ツナ入りにんじんしりしりの作り方を徹底解説!卵・味付け・保存のコツも紹介
にんじんとツナ缶、卵があれば、手軽に作れる沖縄の家庭料理「にんじんしりしり」。フライパンひとつで作りやすく、ご飯のおかずやお弁当、作り置きにも活用できる便利な一品です。しょうゆでシンプルに仕上げる方法から、めんつゆや白だしを使った味付けまで、材料や調味料を少し変えるだけで味わいも変わります。
おいしく仕上げるポイントは、にんじんの切り方、ツナ缶の油の扱い、卵を加えるタイミングの3つです。この記事では、2人分の基本レシピを中心に、電子レンジで作る方法、味付けの比較、作り置きの保存期間まで、家庭で実践しやすい手順に沿って紹介します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本の作り方:にんじん1本、ツナ缶1缶、卵1個を使い、約10〜15分で作れる。
- おいしく作るコツ:にんじんを細めに切って先に炒め、ツナを加えた後、卵を最後に入れる。
- 味付けと保存:しょうゆ・めんつゆ・白だしを使い分け、作り置きは速やかに冷蔵して早めに食べ切る。
【まずは基本】ツナ入りにんじんしりしりの材料と作り方
にんじんしりしりの基本は、細く切ったにんじんを炒め、ツナと卵を合わせて調味すること。ツナのうま味と卵のまろやかさが加わるため、にんじんが苦手な人でも食べやすい味に仕上げられます。
まずは、家庭で作りやすいしょうゆ味のレシピから紹介します。
材料(2人分)
- にんじん:1本(約150〜200g)
- ツナ缶:1缶(約70g)
- 卵:1個
- しょうゆ:小さじ1
- ごま油:小さじ1
- みりん:小さじ1(お好みで)
- 塩・こしょう:少々(必要に応じて)
ツナ缶は油漬けでも水煮でも作れます。油漬けなら缶の油を少量利用する方法もあり、水煮ならごま油を使うと風味を補えます。ツナ自体に塩分があるため、しょうゆは最初から多く入れず、最後に味を確認して調整するのがおすすめです。
作り方
にんじんを細切りにする。皮をむき、長さ5cm程度の千切りにします。スライサーを使っても構いません。卵はボウルに割り入れ、よく溶いておきます。
にんじんを炒める。フライパンにごま油を入れて中火で熱し、にんじんを3〜5分ほど炒めます。全体がしんなりしてきたら次の工程へ進みます。
ツナと調味料を加える。ツナを入れてほぐしながら炒め、しょうゆと、好みでみりんを加えます。全体に味がなじむように混ぜ合わせます。
溶き卵を加える。具材をフライパンの片側に寄せ、空いた部分に卵を流し入れます。半熟状になり始めたら、にんじんとツナに混ぜ合わせます。
卵にしっかり火を通す。卵が固まるまで炒め、味を確認します。必要ならしょうゆや塩を少量足し、全体を混ぜて完成です。
調理時間は、にんじんを切る時間を含めて約10〜15分が目安です。にんじんの太さやフライパンの大きさによって加熱時間は変わるため、時間だけで判断せず、にんじんのやわらかさと卵の火の通りを確認してください。

【仕上がりを左右】にんじんの千切りとフライパンの火加減
にんじんしりしりは材料が少ないぶん、切り方と加熱の仕方が食感に直結します。やわらかく仕上げたいのか、にんじんの歯ごたえを残したいのかによって、切る太さや炒める時間を調整しましょう。
にんじんは細さをそろえる
包丁で千切りにする場合は、長さ5cm程度、幅2〜3mmほどを目安にすると火が通りやすくなります。細さをそろえることで、太い部分だけが硬く残るのを防ぎやすくなります。
沖縄の家庭料理としてのにんじんしりしりでは、専用の「しりしり器」を使う方法も知られています。農林水産省の「うちの郷土料理」によると、料理名の「シリシリー」は、にんじんをすりおろす動作や、その際の音を表す沖縄の方言に由来します。専用器がない家庭では、包丁や千切りスライサーで代用できます。
