糖尿病の食事でダメなものランキング2026年版!血糖値と食べ方の注意点を徹底解説

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糖尿病の食事でダメなものランキング2026年版!血糖値と食べ方の注意点を徹底解説
糖尿病の食事でダメなものランキング2026年版!血糖値と食べ方の注意点を徹底解説
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糖尿病と診断されたとき、「ご飯やパンは食べてはいけないのか」「甘いものは一生禁止なのか」「果物は血糖値を上げるから避けるべきなのか」と、不安を感じる人は少なくありません。

2026年の食事管理で押さえたいのは、特定の食品を一律に禁止することではなく、血糖値を上げやすい食品の特徴、食べる量、組み合わせ、食べ方を理解することです。日本糖尿病学会の『糖尿病診療ガイドライン2024』や厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2025年版)』、国立国際医療研究センターの糖尿病情報センターが公開する食事療法の情報をもとに、日常生活で注意したい食品と、無理なく続けられる対策を整理します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
  • 要点1:最優先で見直したいのは、砂糖入り飲料、大盛りの主食、甘い菓子類などの摂取量と頻度。
  • 要点2:糖尿病だからといって、ご飯・パン・麺類・果物を一律に禁止する必要はない。食事全体のバランスと適量が重要。
  • 要点3:2026年も、食事療法の基本は個人に合ったエネルギー量、栄養バランス、継続可能な食習慣。薬や合併症によっても適切な対応は変わる。

【2026年版】糖尿病の食事でダメなものランキングTOP5

糖尿病の食事で注意したい食品を、血糖値への影響、摂取量の調整のしやすさ、日常生活で過剰摂取につながりやすいかという観点からランキング形式で整理します。

なお、日本糖尿病学会が公表した公式の食品ランキングではありません。食品単独の血糖上昇を厳密に順位づけしたものでもなく、日々の食生活で優先的に見直したい項目をまとめた実用的な目安です。

第1位:砂糖入りの清涼飲料水・ジュース・加糖コーヒー

最初に見直したいのが、糖質を含む飲み物です。

具体的には、次のような飲料が挙げられます。

  • 砂糖入りの炭酸飲料
  • 加糖の果汁飲料・清涼飲料水
  • 砂糖やシロップを加えたコーヒー・紅茶
  • 甘い乳飲料やフレーバー飲料
  • 糖質を多く含むスポーツドリンク

飲み物は固形食品に比べて短時間で摂取しやすく、気づかないうちに糖質やエネルギーを多くとってしまうことがあります。特に、食事に加えて甘い飲み物を習慣的に飲むと、1日の総摂取量が増えやすくなります。

国立国際医療研究センターの糖尿病情報センターも、甘い飲み物を大量に飲むことで急激な高血糖が起こり、重症の場合にはソフトドリンクケトーシスなどの急性合併症につながる危険性があると説明しています。

対策:普段の水分補給は水、無糖のお茶、無糖の炭酸水などを基本にしましょう。スポーツドリンクも、運動量や発汗の状況によって必要性が異なります。糖尿病があるからといって、すべての状況で一律に避けるのではなく、医療者に確認することが大切です。

第2位:大盛りのご飯・麺類・主食の重ね食べ

ご飯、パン、麺類は、体を動かすためのエネルギー源として必要な食品です。しかし、1回の食事で摂取する量が多すぎると、食後の血糖値が上がりやすくなります。

特に注意したいのが、炭水化物を多く含む食品を重ねる食べ方です。

  • ラーメンとチャーハン
  • ラーメンとライス
  • うどんとおにぎり
  • パスタとパン
  • 大盛りの丼物に追加のご飯

こうしたメニューは、主食の量が重複しやすい組み合わせです。単品で食べること自体が必ず悪いわけではありませんが、野菜やたんぱく質を含む食品が少ないまま、炭水化物に偏る食事になりがちです。

