陰圧室とは?仕組み・差圧・換気回数、陽圧室との違いと設置費用を徹底解説
陰圧室とは、室内の気圧を廊下などの周囲より低く保ち、病原体を含む空気が室外へ漏れ出すリスクを抑えるための隔離設備です。空気感染への対策が必要な結核、麻疹、水痘などの患者を受け入れる医療機関を中心に活用され、換気設備やフィルター、気圧差を監視する装置などによって室内の空気の流れを管理します。
ただし、陰圧室は単に気圧を下げたり、空気清浄機を設置したりすれば完成するものではありません。換気回数、差圧、排気経路、HEPAフィルター、扉の構造、医療従事者の入退室手順まで含めた総合的な感染対策が求められます。2026年の医療施設整備を考えるうえでも、厚生労働省の指定基準と設備設計の指針、補助制度の対象条件を区別して理解することが重要です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本的な仕組み:室内を周囲より低圧に保ち、空気の流れを室外から室内へ向かわせることで、汚染空気の漏出を抑える。
- 設備の基準:日本医療福祉設備協会のHEAS-02-2022では、空気感染隔離室について全風量換気回数12回/時、陰圧などの設計条件が示されている。
- 導入時の注意点:設置費用は設備構成や建物の改修範囲によって異なり、補助金も医療機関の指定状況や年度ごとの交付条件によって変わる。
【基本を解説】陰圧室とは?仕組みと必要性、空気感染を防ぐ原理
陰圧室は「空気感染隔離室」とも呼ばれ、感染性のある空気が病室から廊下や隣接する区域へ広がるのを抑えるための設備です。主に、患者の呼吸や咳などによって空気中に放出された感染性粒子が問題となる場面で使用されます。
通常の病室と大きく異なるのは、室内の気圧だけでなく、給気と排気のバランスを計画的に制御する点です。一般的には、室内へ供給する空気量よりも排出する空気量を多くし、廊下に対して室内を陰圧に保ちます。
この状態では、扉の隙間などを通る空気は、原則として廊下側から病室側へ流れます。患者のいる区域から廊下へ空気が押し出されにくくなるため、感染性粒子が周囲に拡散するリスクを低減できます。
ただし、陰圧は完全な密閉や真空を意味しません。扉を開けたときや換気設備に異常が生じたときには、気流や室圧が変化する可能性があります。そのため、設備による圧力制御に加え、扉の開閉管理や定期的な作動確認が欠かせません。
陰圧室の必要性は、患者を隔離することだけではなく、医療従事者、ほかの入院患者、院内を移動する人々への感染リスクを抑えることにあります。感染症の診療を継続しながら、病院全体への感染拡大を防ぐための環境整備なのです。

【設備と数値を比較】差圧・換気回数・HEPAフィルターの基準
陰圧室の性能を評価するときは、室圧差、換気回数、排気の処理方法をまとめて確認する必要があります。気圧差だけが確保されていても、換気量が不足していたり、排気が不適切な場所へ放出されたりすれば、十分な感染対策にはなりません。
日本医療福祉設備協会が発行する「病院設備設計ガイドライン(空調設備編)HEAS-02-2022」では、医療施設を清浄度や用途に応じて区分し、空気感染隔離室などの室圧と換気に関する設計条件を示しています。一方、厚生労働省の感染症指定医療機関の基準は、対象となる病室の構造や空調設備などを定めたものです。両者は役割が異なります。
| 確認項目 | 基準・数値の例 | 実務上のポイント |
|---|---|---|
| 室内圧・差圧 | 周囲より低い陰圧。米国CDCの指針では廊下に対して2.5Pa以上の負圧を維持する基準例が示されている | 2.5Paは米国の指針に基づく参考値であり、日本国内のすべての陰圧室に一律適用される法定数値ではない |
| 全風量換気回数 | HEAS-02-2022の空気感染隔離室では12回/時 | 室内の空気を入れ替える能力を表す。必要な換気量は室容積や設備構成に応じて設計する |
| 外気量 | HEAS-02-2022の空気感染隔離室では2回/時 | 全風量の換気回数とは別の指標。外気量と循環空気量を区別する必要がある |
| HEPAフィルター | HEAS-02-2022の該当設備例では、0.3μm粒子を99.97%以上捕集する性能が示されている | 排気や循環空気の処理方法は設備設計によって異なる。フィルターの適切な設置、点検、交換も必要 |
| 厚生労働省の指定基準 | 第一種感染症指定医療機関の病室では、陰圧制御が可能であることなどを規定 | 病室の構造や前室、空調、排水処理なども含めた要件であり、数値だけでは適合性を判断できない |
差圧とは?2.5Paは日本でも必須なのか
差圧とは、2つの場所の圧力の差を指します。陰圧室では、病室と廊下の圧力を比較し、病室側が低圧になっているかを確認します。測定には差圧計などが使われ、装置によっては設定値から外れた際に警報を発する仕組みも備えています。
米国疾病予防管理センター(CDC)の環境感染対策指針では、空気感染隔離室について、廊下に対して2.5Pa以上の負圧を維持することや、改修・新設室では毎時12回以上、既存室では毎時6回以上の換気を確保することなどが示されています。