スライサーは均一な細さに切りやすく、時短にも便利です。ただし、細くしすぎると加熱中に水分が出やすく、食感もやわらかくなりやすいため、好みに合わせて使い分けてください。
炒めるときは中火を基本にする
フライパンは中火で温め、にんじん全体に油が行き渡るように炒めます。強火で急いで加熱すると、表面だけが焦げたり、部分的に硬さが残ったりすることがあります。
にんじんが硬い場合は、ふたをして短時間蒸し焼きにする方法もあります。少量の水を加える場合は、仕上げに水分を飛ばしてから卵を加えると、べたつきを抑えやすくなります。
一方、シャキシャキした食感を残したいなら、炒めすぎないことがポイントです。にんじんが好みの硬さになった段階でツナを加え、卵を合わせて手早く仕上げましょう。
【卵とツナ缶】加える順番・油切りの正解
ツナ入りにんじんしりしりで迷いやすいのが、卵を入れるタイミングとツナ缶の油切りです。どちらも一つの正解に限定する必要はありませんが、基本の考え方を押さえると、好みの食感に調整しやすくなります。
卵はにんじんがしんなりしてから
卵を最初に入れると、にんじんを炒めている間に卵が固まり、全体が混ざりにくくなることがあります。まずにんじんに火を通し、ツナと調味料をなじませてから卵を加えると、具材に均一に絡めやすくなります。
卵をふんわり仕上げたい場合は、溶き卵を流し入れ、少し固まり始めたところで大きく混ぜます。細かな炒り卵にしたい場合は、菜箸でほぐしながら炒めてください。いずれの場合も、卵は十分に加熱しましょう。
ツナ缶の油切りは好みと缶の種類で決める
油漬けのツナ缶は、油を切る量によって料理のコクや仕上がりの軽さが変わります。
あっさり仕上げたい場合:油をしっかり切ってから使い、必要に応じてごま油を少量加えます。
ツナの風味を生かしたい場合:油を軽く切り、缶の油を少量だけ炒め油として利用します。
水煮のツナ缶を使う場合:水分を軽く切り、ごま油やサラダ油を加えて炒めます。
油漬けのツナ缶を使うのに、さらに多くの油を加える必要はありません。反対に、油を完全に切ったツナを使う場合は、フライパンに油が少なすぎるとにんじんが焦げ付きやすくなります。食材の状態を見ながら調整しましょう。
なお、開封したツナ缶は、残った分を缶のまま保存せず、清潔なふた付き容器に移して冷蔵し、早めに使い切ってください。

【味付け比較】しょうゆ・めんつゆ・白だしはどう使い分ける?
にんじんしりしりの味付けは、しょうゆを基本にする方法のほか、めんつゆや白だしを使う方法もあります。だしの風味を加えたいのか、調味料の数を減らしたいのかによって選ぶと、毎日の献立に取り入れやすくなります。
以下は、にんじん1本、ツナ缶1缶、卵1個を使う場合の味付けの目安です。商品によって塩分や濃縮倍率が異なるため、初めは少なめに加えて調整してください。
| 味付け | 分量の目安 | 仕上がりと使い分け |
|---|---|---|
| しょうゆ | 小さじ1〜1と1/2 | 香ばしく、ご飯に合う定番の味。みりんを小さじ1加えると、甘みと照りを補える。 |
| めんつゆ | 2倍濃縮なら大さじ1程度 | だしのうま味が加わり、味をまとめやすい。4倍濃縮なら小さじ2程度から調整する。 |
| 白だし | 小さじ1程度から | だしの風味を生かした、すっきりした味わい。製品の塩分濃度に合わせて加減する。 |
しょうゆ味は失敗しにくい基本形
しょうゆを使う場合は、にんじんとツナに火が通ってから加えるのがポイントです。早い段階で多く入れると、フライパンに焦げ付きやすくなることがあります。甘めが好みならみりんを少量加え、甘さを控えたい場合はしょうゆだけでシンプルに仕上げましょう。
