神式葬儀とは?2026年版の流れ・玉串料の相場・費用と参列マナーを徹底解説
神式葬儀は「神葬祭(しんそうさい)」とも呼ばれ、神道の考え方に基づいて故人を弔う儀式です。仏式葬儀とは異なり、焼香の代わりに玉串奉奠(たまぐしほうてん)を行い、通夜にあたる「通夜祭」や告別式にあたる「葬場祭」など、神道独自の儀式が組み込まれています。
2026年10月現在、初めて神式葬儀に参列する人や、身内の葬儀を神式で執り行う人が押さえておきたいのは、儀式の流れだけではありません。御玉串料の金額や香典袋の選び方、神主への謝礼である祭祀料、服装やお悔やみの言葉、葬儀後の五十日祭まで、仏式とは異なる作法を理解しておく必要があります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:神式葬儀では、焼香や数珠を使わず、玉串奉奠を中心とした神道独自の作法で故人を弔う。
- 要点2:参列者の御玉串料は故人との関係によって異なり、友人・知人なら5,000円〜1万円程度がひとつの目安。
- 要点3:葬儀費用とは別に神職への祭祀料が必要になる場合がある。地域や神社による違いを確認し、葬儀後の五十日祭まで見通して準備することが大切。
【神式葬儀とは】神葬祭の意味と仏式との違いを比較
神式葬儀とは、日本の神道に基づいて行われる葬儀のことです。正式には「神葬祭」と呼ばれます。
神道では、亡くなった人の御霊(みたま)を慰め、祖先の御霊として丁重にまつり、子孫や家を見守る存在として大切にする考え方があります。神葬祭は、故人の生前の功績や人柄をしのび、最後の別れを告げるとともに、その御霊をまつるための儀式です。
神社本庁の公式案内でも、神葬祭は複数の祭儀から構成され、地域によって名称や内容が異なると説明されています。そのため、すべての神式葬儀が全国一律の手順で進むわけではありません。
神式葬儀と仏式葬儀の主な違い
| 比較項目 | 神式葬儀(神葬祭) | 仏式葬儀 |
|---|---|---|
| 宗教的な考え方 | 故人の御霊を慰め、祖先の御霊としてまつる | 宗派の教義に基づいて故人を弔い、供養する |
| 通夜にあたる儀式 | 通夜祭 | 通夜 |
| 告別式にあたる儀式 | 葬場祭 | 葬儀・告別式 |
| 参列者の拝礼 | 玉串奉奠 | 焼香が一般的 |
| 数珠 | 原則として使用しない | 宗派や慣習に応じて使用する |
| 参列者が包む金銭 | 御玉串料・御榊料など | 香典 |
| 忌明けの節目 | 五十日祭 | 四十九日法要が一般的 |
| 葬儀後の祭祀 | 霊祭・年祭 | 法要・年忌法要 |
大きな違いは、参列者が故人に別れを告げる際の作法と、死後の御霊をまつる考え方にあります。神式では、仏式で一般的な焼香の代わりに、榊(さかき)の枝を神前に供える玉串奉奠を行います。
ただし、服装や受付での振る舞いなど、共通するマナーも少なくありません。神式だからといって特別な喪服を新調する必要はなく、一般的な葬儀と同様の準備を基本にすれば対応できます。
神式葬儀は神社で行うのか
神葬祭は、一般に葬儀会館や斎場、自宅などで行われます。神社の境内で葬儀を行うとは限りません。神道では死に伴う穢れ(けがれ)を清める考え方があるため、神社ではなく別の会場で執り行う形式が広く見られます。
神社本庁が紹介する神葬祭の流れには、通夜祭、遷霊祭、葬場祭、火葬祭、帰家祭などがあります。実際の式次第は、地域の慣習や神社の祭式、葬儀の規模によって変わるため、案内状や葬儀社からの説明を確認しましょう。

【神式葬儀の流れ】通夜祭・葬場祭から火葬までを解説