対策:大盛りを普通盛りにする、麺類に追加するおにぎりをサラダや卵料理に置き換えるなど、無理のない範囲で調整しましょう。主食を完全に抜くのではなく、適量を決めることが基本です。

第3位:ケーキ・菓子パン・ドーナツ・砂糖の多いお菓子

甘いお菓子は、糖質とエネルギーの両面から注意したい食品です。

特に、菓子パンやドーナツ、クリームを使ったケーキなどは、砂糖だけでなく脂質も多く含むことがあります。そのため、血糖値への影響だけでなく、食事全体のエネルギー過多にもつながりやすい点が問題です。

ただし、糖質が多い食品だからといって、食べた瞬間に誰でも同じ血糖値になるわけではありません。摂取量、食事の組み合わせ、運動量、インスリンの働き、服薬内容などによって反応は変わります。

対策:お菓子を食べる場合は、袋から直接食べ続けるのではなく、食べる分だけ取り分けましょう。小分けの商品を選び、栄養成分表示でエネルギー量と炭水化物量を確認する方法も有効です。

第4位:砂糖の多いシリアル・加糖ヨーグルト・甘いソース類

健康的なイメージがある食品でも、商品によっては糖質やエネルギーが多く含まれています。

例えば、砂糖を多く加えたシリアル、加糖ヨーグルト、甘いカフェラテ、糖分の多いソースやたれなどです。

ここで大切なのは、食品名だけで判断しないことです。同じヨーグルトでも、無糖タイプと加糖タイプでは栄養成分が異なります。シリアルも、穀物の種類や砂糖の添加量によって内容が変わります。

対策:食品表示の「炭水化物」「糖類」「エネルギー」を確認し、無糖タイプや砂糖の少ない商品を選ぶとよいでしょう。ただし、糖類が少なくても脂質や総エネルギーが多い商品はあるため、表示全体を確認してください。

第5位:果汁飲料・シロップ漬けの果物・ドライフルーツの食べすぎ

果物はビタミン、ミネラル、食物繊維などを含む食品であり、糖尿病があるからといって一律に禁止する必要はありません。

注意したいのは、果物の種類だけでなく、加工方法と摂取量です。

  • 砂糖を加えた果汁飲料
  • シロップ漬けの缶詰果物
  • 砂糖を加えたドライフルーツ
  • 果物を何種類も一度に大量に食べる習慣

果汁飲料は、生の果物をそのまま食べる場合と比べて食物繊維をとりにくく、短時間で多くの糖質を摂取することがあります。ドライフルーツも水分が少ない分、少量に多くの糖質やエネルギーが含まれやすいため、食べる量に気をつけましょう。

対策:基本は生の果物を適量食べることです。果物を完全にやめるのではなく、1日の食事計画の中に組み込みましょう。

当時のメディア報道・掲載写真
【検証資料 1】当時のメディア報道・掲載写真(出典:kanazawa-naika.jp)

【理由を解説】糖尿病でも食べてはいけないものはある?

糖尿病の食事で最も大切なのは、食品を単純に「禁止」と「許可」に分けないことです。

国立国際医療研究センターの糖尿病情報センターは、糖尿病だからといって食べてはいけないものがあるわけではなく、適量を守り、バランスよく食べることが大切だと説明しています。

一方で、何をどれだけ食べてもよいという意味ではありません。血糖値や体重、血圧、脂質、腎機能などの状態に応じて、摂取量や食品の選び方を調整する必要があります。

血糖値が上がりやすい食品に共通する特徴

1.糖質を一度に多く摂取しやすい

炭水化物に含まれる糖質は、消化・吸収されると血糖値に影響します。そのため、砂糖入り飲料や大盛りの主食などを一度に多く摂取すると、食後の血糖値が上がりやすくなります。

2.エネルギーが多く、食べすぎやすい

脂質は1g当たり約9kcal、炭水化物とたんぱく質はそれぞれ約4kcalのエネルギーを持っています。脂質を多く含む菓子類や揚げ物は、少量でもエネルギーが高くなる場合があります。

