ディグるとは?意味・語源からググるとの違い、SNSの使い方まで徹底解説【2026年版】
「ディグるって、どういう意味?」「ググるとは何が違うの?」「SNSで見かけるけれど、若者言葉なの?」。そんな疑問を持つ人に向けて、言葉の意味から使い方、音楽文化との関係まで詳しく解説します。
ディグるとは、音楽やファッション、インターネット上の情報などを深く探し、自分にとって価値のあるものを掘り当てることです。英語の「dig(掘る)」に由来し、DJがレコードを探す音楽文化と結びついて広まった表現として知られています。2026年現在では、SNSで好みの作品を探したり、興味のあるテーマを詳しく調べたりする場面でも使われています。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 意味:ディグるとは、単に検索するだけでなく、興味のあるものを深く探し、掘り下げること。
- 語源:英語の「dig(掘る)」に由来し、レコードを探すDJ文化と結びついて使われるようになった。
- ググるとの違い:ググるは検索する行為、ディグるは興味を持って探索を続け、価値ある情報や作品を見つける行為に重点がある。
【意味を3分で理解】ディグるとは「深く探して掘り当てる」こと
ディグるは、情報や作品を探し、気になる対象をさらに掘り下げていくことを意味する俗語です。音楽、古着、スニーカー、映画、漫画、グルメ、SNS上の情報など、幅広い分野で使われます。
ポイントは、単に見つけるだけではなく、自分の興味を出発点に、関連するものまで探していくというニュアンスです。
例えば、動画サイトで偶然見つけた曲が気に入り、そのアーティストの過去のアルバムを聴き、参加ミュージシャンや影響を受けた音楽まで調べる。このような一連の行動は「音楽をディグる」と表現できます。
同じように、古着店で気になるジャケットを見つけ、ブランドの歴史や年代、素材、似たデザインのアイテムまで探すことも「古着をディグる」といえます。
つまり、ディグるの中心にあるのは、検索回数の多さではありません。自分の好奇心に従って探索を続け、まだ知られていない魅力や、自分に合うものを発見する姿勢です。
なお、ディグるはカジュアルな会話やネット上で使われる表現です。日常会話では自然でも、正式な報告書や取引先へのメールでは「詳しく調べる」「情報を収集する」「関連作品を探す」などと言い換えるのが適切です。

【語源と歴史】英語のdigとヒップホップ、1980年代のレコードショップ
ディグるの語源は、英語の動詞「dig」です。基本的な意味は「掘る」「穴を掘る」ですが、比喩的に何かを探し出したり、物事を深く理解したりする意味でも使われます。
日本語のディグるは、この英単語をもとに、日本語の動詞を作る「〜る」を付けた表現です。語感としては「サボる」などの言い方にも似ています。
DJがレコードを探す行為から広がった
音楽文化におけるディグるは、中古レコードの中から価値のある作品や、まだ広く知られていない音源を探す行為と深く結びついています。特にヒップホップをはじめとするDJ文化では、レコードを1枚ずつ確認し、自分の選曲や創作に使える音源を見つけることが重要な活動でした。
音楽メディア「ARBAN」の2016年公開・2021年更新の記事「ディグ散歩」では、中古レコードを探す行為を「ディグ」と説明しています。記事で紹介されるレコード探しでは、価格や希少性だけでなく、作品の知識、盤の違い、店の入荷状況なども手掛かりになります。大量のレコードを確認しながら、自分にとって価値のある1枚を探す姿が、まさに「掘り当てる」という言葉のイメージに重なります。
こうした文化的背景から、ディグるは音楽ファンやレコードコレクターの間で使われ、次第に音楽以外の趣味にも広がっていきました。
1980年代に生まれた言葉なのか
言葉の歴史を解説するコトワカの2024年3月18日付の記事では、ディグるは1980年代に使われるようになったと紹介されています。当時はレコードが音楽文化の中心的な媒体であり、レコードショップでDJが好みの音源を探す行為と結びつけて説明されています。
ただし、ここで区別したいのは、英語の「dig」という単語そのものの歴史と、日本語の「ディグる」という表現が定着した時期は同じではないという点です。1980年代という年代は、コトワカが紹介する言葉の歴史に関する説明であり、日本語表現の初出年が公的な記録によって確定しているという意味ではありません。
