鼻血を止める方法2026年版!小鼻を押さえる時間と受診目安、子どもの対処法を徹底解説
突然の鼻血に驚き、思わず上を向いたり、首の後ろをたたいたりしていませんか。鼻血を止めるには、出血している場所に適切な圧力をかけることが基本です。一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会は、小鼻を中心に鼻を約10分間しっかり押さえ、顔をやや下向きにする方法を紹介しています。
一方で、正しい方法を試しても鼻血が止まらない場合や、何度も繰り返す場合には、鼻の病気や血液の凝固異常などが関係している可能性もあります。この記事では、2026年10月時点で参照できる耳鼻咽喉科の解説や医療機関の情報をもとに、鼻血の正しい止め方、小鼻を押さえる時間、避けたい応急処置、子どもと大人の原因、病院を受診する目安まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 正しい止血方法:座って軽く前かがみになり、小鼻の柔らかい部分を両側から約10〜15分間、途中で離さずにつまむ。
- 避けたい対処:上を向く、首の後ろをたたく、鼻の硬い付け根を押さえる、ティッシュを鼻の奥まで詰める方法は避ける。
- 受診の目安:出血が多い、呼吸が苦しい、ふらつく、顔面を強く打った場合は速やかに医療機関へ。適切に圧迫しても15〜20分程度で止まらない場合も、早急に相談する。
【鼻血を止める方法】小鼻を押さえる時間と正しい姿勢
鼻血の応急処置で最も大切なのは、慌てずに座り、出血している部分を適切に圧迫することです。鼻の根元を押さえたり、何度も指を離して出血の状態を確認したりすると、十分な止血につながらないことがあります。
鼻血が出たときの正しい手順
- 椅子などに座る。転倒を防ぎ、落ち着いて処置できる姿勢を取ります。
- 顔を軽く下に向ける。あごを少し引き、血液が喉へ流れ込まないようにします。
- 左右の小鼻をつまむ。親指と人差し指で、鼻の骨より下にある柔らかい部分を両側からしっかり押さえます。
- 約10〜15分間、圧迫を続ける。途中で指を離して確認せず、口で呼吸しながら待ちます。
- 喉に流れた血は吐き出す。血液を飲み込むと、吐き気や嘔吐につながることがあります。
一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の解説では、小鼻を中心に約10分間押さえる方法が紹介されています。海外の公的医療情報である英国NHSは、10〜15分間の圧迫を案内しています。こうした情報を踏まえ、家庭では10〜15分間、圧迫を中断しないことを目安にしてください。
鼻血は何分押さえる?時間を短くしすぎないことが大切
鼻血が出ると、数十秒押さえただけで止まったかどうかを確認したくなるものです。しかし、何度も指を離すと、形成されかけた血の塊が崩れて再出血することがあります。
まずは10分間を目安に圧迫を続け、出血が続く場合も、圧迫する位置が正しいか確認してください。10〜15分ほど経過しても止まらない場合は、適切な圧迫を続けながら医療機関への相談を検討します。出血量が多い場合や体調に異変がある場合は、時間が経過するのを待たずに受診してください。
鼻の硬い付け根ではなく、小鼻を押さえる理由
鼻の上部にある骨の硬い部分を押さえても、鼻の入り口付近にある出血点を十分に圧迫できません。止血のポイントは、骨のある場所ではなく、指でつぶせる柔らかい小鼻の部分です。
また、片方の鼻だけから血が出ているように見えても、左右の小鼻を両側から押さえる方法が基本です。指先だけで軽く触れるのではなく、柔らかい部分をしっかり挟み込むように圧迫しましょう。

【医学的な理由】鼻血が出る場所と、上を向いてはいけない理由
鼻血の多くは、鼻の穴を左右に分ける壁である鼻中隔の前方から出血します。この部分には細い血管が集まり、鼻をこする、鼻をほじる、乾燥で粘膜が傷つくといった刺激で出血しやすくなっています。
キーゼルバッハ部位とは?鼻血が繰り返しやすい場所
