じゃがいもの収穫時期はいつ?春植え・秋植えと地域別の目安、見分け方を2026年版で徹底解説
じゃがいもの収穫時期は、春植えか秋植えかによって異なり、北海道・関東・関西・九州などの地域や品種、気温によっても前後します。家庭菜園では、植え付けから約100日がひとつの目安ですが、日数だけで収穫日を決めると、いもが十分に育っていなかったり、保存中に傷みやすくなったりすることがあります。
収穫のタイミングを判断するポイントは、葉が黄色く枯れてきたか、茎が倒れてきたか、試し掘りしたいもの皮が十分に固くなっているかという3点です。2026年の栽培計画や家庭菜園で役立つよう、春植え・秋植えの違い、地域別の収穫カレンダー、雨の日の注意点、プランターでの掘り上げ方、収穫後の保存方法まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 収穫時期の目安:植え付けから約90〜120日。春植えは初夏、秋植えは主に秋の終わりから冬が目安です。
- 収穫のサイン:葉や茎が黄色く枯れ始めたら試し掘りを行い、いもの大きさと皮の固さを確認します。
- 失敗を防ぐコツ:土が乾いた晴天の日に掘り、傷をつけずに日陰で乾燥させ、暗く涼しい場所で保存します。
【2026年版】じゃがいもの収穫時期は春植え・秋植えでどう違う?
じゃがいもは冷涼な気候を好む野菜です。気温が上がりすぎると生育やいもの肥大に影響するため、地域ごとの気候に合わせて植え付けと収穫の時期が調整されています。
農林水産省が公表するばれいしょの栽培案内では、北海道は春に植えて夏から秋に収穫し、九州では春作に加えて秋作や冬作も行われるとされています。家庭菜園でも、この地域差を踏まえて収穫時期を考えることが大切です。
春植えの収穫時期は5〜7月が中心
春植えのじゃがいもは、一般的に2〜4月ごろに植え付け、5〜7月ごろに収穫する作型です。ただし、北海道のように春の訪れが遅い地域では、植え付けが4〜5月ごろになり、収穫も8〜10月ごろにずれ込みます。
家庭菜園では、植え付けから約90〜120日を収穫の目安にすると管理しやすくなります。たとえば3月上旬に植え付けた場合、6月上旬〜下旬ごろが収穫時期の候補です。ただし、これは日数から計算した目安であり、実際には葉や茎の状態、試し掘りの結果を優先します。
新じゃがを楽しみたい場合は、通常より早く掘り上げる方法もあります。植え付け後7〜8週間程度で収穫できる場合がありますが、いもの大きさや成熟度は栽培条件によって異なります。早掘りしたいもは皮が薄く傷つきやすいため、長期保存よりも早めに食べる使い方に向いています。
秋植えの収穫時期は11〜12月が目安
秋植えは、夏の暑さが和らいでから種いもを植え付け、晩秋から冬に収穫する作型です。長崎県や鹿児島県など、比較的温暖な地域で行われています。
一般的な秋作では8〜9月ごろに植え付け、11〜12月ごろに収穫するのが目安です。ただし、地域や品種によっては生育期間が短くなったり、霜や低温の影響で十分に育たなかったりする場合があります。
秋植えでは、植え付けを急ぐよりも、品種の適性と地域の気候を確認することが重要です。秋作に向く品種を選び、暑さが残る時期の植え付けや、霜が降りる時期までの生育不足を避けるようにします。

【地域別】じゃがいもの収穫時期はいつ?北海道・関東・九州の目安
同じ春植えでも、北海道と九州では収穫時期が大きく異なります。農林水産省の栽培歴資料を参考に、代表的な作型と収穫時期を整理しました。以下は地域全体の傾向を示したもので、個々の家庭菜園での収穫日を確定するものではありません。
| 地域・作型 | 植え付けの目安 | 収穫の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 北海道・春植え | 4〜5月 | 8〜10月 | 低温で生育が遅れやすく、霜や秋の冷え込みにも注意 |
| 関東・春植え | 2〜3月ごろ | 5〜6月ごろ | 梅雨入り前後の雨を考慮し、土が乾いた日を選ぶ |
| 関西・春植え | 2〜3月ごろ | 5〜6月ごろ | 気温の上昇が早い年は、生育や収穫の進み具合を確認する |
