お茶の水女子大学附属高等学校の偏差値・倍率・学費は?2026年度入試と進学実績を徹底解説
お茶の水女子大学附属高等学校は、東京都文京区にある国立の女子高校です。高い学力水準に加え、探究型の学習や大学との連携教育に特色があり、難関大学を目指す受験生や保護者から注目されています。2026年度入試では応募者358人、受検者304人、合格者119人となりました。
2026年10月28日時点では、2026年度入試の結果に加え、次の2027年度入試の募集要項も公表されています。偏差値の目安、入試倍率、試験日程と5教科の試験内容、学費、大学合格実績、附属中学校からの内部進学の仕組みまで、志望校選びに必要な情報を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年度入試:応募者358人、受検者304人、合格者119人。公表人数から計算した受検者数÷合格者数は約2.55倍です。
- 偏差値・募集人数:民間の高校情報サイトでは偏差値77が目安。募集人数120人には附属中学校からの進学者が例年約60人含まれます。
- 費用・進学実績:2026年度入学生の入学金は5万6,400円。2026年入試では4年制大学の合格者数が現役321人、既卒98人と公表されています。
【2026年度入試結果】応募者358人で難関ぶりが浮き彫りに
お茶の水女子大学附属高等学校の公式入試情報によると、2026年度の一般入試は2026年2月13日に実施されました。応募者は358人、受検者は304人、合格者は119人です。
前年度の2025年度は応募者307人、受検者254人、合格者119人でした。2026年度は合格者数が同じだった一方、応募者が51人、受検者が50人増加しています。応募者数だけでなく、実際に試験を受けた人数も増えている点が特徴です。
公表人数を使って計算すると、応募者358人を募集人数120人で割った単純倍率は約2.98倍、受検者304人を合格者119人で割った倍率は約2.55倍です。倍率は分母に何を使うかで異なるため、学校別の数字を比較するときは算出方法をそろえる必要があります。
また、募集人数120人には附属中学校からの進学者が例年約60人含まれています。一般入試の合格者数と募集人数を単純に比較するだけでは、外部受験生が実際に入学できる人数を正確に把握できません。入試結果を読む際は、この募集制度も押さえておきたいポイントです。
2026年度の実績はすでに確定していますが、2027年度入試は別の募集年度です。次の受験を考える場合は、過去の倍率だけで判断せず、最新の募集要項と試験内容を確認することが欠かせません。
【偏差値77が目安】入試難易度の実態と他校との比較
お茶の水女子大学附属高等学校の偏差値は、民間の高校情報サイト「みんなの高校情報」の2026年度版で77とされています。これは模試などのデータを基にした参考値であり、学校が公式に定めた偏差値ではありません。模試の種類や算出方法によっても数値は変わります。
同サイトの2026年度版では、筑波大学附属高等学校も偏差値77、慶應義塾女子高等学校は76、東京学芸大学附属高等学校は75とされています。これらは同一サイト上での比較であり、異なる模試会社の偏差値をそのまま横並びにすることはできません。
実際の入試難易度を考えるうえで重要なのは、偏差値だけではありません。2027年度募集要項では、国語・社会・数学・理科・英語の5教科が課され、各教科50分、100点満点です。英語にはリスニング問題が含まれ、合格者は学力検査と出身中学校などの調査書に基づいて決定されます。
つまり、特定の得意科目だけで勝負するのではなく、5教科をバランスよく学習する力が求められます。偏差値が高いことだけを理由に志望校を決めるよりも、5教科の得点力、調査書の準備、過去問への対応力を組み合わせて合格可能性を考えるのが現実的です。
また、同校には推薦入試制度がありません。推薦型の選抜を前提にした受験計画ではなく、一般入試に向けて学力検査の準備を進める必要があります。
【2027年度入試日程】募集人数・出願期間・試験科目を確認
2026年10月に公表された2027年度の第1学年生徒募集要項では、募集人数は120人です。この人数には、附属中学校からの進学者が例年約60人含まれています。出願はWebシステムを利用しますが、必要書類は別途郵送する仕組みです。
出願登録期間は2026年12月1日から2027年1月13日まで。書類提出期間は2027年1月4日から1月13日までで、郵送は消印有効です。Web登録だけで手続きが完了するわけではないため、調査書や住民票など、必要書類の準備も並行して進めましょう。