キーゼルバッハ部位とは、鼻の入り口から少し入った鼻中隔の前方にある、血管が豊富に集まった部分です。一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の解説では、鼻血の7〜8割がこの部位から起こるとされています。
鼻の入り口に近いため、指で触れたり、鼻を強くかんだりする刺激を受けやすいのが特徴です。子どもの鼻血でも、この部分からの出血がよく見られます。
小鼻を圧迫する方法が有効なのは、こうした鼻の前方にある出血点を外側から押さえ、血流を抑えて止血を促すためです。ただし、鼻の奥など別の場所から出血している場合には、家庭での圧迫だけでは止まりにくいことがあります。
鼻血が出たときに上を向いてはいけない理由
顔を上に向けると、鼻から出た血液が止まるわけではありません。血液が喉へ流れ込みやすくなり、飲み込んで吐き気や嘔吐を起こしたり、気道に入ってむせたりする危険があります。
特に出血量が多い場合や、小さな子どもの場合は、血液を飲み込んでしまうことにも注意が必要です。正しい姿勢は、座って軽く前かがみになり、口から流れてきた血液を静かに吐き出せる状態です。
横にならなければならない事情がある場合も、仰向けは避け、顔を横に向けて血液が喉に流れ込みにくい姿勢を取ります。意識がもうろうとしている場合や呼吸に異常がある場合は、無理に家庭で処置を続けず、救急要請を検討してください。
【比較で確認】鼻血の正しい対処法と、やってはいけない方法
鼻血への対処には、昔から家庭で行われてきた方法もあります。しかし、首をたたく、上を向くといった方法は、出血点を直接圧迫する止血の原則に沿っていません。正しい方法と避けたい方法を整理します。
| 対処法 | 正しい対応・注意点 | 理由 |
|---|---|---|
| 小鼻をつまむ | 左右から10〜15分間、継続して圧迫する | 鼻の前方にある出血点を圧迫できる |
| 顔の向き | 座って軽く前かがみになる | 血液が喉へ流れ込むのを防ぎやすい |
| 上を向く | 避ける | 血液を飲み込み、吐き気や嘔吐を起こすおそれがある |
| 首の後ろをたたく | 行わない | 出血点を圧迫できず、止血効果も期待できない |
| 鼻の硬い付け根を押さえる | 小鼻の柔らかい部分を押さえる | 硬い部分を押しても出血点への圧迫が不十分になりやすい |
| ティッシュを詰める | 奥まで押し込まない | 抜く際に粘膜や血の塊を傷つけ、再出血するおそれがある |
| 何度も鼻をかむ | 止血中は避ける | 鼻の粘膜への刺激で出血が続いたり、再出血したりすることがある |
鼻血を止めるために首の後ろをたたく効果はある?
首の後ろをたたく方法には、医学的に確立された止血効果はありません。北海道医師会の応急手当の解説でも、上を向いて首の後ろをたたく方法は効果がなく、かえって危険になり得ると注意喚起されています。
鼻血を止めるために必要なのは、首への刺激ではなく、出血点に対する圧迫です。周囲の人が善意で首をたたこうとしても、その必要はありません。まず座らせ、小鼻を押さえることを優先しましょう。
鼻血にティッシュを詰めるのはNG?
ティッシュを鼻の穴に詰める方法は、血液を吸い取ることはできても、出血点を適切に圧迫できるとは限りません。特に、奥まで強く押し込む行為は避けてください。取り出す際に粘膜を傷つけ、止まりかけた血が再び出る可能性があります。
医療機関では、必要に応じて適切な素材による鼻腔内の処置や止血処置が行われます。家庭で無理に鼻の奥へ詰め物を押し込むのではなく、外側からの圧迫を基本にしてください。
【子どもと大人で違う?】鼻血の原因と繰り返す理由
鼻血は子どもから大人まで起こる症状ですが、出血のきっかけや注意したい背景には違いがあります。単発の鼻血は鼻の粘膜への刺激によるものが多い一方、頻繁に繰り返す場合には原因を確認することが大切です。
子どもの鼻血の止め方と家庭での注意点