| 九州・春作 | 1〜3月ごろ | 5〜7月ごろ | 暖かい地域では生育が進みやすく、長雨にも注意 |
| 九州・秋作 | 8〜9月ごろ | 11〜12月ごろ | 秋作に適した品種を選び、植え付け後の高温や冬の冷え込みに注意 |
| 九州・冬作 | 10〜1月ごろ | 2〜5月ごろ | 地域や作型による差が大きく、現地の栽培暦を確認する |
地域によっては、表の時期より早く収穫できる場合も、遅くなる場合もあります。特に、植え付け後の気温、日照、降雨量、品種の早晩性は、収穫までの日数に影響します。
また、九州では春作・秋作・冬作が行われるため、全国一律の「じゃがいもの収穫月」を設定することはできません。農林水産省の栽培歴や、地域のJA・自治体が公開する家庭菜園向けの栽培カレンダーを参考にすると、より実情に合った計画を立てられます。
【見分け方】葉が枯れる・茎が倒れるのは収穫のサイン?試し掘りの判断基準
じゃがいもの収穫時期を見極めるには、植え付けからの日数だけでなく、地上部と土の中のいもの両方を確認する必要があります。とくに家庭菜園では、葉の変化を見逃さず、試し掘りで成熟度を確かめる方法が有効です。
1.葉が黄色く枯れ始めたら収穫の準備
最初に確認したいのは、株の下のほうから葉が黄色くなり、徐々に枯れ上がっているかどうかです。生育が順調に進み、いもの肥大が終盤に近づくと、地上部の茎や葉も衰えてきます。
春植えでは、葉の大部分が黄色くなり、枯れ始めていることが収穫の判断材料になります。サカタのタネの栽培案内では、植え付け後100〜120日程度を目安とし、葉が約8割黄色く枯れた状態を収穫適期の判断に用いています。
ただし、葉が枯れたからといって、必ずしも成熟したとは限りません。病気や害虫、乾燥などによって葉が傷んでいる場合もあります。株全体の様子を観察し、枯れ方が不自然なときは、ほかの株にも症状が出ていないか確認しましょう。
2.茎が倒れるのは目安のひとつ
生育の終盤には、茎が力を失い、株全体が倒れたように見えることがあります。葉の黄変と茎の倒れ込みが同時に進んでいれば、収穫時期が近づいている可能性があります。
一方、強風で倒れた場合や、水分不足・病気などで急に茎がしおれた場合は、成熟のサインとは限りません。茎が倒れたという理由だけで収穫せず、葉の色や植え付けからの日数と合わせて判断してください。
3.試し掘りでいもの大きさと皮の固さを確認
収穫の判断に迷ったら、株を丸ごと掘り上げる前に、1株だけ試し掘りをします。株元から少し離れた場所の土を手や小さな道具で慎重に掘り、いもの大きさや表皮の状態を確かめましょう。
十分に肥大し、表面を親指で軽くこすっても皮が簡単にむけない状態なら、収穫に適している可能性が高まります。いもが小さく、皮が薄くて簡単にむける場合は、天候や株の状態を確認しながら、数日〜1週間程度待って再確認する方法があります。
なお、いもの大きさは品種や栽培条件によって異なります。大きさだけで一律に判断せず、複数のサインを組み合わせることが大切です。

【収穫方法】じゃがいもは晴れた日に掘るべき?雨の日の注意点も解説
収穫適期を迎えたじゃがいもは、土が乾いている晴天の日に掘り上げるのが基本です。農林水産省の収穫・貯蔵に関する資料でも、土が乾いた日に収穫することや、いもに傷をつけないことが注意点として挙げられています。
家庭菜園での基本的な収穫手順
収穫では、地上部を引っ張るだけで済ませようとせず、土を十分にほぐしてからいもを取り出します。スコップやフォークを使う場合は、株元に近すぎる場所へ差し込むと、土中のいもを傷つけるおそれがあります。
- 葉や茎の状態を確認し、収穫適期に達しているか判断する。
- 株元から少し離れた位置に道具を入れ、土をゆっくりほぐす。
- 株の周囲から土を崩し、いもを傷つけないように掘り上げる。
- 土を無理にこすり落とさず、傷や腐敗がないか確認する。
- 直射日光を避け、風通しのよい日陰で表面を乾かす。
掘り上げたじゃがいもを乱暴に扱うと、表面の傷や打撲が保存中の腐敗につながることがあります。とくに皮の薄い新じゃがは傷つきやすいため、丁寧に扱いましょう。
じゃがいもは雨の日に収穫してもいい?