神式葬儀は、故人が亡くなったことを神々や祖先に報告する儀式から始まり、通夜祭、遷霊祭、葬場祭、火葬祭などを経て進みます。参列者にとって特に重要なのは、通夜祭と葬場祭の違いを把握しておくことです。
1.帰幽報告・枕直し・納棺
神道では、人が亡くなることを「帰幽(きゆう)」と表現する場合があります。帰幽報告では、故人が亡くなったことを氏神や神棚、御霊舎などに報告します。
続いて、故人の遺体を整えて安置する枕直しの儀や、遺体を棺に納める納棺の儀などが行われます。これらは葬儀本番に先立つ準備の儀式です。
2.通夜祭と遷霊祭
通夜祭は、故人の御霊を慰め、生前の姿や功績をしのぶための儀式です。仏式の通夜に相当する位置づけですが、神道の祭詞奏上や玉串奉奠など、独自の手順で進行します。
通夜祭に関連して行われる重要な儀式が「遷霊祭(せんれいさい)」です。故人の御霊を「霊璽(れいじ)」と呼ばれる神道の祭具に遷す儀式で、「みたまうつし」とも呼ばれます。霊璽は、仏式の位牌とは役割や位置づけが異なる神道の祭具です。
通夜祭と遷霊祭を同じ夜に行う形式も一般的ですが、式次第や時間配分は地域や神社によって異なります。
3.葬場祭で最後のお別れをする
葬場祭(そうじょうさい)は、仏式の葬儀・告別式に相当する儀式です。斎主と呼ばれる神職が祭詞を奏上し、参列者が玉串奉奠を行うなどして、故人に最後の別れを告げます。
式の進行によっては、弔辞や弔電の紹介、喪主の挨拶なども組み込まれます。参列者は案内に従って拝礼し、玉串奉奠の順番が来たら、落ち着いて作法を行えば問題ありません。
4.火葬祭・帰家祭
葬場祭の後は出棺し、火葬場で火葬祭を行う場合があります。火葬後には、葬儀が滞りなく終了したことを御霊に奉告する帰家祭などが行われます。
ただし、火葬祭や帰家祭を含む儀式の構成は、地域や神社、葬儀の形式によって異なります。すべての儀式を必ず実施するとは限らないため、遺族は事前に神職と葬儀社に確認しておくと安心です。
【御玉串料はいくら包む?】金額の相場・香典袋・表書きの書き方
神式葬儀に参列する際、金銭を包む場合は「御玉串料(おたまぐしりょう)」や「御榊料(おさかきりょう)」などの表書きを使います。仏式の香典と同じように遺族へ弔意を示すための金銭ですが、神式にふさわしい袋や表書きを選ぶことが大切です。
故人との関係別・御玉串料の金額目安
御玉串料に全国共通の一律金額はありません。故人との関係、参列者の年齢、地域の慣習、会食の有無などによって変わります。一般的な目安は次のとおりです。
- 両親:5万〜10万円程度
- 兄弟姉妹:3万〜5万円程度
- 祖父母・叔父・叔母など:1万〜3万円程度
- 友人・知人:5,000円〜1万円程度
- 会社関係者・近隣の人:3,000円〜1万円程度
これらはあくまで目安です。会社関係では、個人で包むのか、職場の有志でまとめるのかによっても金額が異なります。親族間で慣習が決まっている場合は、その取り決めを優先してください。
また、遺族から香典や御玉串料を辞退する旨の案内があった場合は、原則としてその意向に従います。金額を多く包めば必ずしも弔意が伝わるわけではなく、遺族の負担を増やさない配慮も必要です。
御玉串料の表書きと香典袋の選び方
神式葬儀で使う不祝儀袋は、蓮の花など仏教を連想させる絵柄がないものを選ぶのが基本です。水引は黒白または双銀の結び切りが一般的ですが、地域によっては黄白などが用いられる場合もあります。
全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の案内でも、神式の金銭を包む際の表書きとして「御玉串料」「御榊料」が紹介されています。迷った場合は、葬儀の案内状や葬儀社の指定に合わせると確実です。