子どもの鼻血では、鼻をいじる、鼻を強くこする、鼻をかむといった行動がきっかけになることがよくあります。アレルギー性鼻炎や風邪による鼻の炎症、乾燥なども、出血しやすくなる要因です。
子どもが鼻血を出したら、まず大人が落ち着き、椅子などに座らせて軽く前かがみにします。小鼻を左右からつまみ、10分程度を目安に圧迫を続けてください。嫌がって動く場合は、保護者が優しく声をかけ、できるだけ指を離さずに処置します。
小さな子どもは、血液を飲み込んでしまうことがあります。口に流れてきた血液は飲ませず、吐き出させましょう。泣き続けたり、暴れたりすると処置が難しくなるため、安心できるように落ち着いて対応することも大切です。
2歳未満の子どもが鼻血を出した場合や、鼻血が何度も繰り返す場合、歯茎からの出血や原因不明のあざを伴う場合は、小児科や耳鼻咽喉科に相談してください。転倒や衝突で頭や顔を強く打った後の出血は、速やかな受診が必要です。
大人の鼻血の原因は?高血圧や薬の影響にも注意
大人の鼻血も、鼻をかむ、粘膜が乾燥する、鼻をこするといった刺激が原因になることがあります。鼻炎や副鼻腔炎、鼻中隔の形状など、鼻の内部の状態が関係する場合もあります。
一方、成人では高血圧、血液が固まりにくくなる病気、肝機能の異常、抗凝固薬や抗血小板薬などの影響にも注意が必要です。こうした要因があると、出血が止まりにくくなることがあります。
ただし、鼻血が出たからといって、必ずしも高血圧が原因とは限りません。血圧の問題だけで説明できない場合もあるため、繰り返す出血や止まりにくい鼻血については、耳鼻咽喉科やかかりつけ医で原因を確認することが大切です。
鼻血を繰り返す原因と見逃したくないサイン
鼻血を何度も繰り返す場合、鼻の粘膜が傷つきやすい状態になっている可能性があります。アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、乾燥、鼻をいじる習慣などが背景にあることも少なくありません。
一方で、片側の鼻づまりが続く、同じ側から何度も出血する、少量の出血が長く続くといった症状がある場合は、鼻の内部に別の病気が隠れている可能性も考えられます。血液の病気や鼻腔内の腫瘍などが原因となることもありますが、鼻血だけで特定の病気と判断することはできません。
さらに、歯茎からも出血する、ぶつけた覚えがないのにあざが増える、強い倦怠感や顔色の悪さがある場合には、鼻以外の原因も含めた診察が必要です。頻度が増えたときや、これまでと違う出血が起きたときは、自己判断で放置しないようにしましょう。
【病院に行く目安】鼻血が止まらないときの受診判断
正しい方法で圧迫すれば、多くの鼻血は自宅で止血できます。しかし、出血量や全身状態によっては、家庭での処置を続けるよりも医療機関での対応を優先すべき場合があります。
すぐに救急対応を検討すべき症状
- 出血量が明らかに多く、血が勢いよく流れ続けている。
- ふらつき、強い脱力感、顔色の悪さ、意識の異常がある。
- 呼吸が苦しい、喉に大量の血液が流れ込む。
- 大量の血液を飲み込んで嘔吐する。
- 頭や顔を強く打った後に鼻血が出ている。
こうした症状がある場合は、圧迫を続けながら救急医療につなげてください。重い症状や大量出血がある場合は119番への通報を検討し、自分で運転して受診することは避けましょう。
鼻血が止まらない場合、何分で耳鼻咽喉科を受診する?
適切に小鼻を圧迫しても15〜20分程度で止まらない場合は、早急に医療機関へ相談する目安です。日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の子ども向け解説では、約30分押さえても止まらない場合などを受診の目安として挙げていますが、出血の程度や体調によって判断は異なります。
強い出血やふらつきなどがある場合は、30分まで待つ必要はありません。血液を固まりにくくする薬を服用している人や、出血性疾患がある人も、早めに医療機関へ相談してください。処方薬を自己判断で中断することは避けましょう。
鼻血で耳鼻咽喉科を受診すると何をする?