学力検査は2027年2月13日(土)に実施され、合格発表は2月15日(月)午後4時、入学手続きの期限は2月17日(水)正午です。合格発表と入学手続きの間隔が短いため、合格後の手続きや入学料の準備についても、事前に家族で確認しておくと安心です。
2026年度の入試実績と、これから実施される2027年度入試の情報を整理すると、次のようになります。
| 項目 | 2026年度入試の実績 | 2027年度入試の予定 |
|---|---|---|
| 募集人数 | 120人 | 120人 |
| 応募者数 | 358人 | 入試実施前 |
| 受検者数 | 304人 | 入試実施前 |
| 合格者数 | 119人 | 入試実施前 |
| 出願登録期間 | 2025年12月〜2026年1月 | 2026年12月1日〜2027年1月13日 |
| 試験日 | 2026年2月13日 | 2027年2月13日(土) |
| 試験科目 | 国語・社会・数学・理科・英語 | 国語・社会・数学・理科・英語 |
| 合格発表 | 2026年度入試は実施済み | 2027年2月15日(月)午後4時 |
出典:お茶の水女子大学附属高等学校の公式入試情報および2027年度生徒募集要項。2027年度の募集人数には附属中学校からの進学者が例年約60人含まれます。
出願資格にも注意が必要です。女子であることに加え、保護者と同居し、その住所を生活の本拠としていることが原則として求められます。この条件は在校中にも適用されるため、遠方から受験する場合や転居を予定している場合は、募集要項の該当項目を確認しておきましょう。

【学費・費用】国立高校でも制服代や諸費用は必要
お茶の水女子大学附属高等学校の2026年度入学生向け費用は、学校公式サイトで公表されています。国立高校のため授業料の負担は比較的抑えられていますが、入学金に加え、学年費、合宿・旅行費、教育環境整備費なども必要です。
主な費用は次のとおりです。
- 入学金:5万6,400円
- 年間授業料:11万5,200円
- 年間諸費用:約23万4,900円
- 3年分の諸費用:12万円
- 制服:ブレザー約2万9,000円、スカート1着約1万5,000円、スラックス1着約1万7,000円
- 第1学年の教科書・副教材:約3万6,000円
- 校内シューズなど:約1万1,000円
入学金、年間授業料、年間諸費用、3年分の諸費用を合計すると、約52万6,500円です。ここに制服や教科書、シューズなどの費用が加わります。制服は夏用・冬用があり、スカートとスラックスを選べるため、実際の購入額は選択内容によって変わります。
年間諸費用には、PTAの入会金・会費、学年費、合宿・旅行費、自治会費などが含まれます。入学時にはまとまった支出が発生するため、授業料だけを見て予算を組むのではなく、学校生活に必要な費用まで含めて考えることが大切です。
学校公式サイトでは、高等学校等就学支援金を利用できることも案内されています。支援の対象や実際の負担額は適用条件によって異なるため、制度を利用する予定の家庭は、入学年度の最新情報を確認してください。また、日本学生支援機構などの制度に加え、同窓会の作楽会奨学金や教育後援会の奨学金も案内されています。
【進学実績と内部進学】大学への自動進学と附属中からの進学は別
お茶の水女子大学附属高等学校を検討する際、特に区別しておきたいのが、附属中学校から高校への進学と、高校からお茶の水女子大学への進学です。高校は大学の附属校ですが、大学への自動的な内部進学が全員に保証されていると考えるのは適切ではありません。
附属中学校から高校へは、例年約60人が進学します。これは高校の募集人数120人に含まれる枠です。高校から入学した生徒と附属中学校から進学した生徒は別々のクラスになるのではなく、同じクラスで学びます。学校公式のQ&Aでは、クラス編成やオリエンテーション、学年合宿、体育祭などを通じて交流を深める仕組みが紹介されています。
一方、大学進学については、学校公式サイトが大学受験や進路状況を案内しています。2026年度入試の指定校推薦についても、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学、中央大学など約50校の枠が紹介されています。ただし、推薦枠は年度によって異なり、指定校推薦と大学への自動進学は別の制度です。
2026年5月18日に公表された公式の進路状況によると、2026年入試の4年制大学合格者数は現役321人、既卒98人でした。国公立大学は現役43人、既卒11人、私立大学は現役278人、既卒87人です。
主な合格実績として、東京大学は現役8人・既卒1人、お茶の水女子大学は現役9人、早稲田大学は現役40人・既卒11人、慶應義塾大学は現役22人・既卒9人が公表されています。これらは大学ごとの合格者数であり、同じ生徒が複数の大学に合格する場合があるため、合格者数の合計を卒業生の人数と混同しないようにしましょう。