また、ディグるをヒップホップだけの専門用語と考えるのも正確ではありません。音楽文化との結びつきは強いものの、現在は趣味や情報収集全般に使われています。
レコードからネットへ。ディグる対象は変化した
レコードショップでのディグでは、実際に店へ足を運び、棚や箱の中から作品を探します。一方、現在は音楽配信サービス、動画サイト、SNS、オンラインショップなどが探索の場になりました。
2026年10月16日付の東京大学・山内研究室のブログ記事でも、音楽や服だけでなく、大学院での先行研究の探索や飲食店探しなどに「ディグる」という考え方が重ねられています。興味のあるテーマを起点に、関連情報や過去の資料をたどる行為が、現在の使い方をよく表しています。
| 時期・場面 | ディグる対象 | 具体的な行動 | 意味のポイント |
|---|---|---|---|
| レコード文化 | 中古レコード、音源 | レコード店で大量の盤を確認する | 価値ある音源を掘り当てる |
| DJ・ヒップホップ文化 | 埋もれた楽曲、サンプリング素材 | 過去の音源や関連作品を探す | 選曲や創作につながる発見 |
| インターネット時代 | 音楽、動画、ファッション、情報 | 配信サービスやSNSから関連情報をたどる | 趣味の対象を深く探求する |
| 2026年現在 | 論文、飲食店、商品、作品、専門知識 | 複数の情報源を比較し、背景まで調べる | 自分に合う情報や価値を見つける |
このように、ディグるの対象は時代とともに広がりました。ただし、共通しているのは、目の前にある情報だけで満足せず、その先にあるものを探しにいくという姿勢です。
【違いを比較】ディグるとググるは何が違う?
ディグると混同されやすい言葉が「ググる」です。どちらも何かを探すときに使いますが、強調するポイントが異なります。
ググるは、Googleで検索することを意味する俗語として広まりました。現在では、Google以外の手段も含めて、インターネットで検索する意味で使われる場合があります。一方、ディグるは、検索すること自体よりも、興味のある対象を深く探し、関連する情報や作品まで見つけていく過程を強調します。
例えば、旅行先の営業時間を調べるなら「ググる」が自然です。その土地の隠れた名店を探し、店主や料理の背景まで調べるなら「ディグる」という表現がしっくりきます。
ググるとディグるの使い分け
両者は対立する言葉ではありません。ググることでディグるための手掛かりを得ることもできます。検索は探索の手段、ディグるは探索の深さや姿勢を表す言葉、と捉えると分かりやすくなります。
- ググる:必要な答えや情報を検索して見つける。
- ディグる:興味のあるテーマを深掘りし、関連する情報や作品を探す。
- 調べる:目的や深さを限定せず、情報を確認する一般的な表現。
なお、ググる場合でも徹底的に調査することはありますし、ディグる場合でも検索を1回しか使わないことはあります。検索の回数だけで両者を区別することはできません。

【SNSでも使える】ディグるの使い方と例文10選
ディグるは、趣味や好きなものについて話す場面で使いやすい言葉です。SNSの投稿、友人との会話、音楽やファッションのコミュニティなどで使われます。
ここでは、意味を理解しやすいように、日常で使える例文を紹介します。以下は使い方を示すための例文であり、実在する投稿の引用ではありません。
音楽・ヒップホップで使う例文
- 「最近、90年代のヒップホップをディグってる」
- 「おすすめされたアーティストをディグったら、好みの曲がたくさん見つかった」
- 「週末は中古レコード店でじっくりディグりたい」
音楽の話題では、知らなかった曲を探すだけでなく、過去のアルバム、同じレーベルの作品、参加ミュージシャンの音源など、関連する作品をたどる意味でも使われます。
SNS・ネットで使う例文
- 「このアカウントをきっかけに、好きな作家をディグってる」
- 「おすすめ欄をディグっていたら、面白い動画を見つけた」
- 「この作品が好きな人は、関連インタビューもディグってみて」
