むくみが取れる飲み物は?水・麦茶・緑茶・トマトジュースを2026年最新比較
朝起きると顔がパンパン、夕方になると足が重い。そんなむくみを少しでも早く解消したくて、水や麦茶、緑茶、トマトジュースなどを選んでいる人もいるのではないでしょうか。しかし、むくみ対策では、単に水分を多く摂ったり、利尿作用のある飲み物を選んだりすればよいわけではありません。
2026年現在、食事や飲み物を見直す際の基本的な指針となるのが、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」です。むくみは塩分の摂りすぎや長時間の同じ姿勢などで起こる一方、腎臓や心臓などの病気が関係している場合もあります。飲み物を選ぶときは、塩分とカリウムのバランス、普段の水分補給、むくみの原因を分けて考えることが大切です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 水分補給の基本:水や麦茶は日常的な水分補給に向いていますが、飲むだけでむくみが即座に取れるわけではありません。
- 塩分とカリウム:食塩無添加のトマトジュースはカリウムを摂れる選択肢ですが、腎機能に問題がある人は摂取量に注意が必要です。
- 受診の判断:突然の片足の腫れや痛み、息苦しさを伴うむくみは、飲み物で様子を見るのではなく、速やかな医療機関への相談が必要です。
【むくみが取れる飲み物はある?】即効性よりも原因への対処が重要
むくみ対策に役立つ飲み物はあります。ただし、特定の飲み物を飲めば、体内にたまった余分な水分が必ず排出され、顔や足のむくみが短時間で消えるという確かな根拠はありません。
むくみは医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれ、皮膚の下などの組織に余分な水分がたまった状態を指します。日本腎臓学会の一般向け解説でも、腎臓から水分を十分に排泄できなくなると、体内に余分な水分がたまり、むくみにつながると説明されています。
日常生活でよく見られるむくみには、主に次のような要因があります。
- 塩分を多く含む食事を摂った
- 長時間座り続けたり、立ちっぱなしで過ごしたりした
- 運動不足などで足の血液や水分の循環が滞りやすくなった
- 飲酒や睡眠不足などが重なった
- 薬の副作用や、腎臓・心臓・肝臓などの病気が関係している
特に、足は心臓から遠く、重力の影響も受けるため、長時間同じ姿勢でいると水分がたまりやすくなります。一方、朝の顔のむくみは、就寝中の水分分布の変化に加え、前日の食事や飲酒などが影響していることがあります。
塩分の摂りすぎが原因と考えられる場合は、塩分の少ない食事に切り替え、普段どおり適切に水分を補給することが基本です。足のむくみなら、軽く歩いたり、休憩時に足を上げたりすることも役立ちます。
「むくみ 飲み物 即効性」という観点で大切なのは、利尿作用の強さだけで飲み物を選ばないこと。一時的に尿量が増えても、むくみの原因そのものが解決するとは限りません。

【徹底比較】水・麦茶・緑茶・トマトジュースはどれがおすすめ?
むくみ対策として飲み物を選ぶなら、まずは水分補給のしやすさ、塩分の有無、カリウムの量、カフェインの有無を確認しましょう。飲料ごとの特徴を整理すると、次のようになります。
| 飲み物 | むくみ対策での位置づけ | 栄養・成分の特徴 | 選び方のポイント |
|---|---|---|---|
| 水 | 日常の水分補給の基本 | 塩分や糖分を基本的に含まない。ミネラル量は水の種類によって異なる | 喉の渇きや活動量に合わせて、こまめに飲む |
| 麦茶 | 普段の水分補給に向く | 一般的な麦茶はカフェインを含まない。浸出液のカリウムは約6mg/100g | 無糖の商品を選び、日常的に活用する |
| 緑茶 | 水分補給の選択肢の一つ | カフェインを含み、カリウムも含まれる | 飲む量や時間帯、カフェインへの感受性に配慮する |
| トマトジュース | カリウムを補う選択肢 | 食塩無添加の標準成分値は、カリウム260mg/100g、ナトリウム8mg/100g | 食塩無添加を選び、腎機能に問題がある場合は医師に相談する |