めんつゆは濃縮倍率を確認する
キッコーマンの公式レシピ「にんじんしりしり 本つゆ(めんつゆ)使用」では、にんじん200g、ツナ缶1/2缶、卵1個に、4倍濃縮のめんつゆを大さじ1と1/2使う方法が紹介されています。にんじんを炒め、ツナとめんつゆを加えてから卵を合わせる手順です。
めんつゆは商品によって濃さが違うため、レシピの分量をそのまま別の商品に当てはめないようにしましょう。ツナ缶にも塩分が含まれるので、最初は控えめに加えるのがコツです。
白だしは控えめに加えて味を確認する
白だしを使うと、しょうゆとは違っただしの香りを楽しめます。色を濃くしたくない場合にも使いやすい調味料です。ただし、白だし自体に塩分があるため、しょうゆや塩を追加する前に味見をしてください。
迷ったら、まずはしょうゆ味を基本にし、次回はめんつゆ、その次は白だしというように試すのもおすすめです。同じ材料でも味付けを変えるだけで、普段のおかずに変化をつけられます。
【時短とアレンジ】レンジ版・人気レシピの工夫
フライパンを使う方法が基本ですが、電子レンジでもにんじんしりしりを作れます。洗い物を減らしたい日や、コンロをほかの料理に使いたいときに便利です。
電子レンジで作る方法
象印の公式レンジレシピでは、千切りにしたにんじん、ツナ、しょうゆ、酒、砂糖、だしの素、ごま油などを耐熱ボウルに入れ、600Wで4分30秒〜5分ほど加熱した後、溶き卵を加えてさらに約1分加熱する方法が紹介されています。
家庭で作る場合も、この手順を参考にできます。
耐熱性のボウルに千切りにしたにんじん、油を切ったツナ、好みの調味料を入れて混ぜます。
ふんわりとラップをかけ、600Wで4〜5分ほど加熱します。
いったん取り出して混ぜ、溶き卵を加えます。
ラップをせずに約1分加熱し、卵が十分に固まったことを確認します。加熱が足りなければ、短時間ずつ追加加熱してください。
電子レンジは、にんじんの量や切り方、容器の形によって加熱ムラが生じます。途中で混ぜること、電子レンジ対応の容器を使うこと、卵に十分火を通すことを意識しましょう。
人気レシピに取り入れたい3つのアレンジ
かつお節を加える:仕上げにかつお節を混ぜると、だしの風味が増します。めんつゆとの相性も良好です。
ごまを加える:白いりごまやすりごまを仕上げに加えると、香ばしさと食感が加わります。
こしょうで味を引き締める:甘めの味付けが苦手な場合は、最後にこしょうを少量振ると、味にメリハリが生まれます。
ツナの代わりにかつお節を使う、卵を省いてにんじん中心の副菜にするなど、材料の変更も可能です。ただし、ツナと卵を組み合わせたレシピは、うま味とボリュームを両立させやすいのが特徴です。
にんじんしりしりは沖縄料理として知られていますが、家庭ごとに具材や味付けが異なります。専用のしりしり器を使わなければ作れないわけでも、必ずツナや卵を入れなければならないわけでもありません。基本を押さえたうえで、自分の好みに合うレシピを探すのが楽しみ方のひとつです。

【作り置きとお弁当】保存期間の目安と衛生管理
にんじんしりしりは汁気を少なく仕上げれば、お弁当のおかずや作り置きにも使えます。ただし、卵やツナを使う料理なので、調理後の温度管理や保存方法には気を配りましょう。
冷蔵保存は2〜3日以内を目安に
家庭で作ったツナと卵入りのにんじんしりしりは、清潔な容器に入れて冷蔵し、2〜3日以内を目安に食べ切る方法が実用的です。これは一律に保証された保存期限ではなく、調理時の衛生状態や冷蔵庫の温度などによって安全に食べられる期間は変わります。
保存するときは、次の点を守りましょう。
調理後は室温に長時間放置せず、早く冷えるように浅い清潔な容器に小分けする。