SNSでは、投稿をきっかけに別の投稿やアカウント、関連作品へと興味が広がる行為を表せます。ただし、SNSで検索することすべてをディグると呼ぶわけではありません。自分の関心に沿って深く探しているニュアンスがあると、より自然です。
古着・ファッション・日常生活で使う例文
- 「今日は古着屋を何軒か回って、掘り出し物をディグる」
- 「好きなブランドの昔のコレクションをディグってみた」
- 「旅行前に、地元の人が通う飲食店をディグっておこう」
- 「卒業研究のテーマに関係する論文をディグっている」
このように、ディグるは音楽だけに限らず、古着、スニーカー、旅行、飲食店、学術研究などにも応用できます。共通するのは、表面的な情報だけで終わらず、自分の興味に合うものを探し続けることです。
「ディグった」「ディグってる」「ディガー」の意味
ディグるは日本語の動詞として活用できます。「昨日ディグった」は過去の探索、「今ディグってる」は現在進行中の探索を表します。「もっとディグってみる」と言えば、さらに深く探してみるという意味です。
また、音楽やレコードの文脈では、作品を探す人を「ディガー(digger)」と呼ぶことがあります。特にレコード文化では、膨大な作品の中から価値ある音源を見つける知識や経験を持つ人を指す表現として使われます。
【英語のdigを解説】日本語のディグると同じ意味?
日本語のディグるは英語のdigに由来しますが、英語のdigがいつでも日本語のディグると同じ意味になるわけではありません。英語で自然に伝えるには、文脈に合わせて表現を選ぶ必要があります。
英語のdigは「掘る」が基本
英語のdigは、土などを掘るという意味の基本動詞です。例えば「dig a hole」は「穴を掘る」、「dig up something」は「何かを掘り出す」という意味になります。
そこから比喩的な使い方も生まれ、英語圏の音楽文化では、古いレコードや埋もれた音源を探す行為と結びついて使われます。英語のスラングでは、文脈によって「気に入る」「理解する」といった意味になることもあります。
- dig a hole:穴を掘る。
- dig up an old record:古いレコードを掘り出す、見つけ出す。
- I dig this music:この音楽が好きだ、気に入っている。
最後の例のdigは「好きだ」という意味であり、「この音楽を深く調べる」という意味ではありません。同じ単語でも使い方によって意味が変わるため、前後の文脈が重要です。
英語で「情報を深掘りする」と言いたい場合
日本語のディグるを英語にしたい場合は、何をどのように探しているのかを考えると自然な表現を選びやすくなります。
- look into:詳しく調べる。
- dig into:何かを深く掘り下げる、詳しく調べる。
- explore:新しい分野や可能性を探る。
- delve into:テーマや問題を深く掘り下げる。
- search for:何かを探す。
例えば、特定のテーマを深く調べるなら「I'm digging into this topic.」や「I'm delving into this topic.」などと表現できます。音楽を探していることを明確にしたいなら、「I'm looking for new music.」のように、探している対象を具体的に示す方法もあります。
日本語の「ディグる」は、英語の単語をそのまま当てはめたものではなく、日本の音楽文化やネット文化の中で使い方が広がった表現です。英語で話すときは、カタカナ語の感覚だけに頼らず、伝えたい意味に合った英語表現を選ぶことが大切です。

【プロの結論】ディグることの価値と、情報を見極めるコツ
ディグるという言葉の面白さは、検索という行動そのものではなく、探索を通じて自分の知識や好みが広がるところにあります。
例えば、あるアーティストの曲を気に入った人が、その作品の制作背景や過去のアルバム、影響を受けた音楽を調べると、最初に聴いた曲の印象まで変わることがあります。古着でも、ブランドや年代の背景を知ることで、単なる服選びが文化への理解につながります。
東京大学・山内研究室のブログで紹介されている先行研究の探索も、こうした姿勢と共通しています。テーマに関係する文献を探し、著者や引用文献をたどり、複数の視点を比較することで、目の前の情報だけでは得られない理解に近づけます。
ディグるのが向いている人