表書きは、袋の上段中央に「御玉串料」と書き、下段中央に自分の氏名を記入します。中袋がある場合は、表面に金額、裏面に住所と氏名を記入すると、遺族が整理しやすくなります。
- おすすめの表書き:御玉串料、御榊料、御神前
- 場合によって使われる表書き:御霊前
- 避けたい表書き:御香典、御仏前
- 水引:黒白または双銀の結び切りを基本とし、地域の慣習を確認
- 袋の柄:蓮の花など仏式専用の絵柄は避ける
「御霊前」は神式でも使われることがありますが、迷ったときは「御玉串料」を選ぶと神式であることが明確になります。
お札の入れ方と渡し方
お札は中袋に入れ、金額や住所、氏名を読み取りやすく記載します。金額を旧字体の大字で記す場合は、「金壱萬圓也」などの表記が使われます。中袋のない不祝儀袋では、袋の裏面に金額と住所を記入する形式もあります。
受付では、袱紗(ふくさ)から袋を取り出して両手で渡し、「このたびは心よりお悔やみ申し上げます」など、簡潔にお悔やみを伝えます。受付がない場合は、遺族や係員の案内に従ってください。

【玉串奉奠の作法】服装・数珠・お悔やみの言葉で迷わない
神式葬儀で最も戸惑いやすいのが、玉串奉奠の作法です。玉串奉奠とは、榊の枝に紙垂(しで)などを付けた玉串を神前に供え、故人をしのぶ気持ちを表す儀式です。
神社本庁が案内する玉串拝礼の作法を基本に、葬儀会場での一般的な流れを紹介します。実際には斎主や係員が案内するため、細かな動作に不安があっても、指示に合わせれば大丈夫です。
玉串奉奠の基本的な手順
- 玉串を受け取る:神職から玉串を受け取り、軽く一礼します。一般的には右手で枝元を上から持ち、左手で中央付近を下から支えます。
- 祭壇の前へ進む:玉串案と呼ばれる台の前まで進み、神前に一礼します。
- 玉串を回す:玉串の先を時計回りに回して縦向きにし、祈りを込めます。
- 玉串を供える:さらに回転させ、枝元を神前に向けて玉串案に静かに置きます。
- 拝礼する:一般的には二拝二拍手一拝の作法で拝礼します。ただし、葬儀では拍手の音を立てない「しのび手」で行います。
- 席に戻る:祭壇に向かって一礼し、周囲に配慮しながら静かに席へ戻ります。
玉串の持ち方や回転の細かな順序は、神社や祭式によって案内が異なることがあります。完璧に暗記する必要はありません。前の参列者の動きを参考にしながら、係員の説明に従って落ち着いて行動しましょう。
神式葬儀の服装とマナー
服装は、一般的な仏式葬儀と同じく、黒の準喪服を基本に考えて差し支えありません。男性は黒のスーツ、白いシャツ、黒のネクタイ、黒い靴を基本とし、女性は黒のワンピースやアンサンブル、黒い靴などを選びます。
- 光沢の強い素材や派手な装飾は避ける。
- アクセサリーは控えめにし、華美な装いをしない。
- 数珠は仏教の法具であるため、神式葬儀では原則として持参しない。
- 焼香は行わず、案内に従って玉串奉奠を行う。
- 携帯電話は音が鳴らないようにし、式中の私語や撮影は控える。
数珠を持っていないからといって、何かを代わりに用意する必要はありません。玉串奉奠の作法が分からない場合も、事前に葬儀社へ確認しておけば、当日の不安を減らせます。
神式葬儀で避けたいお悔やみの言葉
お悔やみの言葉は、神道の考え方に配慮し、簡潔で丁寧な表現を選びます。仏教由来の言葉を避けることが基本です。
- 使いやすい表現:「このたびは心よりお悔やみ申し上げます」
- 遺族への配慮を示す表現:「突然のことで、さぞお力落としのことと存じます」
- 神道に沿った表現:「御霊のご平安をお祈り申し上げます」
- 避けたい表現:「ご冥福をお祈りします」「成仏」「供養」など、仏教的な意味合いの強い言葉
「ご冥福」は一般的な弔意の言葉として広く知られていますが、神式葬儀では仏教的な表現を避けるほうが無難です。言葉選びに迷った場合は、「お悔やみ申し上げます」と伝えれば、宗教的な違いを意識しすぎずに弔意を表せます。