一方、厚生労働省の第一種感染症指定医療機関の指定基準は、陰圧制御が可能であることや十分な換気能力などを求めていますが、同基準の該当条項に、すべての陰圧室に共通する差圧の数値が一律に定められているわけではありません。海外の数値を、そのまま日本のすべての施設に対する法的義務として扱わないことが大切です。
換気回数は多ければ多いほどよいのか
換気回数は、1時間に室内の空気量に相当する空気を何回供給・排出できるかを表す指標です。例えば、室容積が36立方メートルの部屋で毎時12回の換気を確保する場合、単純計算では1時間当たり432立方メートルの風量に相当します。
ただし、風量が基準値を満たしていても、空気の流れが患者周辺から適切に排気口へ向かっていなければ、汚染空気の除去効率が低下する可能性があります。室内の給気口と排気口の配置、扉や窓の気密性、設備の運転状況まで含めて評価する必要があります。
HEPAフィルターは何をしているのか
HEPAフィルターは、空気中の微粒子を高い効率で捕集するためのフィルターです。陰圧室では、排気を室外へ放出する前に処理する方式や、空気を再循環させる際にろ過する方式などで使用されます。
ただし、HEPAフィルターは空気中の粒子を捕集する装置であり、それだけで感染リスクをゼロにするものではありません。「0.3μmの粒子を99.97%以上捕集する」という性能表示を、「あらゆるウイルスを無条件に99.97%除去できる」という意味に読み替えるのも正確ではありません。
陰圧制御、適切な換気、排気処理、室内の気流管理、個人防護具を組み合わせることが、空気感染対策の基本です。
【違いを整理】陰圧室と陽圧室の比較、対象となる感染症
陰圧室と陽圧室は、どちらも空気の流れを制御する設備ですが、主な目的は反対です。陰圧室は室内の空気が外へ漏れ出すリスクを抑えるために使われ、陽圧室は外部の空気が室内へ入り込むリスクを抑えるために使われます。
陰圧室は、感染性のある患者から周囲への病原体の拡散を抑えるためのものです。一方、陽圧室は、免疫機能が低下した患者などを外部環境から保護する目的で利用されます。手術室などでも、用途や設計条件に応じて陽圧管理が採用されます。
日本環境感染学会の教育資料では、空気感染対策の対象として、感染性のある肺結核や喉頭結核、麻疹、水痘、免疫不全者などにおける播種性帯状疱疹が挙げられています。SARSなどの重症呼吸器感染症についても、病原体の感染経路や診療内容、施設の感染対策方針に応じて陰圧隔離が検討されます。
すべての感染症患者に陰圧室が必要なわけではありません。接触感染や飛沫感染を中心とする感染症では、必要な隔離方法や個人防護具が異なります。感染経路、患者の状態、実施する医療処置に基づいて、適切な対策を選ぶことが基本です。
また、陰圧室に患者を収容すれば、それだけで院内感染対策が完了するわけでもありません。患者の移動時のマスク着用、職員の手指衛生、環境清掃、適切な個人防護具の使用なども必要です。

【厚生労働省の基準】陰圧室の設置要件と感染症病床の違い
陰圧室を整備する際に確認したいのが、厚生労働省の感染症指定医療機関の指定基準と、日本医療福祉設備協会のHEAS-02-2022です。前者は制度上の指定要件、後者は医療施設の空調設備を設計・管理する際の指針という違いがあります。
第一種感染症指定医療機関に求められる病室の要件
厚生労働省の「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づく指定基準では、第一種感染症指定医療機関の病室について、個室であることや前室を有すること、室内にトイレとシャワー室を設けることなどを定めています。
同基準で示される主な要件は次のとおりです。
- 感染症病床を設置する個室で、前室を備えていること。
- 病室の床面積が原則15平方メートル以上で、天井高が原則2.4メートル以上であること。
- 病室の空気が外部へ漏れにくい構造で、前室との扉を適切に管理できること。
- 陰圧制御が可能で、十分な換気能力を有すること。
- 給気・排気設備が、病原体の外部への拡散や室内への再流入を防ぐ構成であること。
- 手洗い設備、排水処理設備など、感染症患者の診療に必要な設備を備えていること。
これらは第一種感染症指定医療機関の指定基準に関する要件です。一般の医療施設に設けるすべての陰圧室に、床面積や前室などの条件がそのまま一律に適用されるわけではありません。対象となる施設区分や設置目的に応じて確認する必要があります。
HEAS-02は法律なのか
HEAS-02は、一般社団法人日本医療福祉設備協会が発行する病院設備設計ガイドラインです。HEAS-02-2022では、病院内の各区域を用途や清浄度に応じて区分し、換気回数、室内圧、フィルター性能などの設計条件を整理しています。
空気感染隔離室は、感染性物質が室外へ漏れ出すことを防ぐために陰圧を維持する区域として位置付けられています。ただし、ガイドラインと法令上の指定基準は同一ではありません。設計時には法令や施設の指定条件を確認したうえで、ガイドラインを設備計画や維持管理に活用することが重要です。