耳鼻咽喉科では、出血している場所や鼻の内部の状態を確認し、必要に応じて止血処置を行います。出血点を確認できる場合は、医療用の処置で血管を封じる方法が選ばれることがあります。出血が続く場合には、鼻腔内に適切な止血材を使用するなど、状況に応じた治療が行われます。
受診時には、いつから出血しているか、何分間圧迫したか、どのくらいの頻度で繰り返しているか、服用している薬があるかを伝えると、診察に役立ちます。鼻血以外の症状がある場合も、忘れずに伝えてください。
【再発を防ぐ】鼻血の予防方法と止血後の過ごし方
鼻血が止まった直後の粘膜は、まだ傷つきやすい状態です。再出血を防ぐには、鼻の中への刺激を避け、乾燥や炎症などの原因に対処することが大切です。
鼻血が止まった後に気をつけたいこと
- 鼻を強くかまない:止血直後は、血の塊が取れて再出血することがあります。
- 鼻をほじらない:指や爪で粘膜を傷つけないようにします。
- 激しい運動を控える:止血直後は、重い物を持つことや強く力むことを避けます。
- 熱い風呂や飲酒を控える:少なくとも止血直後は、血流が増えやすい行動を控えると安心です。
- かさぶたを剝がさない:治りかけの部分を刺激しないようにします。
英国NHSなどの医療情報では、止血後24時間は鼻をかむこと、鼻をいじること、激しい運動、熱い飲み物や飲酒などを避けるよう案内しています。出血の程度によって必要な注意期間は異なりますが、少なくとも止血直後は無理をしないようにしましょう。
鼻血を予防するために日常生活でできること
鼻血を繰り返す人は、鼻の粘膜を傷つけにくい生活習慣を心がけましょう。室内が乾燥している場合は加湿を取り入れ、鼻の中を強くこすったり、無理にかさぶたを取ったりしないことが基本です。
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎がある場合は、鼻のかゆみや炎症を放置せず、適切な治療を受けることも予防につながります。鼻の乾燥が気になる場合は、鼻腔用の保湿製品について医師や薬剤師に相談するとよいでしょう。刺激の強いものや、鼻の奥への無理な塗布は避けてください。
子どもでは、爪を短く整えることや、鼻をいじらないように声をかけることも役立ちます。鼻血の頻度が多い場合は、生活習慣だけで解決しようとせず、耳鼻咽喉科で原因を調べてもらいましょう。
【鼻血を止める方法】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:鼻血は小鼻を何分押さえれば止まりますか?
A1:まず10分間を目安に、左右の小鼻をしっかり圧迫してください。出血が続く場合は、圧迫する位置を確認しながら10〜15分程度を目安に対応します。何度も指を離して確認するのは避け、止まらない場合や出血量が多い場合は医療機関に相談してください。
Q2:鼻血が出たら上を向くと早く止まりますか?
A2:いいえ。上を向いても出血点は圧迫されません。血液が喉へ流れ込み、吐き気や嘔吐を起こすことがあります。座って軽く前かがみになり、小鼻を両側からつまむ方法が基本です。
Q3:子どもの鼻血が何度も出る場合は病院に行くべきですか?
A3:繰り返す場合は、耳鼻咽喉科や小児科に相談してください。鼻炎や乾燥、鼻をいじる習慣などが原因のこともありますが、歯茎からの出血や原因不明のあざを伴う場合、頭や顔を強く打った後の出血などは、早めの診察が必要です。2歳未満の子どもの鼻血も医療機関への相談を検討してください。
Q4:鼻血が止まった後、すぐに鼻をかんでも大丈夫ですか?
A4:止血直後は避けてください。傷ついた粘膜や血の塊が再び刺激され、出血が再開する可能性があります。目安として24時間は強く鼻をかむことや鼻をいじることを控え、再出血した場合は小鼻を圧迫する方法をもう一度行いましょう。
まとめ:鼻血を止める方法は正しい圧迫と受診判断が基本
鼻血が出たときに最初に行うべきことは、落ち着いて座り、顔を軽く下に向け、小鼻の柔らかい部分を両側から10〜15分間しっかり押さえることです。上を向いたり、首の後ろをたたいたり、ティッシュを鼻の奥まで詰めたりする方法は避けましょう。
子どもの鼻血は鼻の粘膜への刺激や鼻炎などがきっかけになることが多く、大人では服用薬や血液の凝固に関係する病気などにも注意が必要です。頻繁に繰り返す場合や、これまでと違う出血がある場合は、耳鼻咽喉科で原因を確認することが大切です。
特に、出血量が多い、ふらつく、呼吸が苦しい、頭や顔を強く打った後に出血した場合は、家庭での処置にこだわらず救急対応を優先してください。正しい応急処置を身につけ、止まらない鼻血や繰り返す鼻血を適切に見極めることが、自分や家族の安全を守る第一歩です。 (出典: 鼻血 を 止める 方法(Yahoo!ニュース))