マルタ島はどこの国?2026年最新の場所・首都・言語・通貨・歴史を徹底解説
マルタ島はどこの国にあるのでしょうか。答えは、地中海中央部に位置する島国「マルタ共和国」です。イタリアのシチリア島から南へ約93kmの海上にあり、ヨーロッパと北アフリカを結ぶ地中海の要衝として、古代からさまざまな文明の影響を受けてきました。
マルタの首都はバレッタ、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロです。2004年に欧州連合(EU)へ加盟し、2007年にはシェンゲン協定の適用地域に加わりました。1964年にイギリスから独立した歴史もあり、ヨーロッパらしい街並みと独自の文化が共存しています。2026年時点のEU公式情報とマルタ国家統計局の最新公表値をもとに、地理、国の基本情報、歴史、観光の見どころまで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- マルタ島はどこの国?:地中海中央部にあるマルタ共和国最大の島で、イタリア領ではない独立国です。
- 基本情報:首都はバレッタ、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロ。国土面積は約316平方kmです。
- 歴史と国際関係:1964年9月21日に独立し、2004年にEU、2007年にシェンゲン圏、2008年にユーロ圏へ加わりました。
【結論】マルタ島はどこの国?地中海の独立国・マルタ共和国とは
マルタ島は、ヨーロッパ南部の地中海に浮かぶ「マルタ共和国」を構成する最大の島です。国名はマルタ共和国、英語ではRepublic of Maltaと表記されます。島の名前と国の名前が同じため、地理的な場所と国家そのものを混同しやすい点に注意しましょう。
マルタ共和国は、マルタ島、ゴゾ島、コミノ島などからなる島国です。政府の公式案内によると、マルタ諸島はシチリア島の南約93km、リビアの北約288kmに位置しています。ヨーロッパと北アフリカの間にあることから、古代から海上交通や軍事、貿易の面で重要な役割を果たしてきました。
地図で探すときは、まずイタリア南部のシチリア島を見つけ、その南側の海域に注目すると位置関係を把握しやすくなります。マルタはイタリアの一部でも、シチリア島の一部でもありません。独自の政府、議会、法律を持つ主権国家です。
また、マルタ共和国は欧州連合(EU)の加盟国です。地理的には地中海にある小さな島国ですが、政治・経済面ではヨーロッパの制度と深く結び付いています。この「地中海の島国であり、EU加盟国でもある」という二つの側面が、マルタを理解するうえでの出発点です。

【2026年最新】マルタ共和国の基本情報を一覧で確認
マルタ共和国の基本情報を整理すると、国の規模や国際的な位置付けが分かります。以下は、マルタ政府、EU公式サイト、マルタ国家統計局などの公表情報に基づく概要です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式国名 | マルタ共和国(Republic of Malta) |
| 首都 | バレッタ(Valletta) |
| 所在地 | 地中海中央部、シチリア島の南方 |
| 国土面積 | 約316平方km |
| 人口 | 588,254人(2025年末推計、マルタ島・ゴゾ島などを含む) |
| 公用語 | マルタ語、英語 |
| 通貨 | ユーロ(€) |
| 独立 | 1964年9月21日 |
| 共和制への移行 | 1974年12月13日 |
| EU加盟 | 2004年5月1日 |
| シェンゲン圏への参加 | 2007年12月21日 |
| ユーロ導入 | 2008年1月1日 |
| 政治体制 | 議会制共和国 |
人口については、マルタ国家統計局が2026年7月9日に公表した資料で、2025年末時点のマルタ・ゴゾ地域の推計人口を588,254人としています。前年末と比べて2.4%増加しました。ここで示した人口は、マルタ島だけの人口ではなく、国全体の人口です。
面積約316平方kmという数字は、マルタ共和国全体の規模を示しています。東京都の面積と単純に比較するとかなり小さな国ですが、人口密度は高く、沿岸部や都市部には住宅、商業施設、歴史的建造物が集まっています。小さな国土に複数の島、都市、文化遺産がまとまっている点も特徴です。