脂質の多い食事は、食後の血糖上昇のタイミングにも影響することがあります。食後すぐの血糖値だけで食品の良し悪しを判断するのではなく、総エネルギー摂取量や長期的な血糖管理も考慮する必要があります。

3.食事全体のバランスを崩しやすい

主食だけで済ませる食事では、たんぱく質や食物繊維などが不足しやすくなります。野菜、きのこ、海藻、魚、大豆製品などを組み合わせることで、栄養バランスを整えやすくなります。

糖尿病の食事療法で誤解されやすい3つのポイント

誤解1:ご飯は一切食べてはいけない

ご飯を完全に抜くことが糖尿病の標準的な対策というわけではありません。主食は必要なエネルギー源であり、食事全体の中で適量をとることが基本です。

誤解2:果物は糖分があるから禁止

果物には糖質が含まれますが、ビタミン、ミネラル、食物繊維も含まれます。種類と量を考えて食事に取り入れることができます。

誤解3:糖質を極端に減らせばよい

日本糖尿病学会の『糖尿病診療ガイドライン2024』では、2型糖尿病に対して、6〜12か月以内の短期間であれば炭水化物制限が有効な場合があるとされています。一方、炭水化物だけを極端に制限する方法については、長期的な安全性や継続性などの根拠が十分ではないとしています。

極端な制限は、エネルギー不足や栄養バランスの乱れにつながる可能性があります。特に、インスリンや血糖降下薬を使用している人は、食事量の変更によって低血糖の危険が生じることもあるため、自己判断で大幅な食事制限を始めないでください。

【主食を比較】糖尿病ではご飯・パン・麺類のどれがよい?

ご飯、パン、麺類のうち、どれか一つが糖尿病にとって絶対に悪いということはありません。比較する際は、食品名だけでなく、1回の量、調理方法、食物繊維の量、おかずとの組み合わせを確認しましょう。

食品・食べ方注意したいポイント選び方・工夫
白ご飯大盛りやおかわりで糖質量が増えやすい自分に合った量を決め、魚・肉・大豆製品・野菜を組み合わせる
玄米・もち麦ご飯白ご飯と同様に、食べる量の調整が必要食物繊維を補いやすい選択肢。食べやすさや消化の状態も考慮する
食パン・菓子パンパンの種類や枚数に加え、砂糖・脂質の量も異なる菓子パンを日常的に重ねるのを避け、卵や無糖ヨーグルトなどを組み合わせる
うどん・そうめん麺だけの食事になりやすい卵、肉、豆腐、野菜などを加え、主食の量も確認する
そばそば粉の割合や麺の量によって栄養成分が異なる野菜やたんぱく質のおかずを添え、つゆの使いすぎにも注意する
ラーメン・丼物主食の量が多くなりやすく、脂質や塩分も多い場合がある大盛りや主食の重ね食べを控え、野菜やたんぱく質を補う

この比較で重要なのは、食品の種類だけで血糖値の上がり方を決めつけないことです。精製度や調理方法、食べる量などによっても影響は変わります。

例えば、玄米やもち麦は食物繊維を補いやすい食品ですが、たくさん食べれば糖質やエネルギーの摂取量も増えます。白ご飯も、適切な量を守り、おかずとのバランスを整えれば食事に取り入れられます。

パンや麺類についても同じです。全粒粉パンやそばなどを選ぶことは選択肢の一つですが、「この食品なら無制限に食べてよい」という意味ではありません。

【食べていいもの一覧】糖尿病の食事で選びたい食品と果物・お菓子の量

糖尿病の食事療法は、避ける食品を増やすだけでは長続きしません。日常的に食べやすい食品を組み合わせ、必要な栄養素を確保することが大切です。

糖尿病の食事で取り入れやすい食品一覧

野菜・きのこ・海藻

葉物野菜、ブロッコリー、きのこ、わかめなどは、食物繊維やビタミン、ミネラルを補うのに役立ちます。野菜を使った副菜を食事に取り入れましょう。ただし、腎機能が低下している人は、カリウムなどの摂取について個別の指示が必要な場合があります。