また、「重ね重ね」「再び」など、不幸が繰り返されることを連想させる表現は、宗教を問わず葬儀の場では避けるのが一般的です。長い言葉を述べるより、遺族の気持ちを尊重し、静かに接することを心がけましょう。
【神式葬儀の費用相場】葬儀費用と神主への祭祀料を分けて考える
神式葬儀を執り行う遺族にとって、費用の見通しは重要な問題です。葬儀社に支払う費用と、神職に渡す謝礼である祭祀料は、別々に確認する必要があります。
神式葬儀にかかる総額の目安
葬儀関連事業者が公開している費用案内では、神葬祭の葬儀社費用は一般葬で80万〜140万円程度がひとつの目安とされています。これとは別に、斎主への祭祀料が15万〜35万円程度とされる公開例もあります。
この目安を単純に合算すると、葬儀社への支払いと斎主への謝礼で約95万〜175万円です。ただし、全国の神式葬儀を同じ条件で集計した統一的な費用統計ではなく、葬儀の規模や参列人数、地域によって金額は大きく変わります。
特に注意したいのは、葬儀社の広告に表示されたプラン料金に、神職への謝礼や火葬料金、飲食費、返礼品代が含まれているとは限らない点です。見積もりを比較するときは、基本プランの金額だけでなく、追加費用を含めた総額を確認してください。
神主への謝礼「祭祀料」とは
祭祀料は、神葬祭を執り行う神職への謝礼です。仏式の葬儀でいうお布施に近い位置づけですが、神道では「祭祀料」「御礼」「御祭祀料」などの表現が用いられます。
祭祀料の金額は、神社の方針、地域の慣習、儀式の回数、斎主以外の神職が参加するかどうかなどによって異なります。斎主への謝礼が15万〜35万円程度とされる公開例はありますが、すべての神社に当てはまる相場ではありません。
そのほか、必要に応じて御車代や御膳料を用意する場合もあります。金額や渡し方は神社によって異なるため、葬儀を依頼する際に、どの費用が必要かを直接確認することが大切です。
神主に渡す謝礼の表書き
神職に渡す祭祀料と、参列者が遺族に渡す御玉串料は、同じものではありません。前者は儀式を執り行う神職への謝礼、後者は参列者から遺族へ弔意を示すために渡す金銭です。
神職への謝礼を包む場合は、神社の案内に従い、「御祭祀料」「御礼」などの表書きを使います。参列者向けの御玉串料と混同しないようにしましょう。
神式なら必ず安くなるわけではない
神式葬儀では、仏式で用いられる戒名料が発生しない点が、費用面で異なる部分です。一方、祭壇や棺、搬送、安置、火葬、飲食、返礼品などの費用は、葬儀の規模やサービス内容によって必要になります。神式特有の祭具や供物に関する費用も考慮しなければなりません。
費用を抑えたい場合は、複数の葬儀社から見積もりを取り、基本プランに何が含まれるかを比較する方法が有効です。家族葬や一日葬など、参列人数や式の規模を調整できるプランが神式に対応しているかも確認しましょう。

【五十日祭とは】神式葬儀後の流れと2026年に確認したいこと
神葬祭は葬場祭や火葬を終えた時点で、すべての祭祀が終了するわけではありません。神道では、故人の御霊を慰めるために「霊祭(れいさい)」や「年祭(ねんさい)」を行います。その重要な節目のひとつが五十日祭です。
五十日祭の意味と四十九日法要との違い
五十日祭は、亡くなってから50日目を目安に行う神道の祭祀です。仏式の四十九日法要に相当する忌明けの節目として位置づけられています。
五十日祭では、神職による祭詞奏上や玉串奉奠などを行い、故人の御霊を慰めます。地域や家庭によっては、祖先の御霊をまつる御霊舎へ故人の御霊を遷す「合祀祭」を併せて行います。