粗熱が取れたら速やかに冷蔵庫へ入れ、清潔な箸やスプーンで取り分ける。
食べる分だけ取り出し、残りを何度も温め直さない。
食べる前に十分に再加熱し、においや見た目に異常がある場合は口にしない。
厚生労働省の「家庭でできる食中毒予防の6つのポイント」でも、残った食品は清潔な器具で扱い、浅い容器に小分けして速やかに冷やすこと、再加熱時は十分に加熱することが勧められています。
お弁当に入れるなら水分を減らす
お弁当用に作る場合は、にんじんから出た水分をしっかり飛ばし、卵にも十分に火を通してください。汁気が多いと傷みやすくなるため、仕上がりが水っぽい場合は、フライパンで水分を飛ばしてから冷まします。
前日に作ったものを詰める場合、農林水産省は作り置きのおかずを十分に再加熱し、冷ましてから弁当箱に詰めるよう案内しています。温かいまま詰めると、容器内に蒸気がこもり、水分が傷みの原因になることがあります。
夏場や長時間持ち歩く場合は、保冷剤や保冷バッグを利用し、できるだけ涼しい場所で保管しましょう。気温の高い環境で長時間持ち歩く予定なら、当日調理を優先するのが安心です。
【にんじんしりしり作り方ツナ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:にんじんしりしりにツナ缶の油は入れたほうがいいですか?
A1:必ず入れる必要はありません。コクを出したい場合は油を少量残し、あっさり仕上げたい場合はしっかり切りましょう。油を切ったツナを使う場合は、ごま油を少量加えると炒めやすくなります。
Q2:にんじんしりしりは、めんつゆだけで味付けできますか?
A2:できます。にんじん1本、ツナ缶1缶、卵1個なら、2倍濃縮のめんつゆを大さじ1程度から加え、味を見ながら調整してください。濃縮倍率や商品の塩分によって適量は変わります。
Q3:にんじんしりしりの卵は、いつ入れるのが正解ですか?
A3:にんじんがしんなりし、ツナと調味料を混ぜた後に加えるのが基本です。卵を最後に加えることで、具材に絡めやすく、好みの大きさの炒り卵に仕上げられます。卵には十分に火を通してください。
Q4:にんじんしりしりは電子レンジだけでも作れますか?
A4:作れます。耐熱ボウルににんじん、ツナ、調味料を入れて加熱し、途中で溶き卵を加えて追加加熱します。加熱時間は電子レンジや材料の量によって変わるため、混ぜながら火の通りを確認してください。
Q5:にんじんしりしりは何日くらい作り置きできますか?
A5:家庭で作った卵入りのものは、冷蔵保存して2〜3日以内を目安に食べ切るとよいでしょう。ただし、保存状態によって安全性は変わります。室温に長く置いたものや、異臭などの異常があるものは食べないでください。
まとめ:ツナ入りにんじんしりしりを失敗なく作るための判断基準
ツナ入りにんじんしりしりをおいしく作るポイントは、にんじんを細さをそろえて切り、先に炒めてやわらかくし、ツナと調味料をなじませてから卵を加えることです。基本のしょうゆ味を覚えれば、めんつゆや白だしを使ったアレンジも簡単に楽しめます。
調理器具を減らしたい日は電子レンジ、香ばしさを出したい日はフライパン、だしの風味を強めたい日はめんつゆというように、作る目的に合わせて方法を選ぶと便利です。ツナ缶の油も、必ず捨てるのではなく、仕上がりの軽さやコクの好みに合わせて調整しましょう。
作り置きやお弁当に利用する場合は、味付けだけでなく、加熱・冷却・保存の手順も大切です。まずはにんじん1本とツナ缶1缶、卵1個の基本レシピから始め、家族の好みに合わせて調味料や具材を変えてみてください。手軽な材料で作れるにんじんしりしりは、日々の食卓を支える使い勝手のよい沖縄料理です。 (出典: にんじんしりしり 作り方 ツナ(Yahoo!ニュース))