なお、人口統計は対象地域や集計時点によって数字が異なります。2026年の基本情報を調べる場合は、古い旅行ガイドに記載された人口よりも、マルタ国家統計局やEU公式サイトの更新された数値を優先すると、情報の食い違いを避けられます。
【歴史を解説】マルタ独立の経緯と1964年、EU加盟までの歩み
マルタの歴史を理解するうえで欠かせないのが、地中海における地理的な位置です。ヨーロッパ、北アフリカ、中東方面を結ぶ航路に近いため、古代から多様な勢力がこの島を支配し、交易や軍事拠点として利用してきました。
マルタには先史時代の巨石神殿が残り、フェニキア人、ローマ人、アラブ勢力、ノルマン人など、さまざまな文明の影響が積み重なっています。その後、聖ヨハネ騎士団の時代を経て、島は地中海世界の政治・軍事における重要拠点となりました。
近代にはイギリスの支配下に入り、1815年以降はイギリスの植民地として統治されました。第二次世界大戦中にも戦略的な拠点となり、戦後は自治や独立をめぐる政治的な動きが進みます。
マルタ政府の歴代首相に関する公式資料によると、ジョージ・ボルグ・オリヴィエ首相の政権下でイギリス政府との交渉が進められ、独立憲法は1964年2月の国民投票で承認されました。そして、1964年9月21日、マルタは独立国家となりました。
ただし、独立と共和制への移行は同じ出来事ではありません。独立当初は英連邦の一員であり、イギリス国王がマルタの君主でもありました。その後、1974年12月13日に共和制へ移行し、現在のマルタ共和国の政治体制が確立されました。
その後の大きな節目がEU加盟です。マルタは2004年5月1日にEUへ加盟し、2007年12月21日にシェンゲン協定の適用地域に加わりました。さらに2008年1月1日にはユーロを導入しています。これらはそれぞれ別の制度であり、加盟日も異なります。
マルタの歴史を年表で整理すると、次のようになります。
- 1815年:イギリスの支配下に入る。
- 1964年9月21日:イギリスから独立。
- 1974年12月13日:共和制へ移行。
- 2004年5月1日:EUに加盟。
- 2007年12月21日:シェンゲン圏に参加。
- 2008年1月1日:ユーロを導入。
この経緯から分かるのは、マルタが地理的には小さくても、独自の国家としての歴史と、欧州統合に参加してきた歴史の両方を持つことです。観光地としての美しい景観だけでなく、独立や国家形成の背景を知ることで、街並みや文化への理解も深まります。

【言語・通貨・EU】マルタの英語事情とユーロ、シェンゲン協定
マルタ旅行を検討するときに気になるのが、言語、通貨、入国制度です。マルタは英語が公用語の一つで、ユーロを使用し、シェンゲン圏にも参加しています。ただし、これらの制度を正確に理解しておくと、イタリアなど周辺国との違いも見えてきます。
公用語はマルタ語と英語です。マルタ語はアラビア語系の言語と歴史的につながるセム語派の言語でありながら、ラテン文字で表記されます。シチリアやイタリアとの長い交流を背景に、イタリア語系の語彙も多く取り入れられています。英語はイギリス統治時代の歴史とも関係が深く、行政、教育、観光、ビジネスなどで広く使われています。
そのため、日本から訪れる旅行者にとっては、英語で意思疎通しやすいヨーロッパの旅行先の一つです。ただし、すべての住民が同じ程度に英語を使うわけではなく、地域や年齢、場面による違いもあります。現地の言葉で「Grazzi(ありがとう)」と伝えると、文化への関心を示す小さなきっかけになります。
通貨はユーロです。欧州委員会の公式資料によると、マルタは2008年1月1日にユーロを導入しました。イタリアやフランスなど、ユーロを採用する国と旅行を組み合わせる場合、通貨を両替する手間を減らせます。ただし、現地の物価やサービス料金まで周辺国と同じという意味ではありません。
EU加盟とシェンゲン協定への参加も別の制度です。EU加盟は政治・経済上の統合に関する枠組みであり、シェンゲン協定は参加国間の国境管理などに関する枠組みです。マルタはEU加盟国であり、シェンゲン圏の一員でもありますが、両者は同義ではありません。
日本国籍の旅行者が短期滞在する場合、通常はシェンゲン圏全体での滞在日数を合算して考える必要があります。一般的な査証免除の短期滞在は、あらゆる180日間のうち最大90日が基準です。滞在目的、国籍、在留資格などによって条件は変わるため、留学や就労、長期滞在を予定する場合は、短期観光のルールだけで判断しないことが大切です。
【島ごとの違い】マルタ島・ゴゾ島・コミノ島は何が違う?