雨の日や雨上がりで土が湿っているときは、できるだけ収穫を避けましょう。湿った土は、いもに付着しやすく、掘り上げた後も乾燥に時間がかかります。湿気が残ったまま保存すると、腐敗のリスクが高まります。
理想は、晴天が2〜3日続き、土が十分に乾いたタイミングです。ただし、長雨が迫っている場合や、土中で腐敗が進むおそれがある場合など、収穫を先延ばしにできないケースもあります。その際は、収穫後に傷んだいもを選別し、風通しのよい日陰で表面を乾かしてから保存してください。
雨の日に収穫せざるを得なかった場合も、濡れたまま段ボール箱や密閉容器に入れるのは避けます。土を無理に洗い流さず、表面の水分を飛ばし、傷や腐敗の兆候があるものは分けて早めに使うのが基本です。
【失敗を防ぐ】じゃがいもの収穫が早すぎる・遅すぎる場合の違い
じゃがいもの収穫では、早すぎても遅すぎても問題が起こる可能性があります。収穫のタイミングは、いもの大きさだけでなく、皮の成熟度、天候、保存する期間まで考えて決めましょう。
収穫が早すぎると、いもが小さく皮も傷つきやすい
葉や茎がまだ青々としていて、生育が続いている段階では、いもが十分に肥大していない場合があります。この段階で収穫すると、小さないもが多くなり、収量が少なくなることがあります。
また、未熟ないもは皮が薄く、掘り上げる際にむけたり傷ついたりしやすいため、長期保存には向きません。早掘りした新じゃがを楽しむ場合は、必要な量だけ収穫し、なるべく早く消費するとよいでしょう。
特に注意したいのが、未熟ないもや緑色になったいもに含まれる天然毒素です。農林水産省は、じゃがいもの芽や緑色の部分、未熟ないもによる食中毒への注意を呼びかけています。緑色になった部分は食べず、未熟な小いもを安易に食用にしないことが重要です。
収穫が遅すぎると、雨や高温で傷みやすくなる
葉や茎が十分に枯れ、試し掘りでも成熟を確認できたのに、長期間そのままにしておくのも避けたいところです。梅雨の長雨や高温、多湿な土壌にさらされると、いもの腐敗や品質低下につながる可能性があります。
一方で、葉が枯れた直後に必ず掘らなければならないわけでもありません。土の状態や天候を確認し、適切な晴天日を選ぶ余地はあります。大切なのは、収穫適期に入ったことを確認したら、天候を見ながら計画的に掘り上げることです。
北海道など寒冷な地域では、秋の冷え込みや凍結にも注意が必要です。低温時の掘り取りでは、いもに打撲などの傷みが生じることもあるため、地域の栽培暦や天候を確認して作業日を決めましょう。

【プランター栽培】じゃがいもの収穫時期と掘り上げ方のコツ
ベランダや庭のプランターで育てたじゃがいもも、収穫時期の判断基準は畑とほぼ同じです。植え付けから約90〜120日を目安にしながら、葉の黄変や枯れ具合、試し掘りで成熟度を確認します。
プランターは土の量が限られるため、畑とは水分の変化が異なります。乾燥しやすい環境では生育に影響が出ることもあるため、日数だけで収穫を決めないようにしましょう。
プランターを横に倒して土ごと取り出す
収穫するときは、まず茎葉を整理し、容器の土が十分に乾いていることを確認します。掘り上げる直前に水をたっぷり与える必要はありません。サカタのタネの栽培案内でも、鉢植えの場合は収穫の約1週間前から水やりを控え、土を乾かす方法が紹介されています。
プランターを横倒しにできる場合は、容器をゆっくり傾け、土の塊を崩しながらいもを取り出すと、スコップなどで傷をつけるリスクを抑えられます。無理に茎を引っ張ったり、深く道具を差し込んだりしないことがポイントです。
深さや容量に余裕のあるプランターでも、収穫量やいもの大きさは品種、日照、肥料、水分管理などに左右されます。地上部が枯れてきたら一度試し掘りをし、十分に育っているか確認してから全株を収穫しましょう。
【収穫後の保存方法】じゃがいもを長持ちさせる乾燥・保管のポイント