| コーヒー | 好みに応じて飲める嗜好飲料 | カフェインを含み、尿量に影響する場合がある | むくみを取る目的で大量に飲まない |
| スポーツドリンク | 発汗時などの水分・電解質補給に利用 | 製品によってナトリウムや糖分を含む | 日常のむくみ対策として常飲する必要はない |
表の栄養成分値は、文部科学省の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」などに基づくものです。実際の成分は商品や抽出条件によって異なります。麦茶のカリウム量は、同成分表に掲載された浸出液の値です。
水:まずは普段の水分補給を整える
水は、塩分や糖分を余計に摂らずに水分を補給できる、最もシンプルな選択肢です。食事の塩分を見直しながら、喉が渇いたときや活動の前後などに適宜飲みましょう。
ただし、「むくんでいるから水を大量に飲んで排出する」という方法はおすすめできません。必要以上に飲んでも、むくみが早く改善するとは限らず、心臓や腎臓の機能が低下している人では水分の摂取量自体に注意が必要です。医師から水分制限を指示されている場合は、その指示を優先してください。
麦茶:カフェインを避けたい人にも選びやすい
麦茶は一般的にカフェインを含まず、無糖の商品であれば糖分も気にせず水分補給に利用できます。日中の仕事中や入浴後、就寝前など、飲む時間帯を選びにくい点も利点です。
一方、麦茶に含まれるカリウムは、食塩無添加のトマトジュースなどに比べると少量です。麦茶そのものに強い利尿効果や、むくみを直接解消する作用を期待するよりも、普段の水分補給を続けやすくする飲み物と考えるのが適切です。
緑茶:水分補給には使えるが、飲みすぎに注意
緑茶にはカフェインが含まれます。農林水産省が掲載する食品成分情報では、せん茶の浸出液のカフェイン濃度は、抽出条件によって異なるものの、標準的な条件で約20mg/100mLとされています。
カフェインには尿量を増やす作用がありますが、それを目的に緑茶を大量に飲んでも、むくみの原因が解消するわけではありません。カフェインに敏感な人や、睡眠への影響が気になる人は、夕方以降の飲み方にも配慮しましょう。
トマトジュース:カリウムを摂るなら食塩無添加を選ぶ
トマトジュースは、今回比較する飲み物のなかでもカリウムを摂りやすい選択肢です。文部科学省の食品成分表によると、食塩無添加のトマトジュース100g当たりのカリウムは260mgです。
ただし、カリウムを摂れば、すでに起きているむくみがすぐに取れるというわけではありません。カリウムは体液の浸透圧調整などに関わるミネラルで、食事全体の栄養バランスを整えることが大切です。
また、トマトジュースには食塩を加えた商品もあります。むくみ対策で塩分を見直したい場合は、「食塩無添加」と表示された商品を選ぶと、余計な塩分を摂りにくくなります。
【塩分とカリウムが鍵】むくみを改善する食事と飲み物の考え方
飲み物を選ぶときに見落としがちなのが、塩分とカリウムのバランスです。むくみが気になるときは、何を飲むかだけでなく、前日からどのような食事を摂っているかも振り返ってみましょう。
塩分を摂りすぎると、なぜむくみやすくなるのか
食塩に含まれるナトリウムは、体内の水分量や浸透圧の調整に関わっています。塩分を多く摂ると、体内のナトリウム濃度を調整するために水分が保持されやすくなり、一時的な体重増加やむくみにつながる場合があります。
ラーメンのスープ、漬物、加工食品、塩分の多い惣菜などは、知らないうちに塩分摂取量を増やしやすい食品です。むくみが気になる日は、スープを飲み干さない、味付けの濃いおかずを重ねないなど、日常的に取り組める工夫から始めましょう。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病の発症予防を目的とした成人の食塩相当量の目標量を、男性は1日7.5g未満、女性は1日6.5g未満としています。これは健康な人を対象とした食事上の目標であり、むくみを治療するための個別の基準ではありません。
カリウムにはどのような効果がある?