魚・肉・卵・大豆製品

魚、脂身の少ない肉、卵、豆腐、納豆などは、たんぱく質を補う選択肢です。揚げ物ばかりに偏らず、焼く、蒸す、煮るといった調理方法も活用すると、エネルギーや脂質を調整しやすくなります。

主食

ご飯、パン、麺類は、必要なエネルギーを確保するために役立ちます。白米だけでなく、玄米やもち麦ご飯、全粒粉を使ったパンなども選択肢です。自分の食事計画に合う量を守りましょう。

乳製品

牛乳やヨーグルトなどは、たんぱく質やカルシウムを補うのに役立ちます。加糖タイプは糖質量を確認し、無糖タイプも活用してください。

飲み物

日常の水分補給には、水、無糖のお茶、無糖の炭酸水などが取り入れやすい選択肢です。コーヒーや紅茶も、砂糖やシロップの量を調整することで選びやすくなります。

糖尿病の人が食べる果物の量はどれくらい?

果物を食べる場合は、1日の食事計画の中で量を決めることが基本です。

国立国際医療研究センターの糖尿病情報センターが示す献立例では、果物を1日80kcal程度にする例が紹介されています。ただし、これはすべての患者に一律に適用する上限ではありません。血糖管理の状況、食事の総エネルギー量、ほかの食品から摂取する糖質量などによって適切な量は異なります。

また、厚生労働省の健康情報サイトでは、一般的な健康づくりの観点から果物の摂取を勧めていますが、糖尿病がある場合には個人の食事計画に合わせて調整する必要があります。

果物を食べるときは、次のポイントを意識しましょう。

  • ジュースよりも生の果物を選ぶ。
  • 袋や容器から食べ続けず、1回分の量を決める。
  • シロップ漬けや砂糖を加えたドライフルーツは、糖質量を確認する。
  • 果物を食べた分だけ主食を自己判断で極端に減らすのではなく、食事全体のバランスを整える。

糖尿病でもお菓子は食べられる?間食の選び方

お菓子を完全に禁止する必要があるとは限りません。大切なのは、食べる量と頻度、食事全体のエネルギー量を管理することです。

間食を選ぶ際は、次のような方法が役立ちます。

  • 小分け包装の商品を選び、食べる量を決める。
  • 栄養成分表示でエネルギー量と炭水化物量を確認する。
  • 砂糖の多い飲み物とお菓子を同時にとる習慣を見直す。
  • 間食をする場合は、食事との間隔や1日の総摂取量を考える。
  • 食事療法で決められた間食のルールがある場合は、それを優先する。

ナッツや無糖ヨーグルトなども間食の選択肢になりますが、ナッツは脂質が多くエネルギー密度が高いため、食べすぎには注意が必要です。また、低糖質と表示されたお菓子でも、脂質や総エネルギー量が多い場合があります。

【血糖値を上げにくい食べ方】食べる順番・摂取カロリー・外食の工夫

食品を選ぶことに加え、食べる量や食事の組み立て方も血糖管理に関係します。毎日の食事で実践しやすいポイントを紹介します。

1.野菜やたんぱく質を組み合わせ、主食に偏らない

野菜、きのこ、海藻などを副菜として取り入れ、魚、肉、卵、大豆製品などのたんぱく質源も組み合わせましょう。

例えば、おにぎりだけで済ませる昼食を、おにぎりと卵、野菜の副菜を組み合わせた食事に変える方法があります。丼物や麺類の場合も、野菜やたんぱく質を補うと、食事全体のバランスを整えやすくなります。