じゃがいもは、掘り上げた後の扱いによって保存性が変わります。収穫直後のいもは、表面の水分を取り除き、傷んだものを分けてから、暗く涼しい場所に保管するのが基本です。
表面を日陰で乾かし、洗わずに保存する
掘り上げたじゃがいもは、風通しのよい日陰で表面を乾かします。直射日光に長時間当てると緑化しやすくなるため、日光にさらし続けるのは避けてください。
表面が乾いたら、付着した土を軽く落とします。水洗いすると表面に水分が残りやすくなるため、保存するいもは基本的に洗わないほうが扱いやすくなります。傷ついたものや腐敗が疑われるものは、保存用のいもと分けましょう。
暗く涼しく、風通しのよい場所で保管する
保存場所は、光が当たらず、涼しく、通気性がよい場所を選びます。段ボール箱や通気性のある容器などを使い、いもをぎゅうぎゅうに詰め込まず、傷や腐敗がないか定期的に確認します。
農林水産省の案内でも、保存時は光を避け、傷をつけないことが注意点として示されています。じゃがいもは光に当たると緑色になり、天然毒素が増えるおそれがあるため、明るい窓辺や直射日光の当たる場所に置かないようにしてください。
新じゃがは皮が薄く水分が多いため、一般的な成熟したじゃがいもに比べて長期保存に向きません。掘り上げたら状態を確認しながら、なるべく早く食べ切るのがおすすめです。
【じゃがいも収穫時期】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:じゃがいもは植え付けから何日で収穫できますか?
A1:一般的には約90〜120日が目安です。農林水産省の栽培案内では約100日が目安として紹介されています。ただし、品種や気温、栽培環境によって異なるため、葉や茎の枯れ具合と試し掘りの結果を合わせて判断してください。
Q2:じゃがいもの葉が枯れたら、すぐに収穫してもいいですか?
A2:葉が黄色く枯れ始めたら、収穫時期が近づいているサインです。ただし、病気や乾燥による枯れもあるため、すぐに全株を掘るのではなく、試し掘りでいもの大きさや皮の固さを確認しましょう。
Q3:じゃがいもは雨の日に収穫しても大丈夫ですか?
A3:できるだけ避けるのがおすすめです。土が湿っていると、いもに土が付着しやすく、乾燥にも時間がかかるため、保存中に腐敗するリスクが高まります。晴天が2〜3日続き、土が乾いたタイミングを選ぶとよいでしょう。
Q4:秋植えのじゃがいもはいつ収穫できますか?
A4:温暖な地域の秋作では、11〜12月ごろが目安です。主に九州などで栽培されますが、品種や地域の気候によって異なります。秋植えに適した品種を選び、葉の黄変や試し掘りで収穫適期を確認してください。
Q5:じゃがいもを収穫した後、すぐに食べてもいいですか?
A5:成熟した健康ないもであれば、収穫後に表面の土や水分を適切に処理して食べられます。ただし、緑色になった部分や芽は食べないでください。未熟ないもや状態に不安があるものも避け、保存する場合は暗く涼しい場所で保管しましょう。
まとめ:じゃがいもの収穫時期は日数・葉・試し掘りで判断しよう
じゃがいもの収穫時期は、春植えなら初夏、秋植えなら晩秋から冬が大まかな目安ですが、北海道から九州まで地域差があります。植え付けから約90〜120日という日数は便利な目安である一方、それだけで収穫日を決めるのはおすすめできません。
葉が黄色く枯れ始め、茎が衰えてきたら、試し掘りでいもの大きさと皮の状態を確かめましょう。土が乾いた晴天の日に、いもを傷つけないよう掘り上げることも大切です。雨の日や湿った土での収穫は避け、収穫後は日陰で表面を乾かし、暗く涼しい場所に保管してください。
2026年の家庭菜園でも、地域の栽培カレンダーを参考にしながら、実際の株の状態と天候を優先することが失敗を減らす近道です。早すぎる収穫による小玉化や皮むけ、遅すぎる収穫による腐敗を防ぎ、育てたじゃがいもをおいしく安全に楽しみましょう。 (出典: じゃがいも 収穫 時期(Yahoo!ニュース))