を選択する。
OSのバージョンによっては、「不明な発信者を消音」という項目が表示されます。設定画面に表示される名称に従って操作してください。
注意したいのは、これらの機能が必ずしも非通知着信だけを対象にしていないことです。連絡先に登録していない番号からの電話も対象になるため、病院、学校、宅配業者、仕事関係者など、普段は登録していない相手からの重要な電話を受ける可能性がある人は注意してください。
また、特定の番号を着信拒否する機能は、電話番号が分かっている相手に適しています。番号が非通知である場合は、端末の設定だけで個別の発信者を特定して登録することはできません。
Android:非通知・不明な番号をブロックする
Googleの電話アプリでは、非公開の電話番号や特定できない電話番号からの通話をブロックする設定が用意されています。Googleの公式ヘルプに掲載されている基本的な操作は次のとおりです。
- 「電話」アプリを開く。
- メニューから「設定」を開く。
- 「ブロック中の電話番号」または同様の項目を選ぶ。
- 「不明」をオンにする。
Googleの電話アプリでは、この設定により非公開の番号や特定できない番号からの着信がブロックされます。一方、連絡先に保存していないだけの通常の電話番号からの着信は、引き続き受けられます。
Androidはメーカーや電話アプリによってメニュー構成が異なります。設定項目が見つからない場合は、端末の取扱説明書やメーカーのサポート情報を確認してください。端末に非通知専用の拒否機能がない場合は、契約している通信事業者のサービスを利用する方法もあります。
着信拒否と消音、どちらを選ぶべき?
非通知着信を一切受けたくない場合は、非通知専用の拒否機能や通信事業者のサービスが適しています。知らない番号からの着信音だけを鳴らしたくない場合は、消音やスクリーニングの方が使いやすいこともあります。
重要な連絡を逃したくない人は、すべての不明な番号を一律に消音する前に、連絡先の登録状況や留守番電話の設定を確認してください。拒否設定を強くするほど迷惑電話への対応は楽になりますが、必要な着信まで受けにくくなる可能性があります。

【ドコモ・186】番号通知お願いサービスと番号通知の仕組み
非通知着信への対策として、スマートフォン本体の設定だけでなく、通信事業者が提供するサービスを使う方法もあります。NTTドコモの「番号通知お願いサービス」は、電話番号を通知せずにかけてきた相手に番号通知を依頼するガイダンスを流し、自動的に通話を終了させるサービスです。
ドコモの「番号通知お願いサービス」は無料で利用できる
NTTドコモの公式サービス案内によると、「番号通知お願いサービス」は申し込み不要、月額使用料無料で利用できます。非通知の電話が着信した場合、「最初に186をつけて発信するなど、電話番号を通知しておかけ直しください」という趣旨のガイダンスが流れ、自動的に通話が終了します。
サービスを利用中に着信しなかった電話は、着信履歴に残りません。したがって、非通知の電話がかかってきた事実をあとから履歴で確認したい人は、この点を理解しておく必要があります。
また、発信者の意思にかかわらず番号を通知できない公衆電話や海外からの着信などでは、番号通知を求めるガイダンスが流れず、そのまま着信する場合があります。非通知対策を設定すれば、あらゆる着信が例外なく遮断されるわけではありません。
186と184の違いとは?
「186」と「184」は、電話をかける際に発信者番号を通知するかどうか指定するための番号です。受信側の非通知着信を調べる番号ではありません。
- 186:相手に自分の電話番号を通知して発信する。
- 184:相手に自分の電話番号を通知せずに発信する。
例えば、普段は自分の番号を非通知にする設定を利用している場合でも、相手の電話番号の前に186を付けて発信することで、その通話では番号を通知するよう指定できます。逆に、通常は番号を通知する設定でも、184を付ければ、その通話では番号を通知しないよう指定できます。
ただし、発信先の電話機や通信ネットワークなどの条件によって、番号が表示されない場合もあります。また、186を付けても、非通知でかかってきた相手の電話番号を調べられるわけではありません。
ドコモ以外にも番号通知を求めるサービスがある
NTTドコモ以外でも、通信事業者が番号通知を求めるサービスを提供している場合があります。例えば、auには「番号通知リクエスト」というサービスがあり、番号を通知せずにかけてきた相手に186を付けてかけ直すようガイダンスで案内します。
ただし、利用条件や申し込み方法、対象となる着信の範囲はサービスごとに異なります。契約先の公式サイトで現在の提供条件を確認し、端末の設定と組み合わせて使うのが確実です。
【非通知着信】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:非通知電話は無視しても問題ありませんか?
A1:心当たりのない非通知着信であれば、基本的に無理に出る必要はありません。重要な連絡の可能性が気になる場合は、留守番電話や別の連絡手段で確認してください。不審な要求があった場合は、通話を終了し、公式窓口に問い合わせましょう。
Q2:非通知電話に出てしまうと、電話番号や個人情報が漏れますか?
A2:応答しただけで、スマートフォン内の連絡先や写真、住所などが自動的に相手へ送信されるわけではありません。ただし、会話の中で個人情報を伝えたり、認証コードを教えたり、相手の指示で不審な操作を行ったりすると被害につながる可能性があります。
Q3:非通知着信を完全に拒否するにはどうすればよいですか?
A3:iPhoneやAndroidの着信管理機能、または契約している通信事業者の非通知着信拒否・番号通知要求サービスを確認してください。iPhoneの不明な発信者向け機能は、非通知だけでなく未登録番号にも影響する場合があります。ドコモでは「番号通知お願いサービス」を申し込み不要・月額無料で利用できます。なお、通信サービスの仕様によっては対象外の着信もあるため、完全な遮断を保証するものではありません。
まとめ:非通知着信は慌てず、原因と危険性を見極めて対処する
非通知着信には、発信者の設定、電話サービスの仕様、間違い電話、営業や迷惑電話など、複数の原因が考えられます。2026年1月には非通知着信をめぐるSNS上の声が報じられましたが、個人の体験談だけで全国的な増加や、すべての着信が詐欺であることを判断することはできません。
まず覚えておきたいのは、非通知の電話に出てしまっただけで、直ちに個人情報が漏えいするわけではないということです。一方、相手が行政機関や通信会社を名乗っていても、電話の停止をちらつかせたり、認証コードや金銭を要求したりする場合は警戒してください。
日常的に非通知着信が続くなら、iPhoneやAndroidの設定を見直し、必要に応じてドコモの「番号通知お願いサービス」などを利用するのが現実的です。186は自分が電話をかける際に番号を通知するための仕組みであり、相手の身元を調べる方法ではありません。
非通知という表示だけで危険性を決めつけず、不審な要求には応じない。必要な電話を逃さない範囲で拒否・消音設定を使い、被害が疑われる場合は公的な相談窓口につなぐ。この3点を押さえておけば、非通知着信への不安を減らし、冷静に対応できます。 (出典: 非 通知 着信(Yahoo!ニュース))