カリウムは、細胞内外の体液バランスや神経・筋肉の働きなどに関わる必須ミネラルです。厚生労働省の情報サイト「e-ヘルスネット」では、カリウムについて、ナトリウムの排泄や血圧の調節に関わる働きが説明されています。
食塩の摂りすぎが気になる人は、野菜、果物、豆類などを含む食事からカリウムを摂ることも、食生活を整えるうえで役立ちます。飲み物だけに頼らず、主食・主菜・副菜を組み合わせることが基本です。
同じく厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、生活習慣病の発症予防を目的とした成人のカリウム摂取目標量を、男性は1日3,000mg以上、女性は1日2,600mg以上としています。
ただし、この目標量をすべての人が目指せるわけではありません。腎機能が低下している人や、血液中のカリウム濃度に影響する薬を使用している人では、カリウムが体内に過剰に蓄積する危険があります。腎臓病などで食事指導を受けている場合は、トマトジュースや野菜ジュースを積極的に飲む前に、主治医や管理栄養士に相談してください。
むくみ対策の基本は、カリウムを大量に摂ることではなく、過剰な塩分を避け、体の状態に合った食事と水分補給を続けることです。

【顔のむくみ・足のむくみ】症状に合わせたセルフケア
むくみの出る場所によって、日常生活で見直したいポイントは異なります。飲み物の種類を変えるだけでなく、姿勢や生活習慣にも目を向けましょう。
朝の顔のむくみが気になる場合
朝の顔のむくみは、就寝中の水分分布の変化や、前日の塩分の多い食事、飲酒などが関係していることがあります。まずは、夕食の塩分を控えめにし、十分な睡眠を確保することから始めてみてください。
起床後は、喉の渇きに応じて水や麦茶を飲み、身支度の合間に軽く体を動かす方法もあります。冷たいタオルを短時間当てるなどのケアは、顔の不快感を和らげる場合がありますが、体内の余分な水分を直接排出する方法ではありません。
顔のむくみが何日も続く、まぶたの腫れが目立つ、尿量が減っているなどの変化がある場合は、生活習慣だけが原因と決めつけず、医療機関で相談してください。
夕方の足のむくみが気になる場合
長時間のデスクワークや立ち仕事では、足に水分がたまりやすくなります。同じ姿勢を続けず、定期的に立ち上がって歩く、足首をゆっくり動かす、休憩中に足を少し高くして休むといった工夫を取り入れましょう。
水分補給は、喉の渇きや活動量に合わせて行います。むくんでいるからといって水分を極端に控えたり、反対に大量の水を一気に飲んだりする必要はありません。
ただし、片足だけが突然腫れた場合や、腫れに痛み・赤み・熱感を伴う場合は、血栓などの病気が関係している可能性があります。こうした症状があるときは、自己判断で強く揉んだり、長時間様子を見たりせず、速やかに医療機関に相談してください。
【注意したい飲み物】コーヒー・スポーツドリンク・経口補水液の違い
むくみが気になるときは、飲む飲料を増やすことよりも、目的に合わない飲料を習慣的に摂りすぎないことが大切です。特に、カフェイン飲料、糖分を含むスポーツドリンク、経口補水液は、それぞれ役割が異なります。
コーヒーは利尿作用だけを目的に飲まない
コーヒーに含まれるカフェインには、尿量を増やす作用があります。しかし、尿が出ることと、むくみの原因が解消することは別の話です。コーヒーを何杯も飲んで水分を排出しようとする方法は、むくみ対策としておすすめできません。
農林水産省や消費者庁も、カフェインの過剰摂取に注意を呼びかけています。摂りすぎると、動悸、震え、不安、不眠などが起こる場合があります。コーヒーを楽しむなら、むくみを取るための飲み物としてではなく、嗜好飲料として適量を心がけましょう。
スポーツドリンクは日常のむくみ対策に必要?
スポーツドリンクは、水分に加えてナトリウムなどの電解質や糖分を補給するための飲料です。運動で大量に汗をかいた場合などには役立ちますが、普段の生活でむくみを解消する目的で常飲する必要はありません。
製品によっては糖分やナトリウムを含むため、成分表示を確認し、飲む目的や量を考えることが大切です。汗をほとんどかいていないのに、むくみ対策として大量に飲み続ける方法は避けましょう。
経口補水液はスポーツドリンクとどう違う?