また、神棚を封じていた場合には、五十日祭の後に清祓(きよはらい)を行い、神棚のおまつりを再開することがあります。ただし、これらの手順や時期には地域差があるため、神職に確認するのが確実です。
五十日祭の後に行われる主な祭祀
神道では、五十日祭の後も、亡くなった人をしのぶ祭祀が続きます。神社本庁の案内では、亡くなってから100日目の百日祭や、1年目、3年目、5年目、10年目などの年祭が紹介されています。
- 五十日祭:亡くなってから50日目の節目に行う祭祀。
- 百日祭:亡くなってから100日目に行う祭祀。
- 一年祭:亡くなってから満1年の節目に行う祭祀。
- 三年祭・五年祭・十年祭:故人をしのび、御霊をまつる年祭。
年祭は仏式の年忌法要に相当しますが、名称や実施時期、祭祀の内容は同じではありません。家族の事情や地域の慣習に合わせ、神職と相談しながら日程を決めるとよいでしょう。
2026年の神式葬儀で確認しておきたい実務上のポイント
2026年10月時点で神式葬儀の準備を進める場合、特に注意したいのは、葬儀の作法や費用に全国一律の基準があると思い込まないことです。神社本庁の案内でも、地域によって神葬祭の名称や内容が異なるとされています。
参列者は、訃報や葬儀案内に記載された宗教形式を確認し、御玉串料の表書きや服装を整えましょう。遺族側は、神式葬儀に対応した葬儀社を選び、神職への謝礼、祭具や供物、火葬料金、会食などの費用を事前に確認することが重要です。
また、インターネット上の費用相場は、更新時期や含まれるサービスが異なる場合があります。2026年に掲載された料金案内であっても、地域や神社の実際の料金を保証するものではありません。最新の金額は、依頼する神社と葬儀社から直接見積もりを取り、内訳まで確認してください。
【神式葬儀】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:神式葬儀では数珠や焼香は必要ですか?
A1:数珠は仏教の法具であるため、神式葬儀では原則として使用しません。焼香も行わず、代わりに玉串奉奠を行うのが一般的です。作法が分からない場合は、当日の係員や神職の案内に従いましょう。
Q2:神式葬儀の御玉串料は、いくら包めばよいですか?
A2:故人との関係によって異なります。友人・知人なら5,000円〜1万円程度、祖父母や叔父・叔母などの親族なら1万〜3万円程度が目安です。ただし、地域の慣習や遺族の意向によって変わるため、親族間で確認しておくと安心です。
Q3:神式葬儀で「ご冥福をお祈りします」と言ってもよいですか?
A3:「ご冥福」は仏教的な意味合いを持つため、神式葬儀では避けるのが無難です。「このたびは心よりお悔やみ申し上げます」など、宗教を問わず使いやすい表現を選びましょう。
まとめ:神式葬儀は作法・費用・地域差を確認して準備する
神式葬儀である神葬祭は、通夜祭や遷霊祭、葬場祭、火葬祭などを通して故人の御霊を慰め、祖先の御霊としてまつる神道の儀式です。仏式との大きな違いは、焼香ではなく玉串奉奠を行うこと、数珠を原則として使用しないこと、忌明けの節目に五十日祭を行うことにあります。
参列する場合は、御玉串料の表書きに「御玉串料」や「御榊料」を用い、蓮の花のない不祝儀袋を選ぶのが基本です。服装は一般的な喪服で問題ありません。お悔やみの言葉は、宗教的な違いに配慮しながら簡潔に伝えましょう。
葬儀を執り行う遺族は、葬儀社の費用と神職への祭祀料を分けて考え、追加料金の有無を確認することが欠かせません。神式葬儀には全国一律の作法や料金があるわけではないため、最終的には地域の神社と葬儀社の案内を優先することが、失礼や費用面の行き違いを防ぐ最も確実な方法です。 (出典: 神 式 葬儀(Yahoo!ニュース))