大学附属校としての特色は、進学先が約束されることだけではありません。学校公式Q&Aによれば、2・3年生を対象に、お茶の水女子大学の公開授業が約40講座開かれています。登録料は年間1,000円で、可能な範囲で複数の講座を履修・聴講できます。大学教員による授業や課題研究の支援、大学施設の利用なども、高校段階から専門的な学びに触れられる機会です。

【口コミ・評判と学校生活】自主性を重視する校風は合うか
民間の高校情報サイト「みんなの高校情報」では、同校の口コミ評価は掲載時点で4.67点、口コミ件数は53件となっています。これは利用者による投稿を集計した評価であり、学校が実施した公式調査ではありません。投稿者の学年や経験によって感じ方が異なるため、点数だけで学校生活のすべてを判断するのは避けたいところです。
学校公式のQ&Aからは、自主性を重視する校風がうかがえます。服装や髪型については基本的に一律のチェックを行わず、生徒自身が考えるよう助言する方針です。学習面では、数学探究や課題研究など、問題を自分で設定し、個人またはグループで解決に取り組む授業が設けられています。
一方で、日々の学校生活には独自の特徴もあります。学校公式Q&Aによると、1日7時間授業を行い、大学の公開授業に参加しやすいよう高校の授業を14時50分に終えるため、休み時間は8分です。高校校舎内には食堂や売店がなく、昼食は教室で弁当を食べる生徒が多いとされています。大学の食堂や生協を利用することは可能です。
こうした点を踏まえると、同校は、与えられた課題をこなすだけでなく、自分で疑問を持ち、調べ、周囲と協力して学ぶことを楽しめる生徒に向いています。大学の授業や研究に触れながら、自分の興味を深めたい人にとっては魅力的な環境です。
反対に、大学への進学保証を最優先に考えている人や、学校側が細かく学習・生活を管理してくれる環境を求める人は、教育方針や進路指導の実際をよく確認したほうがよいでしょう。女子校であること、5教科の一般入試を突破する必要があること、附属中からの進学と大学への進学は別の仕組みであることも、志望校選びの判断材料になります。
【お茶の水女子大学附属高等学校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:お茶の水女子大学附属高等学校の2026年度入試倍率は何倍ですか?
A1:公式発表では応募者358人、受検者304人、合格者119人です。受検者数を合格者数で割ると約2.55倍、応募者数を募集人数120人で割ると約2.98倍になります。募集人数には附属中学校からの進学者が例年約60人含まれる点にも注意してください。
Q2:お茶の水女子大学附属高等学校から、お茶の水女子大学へ内部進学できますか?
A2:大学への自動的な内部進学が全員に保証されているわけではありません。高校から大学への進学は、大学受験や推薦制度などを通じて検討する必要があります。一方、大学の公開授業や高大連携プログラムを利用できる点は附属校ならではの特色です。
Q3:2027年度入試の日程と試験科目を教えてください。
A3:Web出願登録期間は2026年12月1日から2027年1月13日まで、学力検査は2027年2月13日(土)、合格発表は2月15日(月)午後4時です。試験科目は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各教科50分、100点満点です。書類提出期間も別に設定されているため、募集要項を確認してください。
まとめ:偏差値だけでなく入試制度・費用・進路を総合判断
お茶の水女子大学附属高等学校は、偏差値77という民間サイトの目安に加え、2026年度入試で応募者358人を集めた難関の国立女子高校です。5教科の学力検査に対応する力だけでなく、自主的に学び、探究活動や学校行事にも取り組む姿勢が求められます。
受験準備では、2026年度入試の実績を参考にしつつ、2027年度の出願期間、郵送書類、試験日、合格発表日を間違えずに把握することが第一歩です。費用については入学金や授業料だけでなく、諸費用と制服・教材代も見込んでおきましょう。
進路面では、東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学、お茶の水女子大学などへの合格実績が確認できる一方、附属高校だから大学に自動進学できるわけではありません。大学との連携教育を活用しながら、自分の進路を主体的に考えたい生徒に適した学校です。最終的には、偏差値や倍率だけでなく、教育方針、学校生活、費用、卒業後の進路が本人の希望と合っているかを確かめて志望校を選びましょう。 (出典: お茶の水 女子 大学 附属 高等 学校(Yahoo!ニュース))