経口補水液は、下痢や嘔吐、発熱、過度の発汗などによる脱水症に対して、水分と電解質を補給するために用いられる飲料です。一般的なスポーツドリンクと比べて電解質濃度が高く、糖濃度が低い組成になっています。
大塚製薬工場の経口補水液「オーエスワン」の公式情報でも、経口補水液は脱水症に対する経口補水療法に用いるもので、日常的な水分補給や、むくみを解消するための飲料とは目的が異なると説明されています。
脱水症が疑われる場合には適切な補水が必要ですが、むくんでいるからといって経口補水液を飲むのは適切な使い方ではありません。心臓や腎臓の病気などで水分・塩分の管理が必要な人は、使用前に医師や薬剤師に相談してください。
【受診の目安】むくみが続く場合は飲み物だけで解決しない
一時的なむくみは、食事や姿勢などの生活習慣を見直すことで改善する場合があります。しかし、むくみが長く続いたり、徐々に悪化したりする場合は、腎臓や心臓、肝臓、血管などの病気や薬の副作用が関係している可能性もあります。
日本腎臓学会の一般向け情報では、腎機能の低下に伴う症状の一つとして浮腫が挙げられています。特に、尿量の変化やだるさなど、ほかの症状もある場合は注意が必要です。
次のような症状がある場合は、飲み物を変えて様子を見るのではなく、医療機関への相談を検討してください。
- 数日たっても改善しない:両足や足首のむくみが数日続く、あるいは悪化している。
- 突然、片足だけが腫れた:痛み、赤み、熱感などを伴う場合は、速やかに受診する。
- 顔やお腹などにも腫れが広がる:むくみが複数の部位に出ている場合は、早めに医療機関へ相談する。
- 尿量が減る、体重が急に増える:水分の排泄に問題が生じている可能性もあるため、医師に相談する。
- 息苦しさや胸の痛みを伴う:緊急性のある病気の可能性があるため、直ちに救急医療を利用する。強い呼吸困難などがあれば119番に通報する。
また、妊娠中に急に強いむくみが現れた場合や、頭痛・視覚の異常などを伴う場合も、速やかな医療機関への相談が必要です。
むくみの原因は一つではありません。症状が続くときは、飲み物や食事の工夫だけで対処しようとせず、原因を調べたうえで適切な治療につなげることが重要です。
【むくみが取れる飲み物】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:むくみを早く取りたいとき、何を飲めばよいですか?
A1:日常の水分補給には水や麦茶が選びやすく、カリウムを補いたい場合は食塩無添加のトマトジュースも選択肢になります。ただし、即効性が保証された飲み物はありません。塩分の摂りすぎや長時間の同じ姿勢など、原因に応じた対処が必要です。
Q2:顔のむくみにはトマトジュースと麦茶のどちらがおすすめですか?
A2:目的によって異なります。麦茶は普段の水分補給に向いており、トマトジュースはカリウムを補える点が特徴です。どちらも飲むだけで顔のむくみを直接解消するものではありません。前日の塩分や飲酒、睡眠なども見直しましょう。腎機能に問題がある場合は、カリウムの摂取について医師に相談してください。
Q3:むくみを取るために水分を控えたほうがよいですか?
A3:自己判断で水分を極端に控えることはおすすめできません。通常は喉の渇きや活動量に応じて適切に水分を補給します。ただし、心臓や腎臓の病気などで水分制限を指示されている場合は、医師の指示を優先してください。むくみが続く場合や尿量が減っている場合は、医療機関で相談しましょう。
まとめ:【プロの結論】むくみ対策は飲み物選びと原因の見極めから
むくみが気になるときに選びたい飲み物は、目的に応じて異なります。水や麦茶は日常の水分補給に適しており、緑茶やコーヒーもカフェインの摂取量に注意すれば嗜好飲料として利用できます。カリウムを補いたい場合は、食塩無添加のトマトジュースも選択肢の一つです。
ただし、どの飲み物にも、むくみを確実に即座に解消する効果があるわけではありません。塩分を摂りすぎない食生活、適切な水分補給、こまめな運動や姿勢の見直しを組み合わせることが基本です。
【プロの結論】 むくみ対策で優先したいのは、利尿作用の強い飲み物を探すことではなく、塩分・カリウム・水分のバランスを整え、自分のむくみの原因を見極めることです。特に、腎臓や心臓の病気がある人は、自己判断で水分やカリウムの摂取量を増減させないようにしましょう。
一時的なむくみなら生活習慣の見直しで改善する場合がありますが、長引くむくみや突然の腫れ、息苦しさなどがある場合は、飲み物によるセルフケアよりも受診を優先してください。 (出典: むくみ が 取れる 飲み物(Yahoo!ニュース))