2.食べる順番は補助的な工夫として活用する

野菜などの副菜から食べ、次にたんぱく質を含むおかず、主食へと進む方法は、食後の血糖上昇を抑える工夫の一つです。

ただし、食べる順番だけで血糖値を管理できるわけではありません。主食の量や食事全体の栄養バランスが大切であり、食べる順番による効果にも個人差があります。

3.1日の摂取カロリーは体格や活動量に合わせる

糖尿病の食事療法では、必要なエネルギー量を把握することが重要です。

国立国際医療研究センターの糖尿病情報センターでは、目標体重と身体活動量を用いて1日のエネルギー量を考える方法を紹介しています。従来から用いられてきた計算の目安は、次のとおりです。

  • 標準体重の目安:身長(m)×身長(m)×22
  • 身体活動量が少ない場合:標準体重1kg当たり25〜30kcal程度
  • 立ち仕事など、活動量が普通の場合:標準体重1kg当たり30〜35kcal程度

例えば、身長160cmの場合、上の式による標準体重は約56.3kgです。身体活動量が少ない人なら、計算上は1日約1,400〜1,700kcalが一つの目安になります。

ただし、この数字は個人の必要量を確定するものではありません。年齢、現在の体重、筋肉量、病気の状態、減量の必要性などによって適切な目標は変わります。特に高齢者では、食事制限による低栄養や筋肉量の減少にも配慮する必要があります。

自分の摂取カロリーを決める際は、医師や管理栄養士に相談し、無理のない目標を設定してください。

4.外食やコンビニでは栄養成分表示を確認する

外食では、料理の見た目だけでは糖質量やエネルギー量を把握しにくいことがあります。

実践しやすい工夫としては、次のようなものがあります。

  • 大盛りではなく普通盛りを選ぶ。
  • ラーメンとご飯など、主食を重ねる注文を見直す。
  • 野菜の副菜やたんぱく質を含む食品を組み合わせる。
  • 甘い飲み物を無糖のお茶や水に置き換える。
  • 栄養成分表示がある商品は、エネルギーと炭水化物の量を確認する。

外食を完全にやめる必要はありません。頻繁に利用する店や購入する商品から、調整しやすいものを選ぶことが現実的です。

【糖尿病食事制限の2026年最新情報】公的ガイドラインで押さえたいこと

糖尿病の食事療法を考えるうえでは、インターネット上の「食べてはいけない食品リスト」だけでなく、公的機関や専門学会が示す情報を確認することが大切です。

日本糖尿病学会『糖尿病診療ガイドライン2024』

日本糖尿病学会が2024年5月30日に発行した『糖尿病診療ガイドライン2024』では、食事療法を糖尿病の血糖コントロールに推奨しています。

同ガイドラインの食事療法の章では、エネルギー摂取量の調整、炭水化物制限、カーボカウント、低GI食、食物繊維、果物、非栄養性甘味料などが検討されています。

ここから読み取れるのは、食事療法が「特定の食品をすべて禁止すること」だけを意味しないという点です。食事の総量、栄養素の配分、食習慣、本人が続けられる方法などを総合的に考える必要があります。

また、炭水化物制限についても、短期間で有効な場合がある一方、長期的な継続性や安全性を考慮しなければなりません。自己流で主食を極端に減らすのではなく、必要に応じて医療者と相談しながら進めることが大切です。

厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)』

厚生労働省の『日本人の食事摂取基準(2025年版)』は、令和7年度から令和11年度までの5年間に使用される、エネルギーや栄養素の摂取量に関する基準です。

健康の保持・増進や生活習慣病の予防・重症化予防などを考えるための資料ですが、糖尿病患者全員に共通する食事メニューや摂取カロリーを一律に定めるものではありません。

糖尿病の食事療法では、こうした一般的な栄養基準に加えて、本人の血糖値、体重、合併症、服薬状況などを考慮する必要があります。

情報を見極めるための判断基準

「糖尿病に悪い食品ランキング」や「血糖値が上がらない食品」といった情報を見かけたときは、次の点を確認しましょう。

  • 日本糖尿病学会や厚生労働省など、信頼できる情報源に基づいているか。
  • 食品の種類だけでなく、摂取量や食べ方も説明されているか。
  • 特定の食品を一律に禁止したり、食べるだけで血糖値が改善すると断言したりしていないか。
  • 薬の使用や合併症による注意点が考慮されているか。
  • 日常生活で無理なく継続できる方法が示されているか。