- 好きな音楽や作品について、もっと詳しく知りたい人。
- 定番の商品だけでなく、自分に合う掘り出し物を見つけたい人。
- 一つの情報を起点に、関連する知識や背景まで理解したい人。
- 研究や仕事で、複数の資料を比較しながら考えを深めたい人。
一方、営業時間や料金、住所など、答えが明確な情報を短時間で確認したい場合は、まず検索して必要な情報を得る方法が効率的です。すべての調べ物をディグる必要はありません。目的に応じて、必要な範囲で探索を深めるのが合理的です。
2026年の情報収集で意識したい3つのポイント
1. 最初に見つけた情報だけで判断しない。 SNSの投稿や検索結果は探索の入り口として便利ですが、内容が正しいとは限りません。公式情報や一次資料、複数の独立した情報源を確認する習慣が役立ちます。
2. 関連情報をたどりながら、出どころを確認する。 音楽なら作品の発売情報やアーティストの公式発信、研究なら原論文や参考文献など、情報の出典を確認すると理解の精度が上がります。
3. 集めた情報を自分の言葉で整理する。 大量の情報を保存するだけでは、深く理解したことにはなりません。何が面白かったのか、何が分かったのか、どの情報が判断の根拠になるのかを整理することで、ディグる行為が学びにつながります。
情報が豊富にある時代だからこそ、ディグることの価値は、単に多くの情報を集めることではなく、自分に必要な情報を選び、背景を理解し、価値のある発見につなげることにあります。
【ディグるとは】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ディグるとは、簡単に言うとどういう意味ですか?
A1:音楽や情報、商品などを深く探し、掘り下げることです。単に検索するだけでなく、関連する作品や背景までたどって、自分にとって価値のあるものを見つけるニュアンスがあります。
Q2:ディグるの語源は何ですか?
A2:英語の「dig(掘る)」に由来します。DJやレコードコレクターが中古レコードの中から音源を探す音楽文化と結びつき、日本語のディグるとして広く使われるようになりました。コトワカでは、1980年代に使われるようになったと紹介されています。
Q3:ディグるとググるの違いは何ですか?
A3:ググるは検索する行為、ディグるは興味のある対象を深く探し、関連する情報までたどる行為に重点があります。両者は対立する言葉ではなく、ググることをきっかけにディグる場合もあります。
Q4:ディグるはSNSで使っても大丈夫ですか?
A4:はい。音楽やファッション、動画、好きなアカウントなどを深く探す場面で自然に使えます。ただし、カジュアルな俗語なので、フォーマルなビジネス文書では「詳しく調べる」「情報を収集する」などに言い換えるのがおすすめです。
Q5:ディグるは英語でもそのまま通じますか?
A5:日本語の「ディグる」と同じ感覚で、英語のdigをあらゆる場面に使えるわけではありません。情報を深掘りするなら「dig into」や「delve into」、単に探すなら「search for」など、状況に合う表現を使うと伝わりやすくなります。
Q6:ディグるは音楽以外にも使えますか?
A6:使えます。古着、スニーカー、映画、漫画、飲食店、論文、専門知識など、興味のある対象を深く探す場面で使われます。音楽文化にルーツを持つ表現ですが、現在はより広い意味で使われています。
まとめ:ディグるとは、好奇心から価値ある発見につなげること
ディグるとは、英語のdig(掘る)に由来する言葉で、音楽や情報などを深く探し、掘り下げることを意味します。DJがレコードショップで音源を探す文化と結びついて広まり、現在ではSNS、ファッション、研究、日常の情報収集など、幅広い分野で使われています。
ググるとの違いは、検索すること自体に重点があるか、興味を持って探索を深めることに重点があるかという点です。ただし、両者は明確に分かれるものではなく、目的や文脈によって使い分けられます。
言葉の意味を理解したら、まずは自分の好きな音楽や作品、ファッション、気になるテーマからディグってみるのも一つの方法です。最初に見つけた情報から関連作品や背景へと視野を広げていけば、単なる検索では出会えなかった発見につながるかもしれません。 (出典: ディグ る と は(Yahoo!ニュース))