マルタ共和国は一つの島だけでできているわけではありません。旅行先として特に知られているのは、最大のマルタ島、二番目に大きいゴゾ島、小さなコミノ島の三つです。それぞれ景観や過ごし方が異なるため、旅程を決める際には島ごとの特徴を押さえておきましょう。
マルタ島は、国の行政、経済、交通の中心です。首都バレッタをはじめ、歴史的な街並み、博物館、教会、レストラン、ホテルなどが集まっています。初めて訪れる場合や、滞在日数が限られている場合は、マルタ島を拠点にすると移動計画を立てやすくなります。
ゴゾ島は、マルタ島よりも農村的な風景や落ち着いた雰囲気を感じやすい島です。海岸線、丘陵地帯、小さな集落などがあり、都市観光とは異なる時間を過ごせます。先史時代の巨石神殿として知られるジュガンティーヤ神殿もゴゾ島にあります。
コミノ島は、小規模で、日帰りの海遊びやハイキングの目的地として知られています。特に有名なのがブルーラグーンです。透明度の高い青い海を楽しめる一方、人気の時期は混雑しやすいため、訪問日や交通手段、入域に関する最新の案内を事前に確認すると安心です。
三つの島を一度に回ろうとすると、船の運航時間や移動に多くの時間を使うことがあります。歴史的建造物や街歩きを重視するならマルタ島、自然や静かな風景を重視するならゴゾ島、海の景色を優先するならコミノ島というように、旅の目的から優先順位を決めると計画しやすくなります。

【観光スポットと気候】マルタ旅行のベストシーズンはいつ?
マルタは地中海性気候で、夏は暑く乾燥し、冬は比較的温暖で雨が降る時期があります。海や屋外観光を楽しみたい人には、気温と混雑のバランスを考えた時期選びが重要です。
春から初夏、そして初秋は、街歩きと海岸観光を組み合わせやすい時期です。特に4~6月や9~10月は、真夏の厳しい暑さを避けながら屋外の観光地を巡りたい人に向いています。ただし、海水温や天候は年によって異なるため、海水浴を主目的にする場合は旅行直前の予報も確認しましょう。
7~8月は日差しが強く、日中の観光では熱中症対策が欠かせません。一方、海水浴やリゾート滞在を中心にする旅行者には魅力的な季節です。夏休みと重なるため、人気スポットや宿泊施設が混み合うことも考慮しておきましょう。
冬は比較的穏やかな日もありますが、雨や風が強まることもあります。海水浴よりも、博物館、教会、歴史地区、レストラン巡りを中心にした旅行に適しています。季節によって船の運航や屋外施設の利用条件が変わる場合もあるため、島間移動を予定している場合は最新情報が役立ちます。
代表的な観光スポットとして、まず挙げられるのが首都のバレッタです。要塞都市として発展した歴史地区には、バロック建築や教会、博物館が集まり、街全体が歴史を感じさせる景観を形作っています。バレッタは1980年にユネスコ世界遺産に登録されました。
先史時代の文化に興味があるなら、マルタ島とゴゾ島に残る巨石神殿も見逃せません。ユネスコの世界遺産資料によると、マルタの巨石神殿群には紀元前4千年紀から紀元前3千年紀に建設された遺跡が含まれ、世界でも初期の独立した石造建築群として知られています。
地下遺跡に関心がある人には、ハル・サフリエニの地下墳墓(ハル・サフリエニ・ハイポジウム)も注目の場所です。ユネスコによると、紀元前およそ2500年ごろに掘削された地下構造物で、先史時代の埋葬文化を知る重要な遺跡です。入場できる人数などに制限が設けられることがあるため、訪問前の予約確認が欠かせません。
ほかにも、古都イムディーナの街並み、海岸の景勝地ブルーグロット、ゴゾ島の自然景観、コミノ島のブルーラグーンなど、目的に応じて選べるスポットがあります。歴史、建築、海、自然を一つの旅行で組み合わせやすいことが、マルタ観光の魅力です。
【マルタとイタリアの違い】場所が近くても別の国である理由
マルタとイタリアは地理的にも文化的にも関係が深く、混同されることがあります。特にマルタ島はシチリア島に近いため、イタリア領だと思われることがありますが、両国は明確に別の主権国家です。
最も分かりやすい違いは、国家としての制度です。マルタには独自の政府と議会があり、1964年に独立しました。一方、シチリア島はイタリア共和国の一部です。地理的な近さや歴史的な交流は、領土上の所属を意味しません。
言語にも違いがあります。マルタの公用語はマルタ語と英語であり、イタリア語は公用語ではありません。マルタ語にはイタリア語やシチリア語の影響が見られ、イタリア語を理解する住民もいますが、国の公式言語制度はイタリアとは異なります。
食文化や建築にも共通点があります。地中海の食材を使う料理、石造りの街並み、カトリック文化に関係する建築など、周辺地域と共有する特徴は少なくありません。ただし、マルタにはアラビア語系の言語的背景やイギリス統治時代の影響もあり、独自の文化が形成されています。
通貨は両国ともユーロです。そのため、通貨だけを見ると違いが分かりにくいものの、国の成り立ち、言語、歴史、行政制度は異なります。「イタリアに近い地中海の島国だが、イタリアではない」という整理が最も正確です。
【マルタ島はどこの国】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:マルタ島はイタリアの一部ですか?