糖尿病の状態は一人ひとり異なります。特に腎機能が低下している人、インスリンや血糖降下薬を使用している人、低血糖を繰り返す人は、一般的な食品リストをそのまま自分の食事に当てはめず、医療者に確認してください。

【糖尿病食事ダメなものランキング】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:糖尿病で絶対に食べてはいけないものはありますか?

A1:一般的には、糖尿病だからという理由だけで一律に禁止される食品はありません。ただし、砂糖入り飲料や大盛りの主食、甘いお菓子などは、摂取量や頻度を見直すことが大切です。腎臓病などの合併症がある場合は、個別の食事制限が必要になることがあります。

Q2:糖尿病の人はご飯やパンを食べないほうがよいですか?

A2:ご飯やパンを完全にやめる必要はありません。主食はエネルギー源になるため、1日の必要量に合わせて適切に摂取することが基本です。主食の量を調整し、野菜やたんぱく質を含むおかずと組み合わせましょう。

Q3:糖尿病でも果物を食べてよいですか?

A3:果物は適量であれば食事に取り入れられます。ジュースより生の果物を選び、1回に食べる量を決めるとよいでしょう。適切な量は血糖管理や食事計画によって異なるため、医師や管理栄養士に相談してください。

Q4:血糖値を上げにくい飲み物は何ですか?

A4:日常の水分補給には、水、無糖のお茶、無糖の炭酸水などが適しています。砂糖入り飲料は糖質を摂取しやすいため、普段から飲む習慣がある人は頻度や量を見直しましょう。ただし、低血糖時などには糖質を含む飲料が必要になる場合があり、その際は医療者から指示された対処法を優先してください。

Q5:糖尿病のお菓子や間食は1日どれくらいまでですか?

A5:すべての人に共通する一律の上限はありません。間食をする場合は、栄養成分表示でエネルギー量や炭水化物量を確認し、食事全体の量に合わせて調整しましょう。医師や管理栄養士から具体的な指示がある場合は、その内容を優先してください。

Q6:糖尿病の食事では野菜から食べるとよいですか?

A6:野菜などの副菜から食べる方法は、食後の血糖上昇を抑える工夫の一つです。ただし、食べる順番だけで血糖値を管理できるわけではありません。主食の量、食事全体の栄養バランス、薬や運動なども含めて考える必要があります。

まとめ:糖尿病の食事は「禁止する食品」より「量と習慣」で判断しよう

糖尿病の食事で優先的に見直したいのは、砂糖入り飲料、大盛りの主食、甘い菓子類、砂糖の多い加工食品などです。これらは、糖質やエネルギーを必要以上に摂取する原因になりやすいため、量や頻度を調整することが大切です。

一方、ご飯、パン、麺類、果物、お菓子などを一律に禁止することが、すべての人にとって適切な方法とは限りません。必要なエネルギーと栄養素を確保しながら、血糖値や体重、合併症の状態に合わせて食事を組み立てることが基本です。

2026年の食事管理でも、日本糖尿病学会の診療ガイドラインや厚生労働省の栄養情報を参考にしつつ、自分に合った方法を選ぶことが重要です。まずは甘い飲み物を無糖のものに替える、主食の大盛りを控える、野菜やたんぱく質のおかずを追加するなど、続けやすい工夫から始めてみましょう。

糖尿病の食事療法は、食べる楽しみをすべて失うためのものではありません。医師や管理栄養士と相談しながら、無理なく続けられる食習慣を整えていくことが、長期的な血糖管理と健康維持につながります。 (出典: 糖尿病 食事 ダメ なもの ランキング(Yahoo!ニュース))