A1:いいえ。マルタ島は独立国であるマルタ共和国の最大の島です。イタリアのシチリア島から南へ約93km離れています。
Q2:マルタの首都はどこですか?
A2:首都はバレッタです。歴史的な要塞都市であり、街全体がユネスコ世界遺産に登録されています。
Q3:マルタでは英語が通じますか?
A3:英語はマルタ語と並ぶ公用語で、観光、教育、行政、ビジネスなどで広く使われています。ただし、場所や相手によって使用状況には差があります。
Q4:マルタの通貨は何ですか?
A4:ユーロです。2008年1月1日に導入されました。イタリアなどのユーロ圏の国と旅行を組み合わせる際にも便利です。
Q5:マルタはEU加盟国ですか?
A5:はい。2004年5月1日にEUへ加盟しました。また、2007年にシェンゲン圏へ参加し、2008年にユーロを導入しています。それぞれ異なる制度です。
Q6:マルタ旅行のベストシーズンはいつですか?
A6:街歩きと屋外観光のバランスを重視するなら、春から初夏、初秋が候補になります。海水浴なら夏が向いていますが、暑さと混雑への対策が必要です。
Q7:マルタ島とゴゾ島、コミノ島はどう違いますか?
A7:マルタ島は行政・経済・観光の中心、ゴゾ島は自然や農村風景を楽しみやすい島、コミノ島はブルーラグーンなど海の景色で知られる小さな島です。旅行目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
まとめ:【プロの結論】マルタ共和国を正しく理解するための判断基準
マルタ島は、地中海中央部に位置するマルタ共和国最大の島です。シチリア島の南方にあるためイタリアとの関係が深いものの、1964年に独立した別の国家であり、首都はバレッタ、公用語はマルタ語と英語、通貨はユーロです。
2026年時点の基本情報を把握するうえでは、国土面積約316平方km、2025年末の推計人口588,254人という数字に加え、EU加盟、シェンゲン圏への参加、ユーロ導入をそれぞれ区別して理解することが大切です。独立と共和制への移行も別の節目であり、1964年と1974年の違いを押さえると、マルタの近代史が整理しやすくなります。
旅行先として考える場合は、歴史地区や建築を楽しむならバレッタ、自然や落ち着いた風景を求めるならゴゾ島、海の透明感を満喫したいならコミノ島というように、目的から訪問先を選ぶのがおすすめです。英語が使いやすく、ユーロを採用している点も旅行計画を立てるうえでの利点です。
一方、夏の暑さ、人気スポットの混雑、島間の移動時間、遺跡の入場条件などは、旅の満足度を左右します。国の基本情報を理解したうえで季節と移動計画を組み立てれば、マルタの歴史、文化、海岸風景をより効率よく楽しめます。
マルタ島は単なる「イタリア近くのリゾート島」ではありません。独自の言語と歴史を持ち、ヨーロッパの制度に参加する小さな共和国です。その背景を知ることが、マルタという国を正確に理解する第一歩になります。 (出典: マルタ 島 は どこ の 国(Yahoo!ニュース))