感染症病床と空気感染隔離室は同じものか
感染症病床は、感染症法などに関係する制度上の病床区分です。一方、空気感染隔離室や陰圧室は、空調や室圧制御によって空気の流れを管理する設備・室の仕様を指します。
両者は重なることがありますが、意味は同じではありません。感染症病床だから必ず同一の設備仕様である、あるいは陰圧室があれば自動的に感染症指定医療機関の基準を満たす、と判断することはできません。病床の指定区分と設備要件を分けて確認する必要があります。
【導入費用と補助金】簡易型陰圧室の構造、設置コストと普及動向
陰圧室の導入費用は、既存病室を改修するのか、専用の空調設備を備えた個室を新設するのかによって大きく変わります。全国一律の標準価格があるわけではなく、設置する建物の条件や設備構成を踏まえて見積もる必要があります。
本格的な陰圧室を新設する場合は、空調設備、排気ダクト、室内の気密性、扉や前室、差圧監視装置、電源設備などが費用に影響します。設置工事のほか、試運転、風量調整、差圧確認、定期点検、フィルター交換などの維持管理費も考慮しなければなりません。
簡易型陰圧室はどのような仕組みなのか
簡易型陰圧室は、既存の病室や診療スペースを活用しながら、陰圧排気装置などを追加して空気の流れを制御する方式です。製品によってはHEPAフィルター付き排気ユニットや排気ダクトを使用し、折り畳み式のフレームとカーテンで区画を作る簡易型陰圧ブースもあります。
こうした設備は、既存施設への追加設置や、一時的な診療スペースの確保に活用できる点が特徴です。新たに専用病棟を建設する場合と比べ、工期や設置方法の面で柔軟性を確保できる可能性があります。
ただし、簡易型は本格的な陰圧病室と必ずしも同等ではありません。区画の密閉性、排気の処理方法、必要な換気量、周囲への気流、差圧の確認方法などを検討し、用途に合った性能が確保できるかを評価する必要があります。簡易型という名称だけで感染対策上の性能を判断しないことが大切です。
導入費用を比較するときのポイント
見積もりを比較する際は、装置本体の価格だけでなく、設置工事や運用費を含めた総費用で判断します。特に確認したいのは、次の項目です。
- 陰圧排気装置やHEPAフィルターの仕様と処理風量。
- 排気ダクトの設置や、室外への安全な排気経路の確保に必要な工事。
- 扉、窓、壁面などの気密性を確保するための改修費用。
- 差圧計や警報装置、換気設備の点検・保守費用。
- フィルター交換や設備停止時の対応など、継続運用に必要な費用。
既存の病室に簡易陰圧装置を追加する場合と、前室や専用空調を備えた病室を新設する場合では、必要な工事が大きく異なります。導入前には、施設の条件を確認したうえで複数の見積もりを取り、性能と維持管理費を含めて比較することが重要です。
2026年の補助金制度はどう確認するべきか
厚生労働省の令和8年度予算資料には、感染症指定医療機関などの施設・設備整備を支援する補助制度が盛り込まれています。ただし、予算上の補助枠があることと、すべての医療機関が陰圧室の整備費用を受給できることは別です。
過年度の医療機関向け設備整備事業では、簡易陰圧装置について1床当たり432万円を補助基準額とする制度例が示されていました。この金額は制度上の算定基準の例であり、装置の実売価格や、2026年度にすべての施設へ適用される補助額を意味するものではありません。
実際の申請では、対象となる医療機関の指定区分、病床確保や発熱外来に関する協定の有無、対象設備、補助率、申請期限、自治体の交付要綱などを確認する必要があります。施設整備と設備購入では、補助対象となる経費の扱いが異なる場合もあります。
そのため、導入計画を立てる段階で、都道府県の医療政策・感染症対策担当部署に相談し、2026年度に利用できる制度と申請条件を確認することが現実的です。補助金を前提に予算を組む場合は、交付決定前に購入や工事を進めてよいかについても確認しておきましょう。

【医療現場の実態】看護師の入室手順と感染防護、運用時の注意点
陰圧室の安全性を維持するには、設備だけでなく、医療従事者が適切な手順で入室・退室することが欠かせません。病原体の種類や患者の状態によって必要な感染対策は異なりますが、室圧の確認、個人防護具の準備、扉の管理、退室時の防護具の取り扱いなどを組み合わせて運用します。
看護師が入室する際の基本的な流れ
1.入室前に設備と必要物品を確認する
差圧計や室圧表示、換気設備の警報などを確認し、陰圧が適切に維持されているかを点検します。必要な医療物品をあらかじめ準備しておくことで、入室回数を減らし、扉の開閉を必要最小限に抑えやすくなります。
2.手指衛生を行い、適切な個人防護具を着用する
手指衛生を実施し、感染経路や診療内容に応じて呼吸用防護具、ガウン、手袋、眼の防護具などを使用します。結核などの空気感染対策では、N95微粒子用マスクなどの呼吸用防護具が必要です。適切なフィットテストや、着用時のユーザーシールチェックも重要です。
3.扉を適切に管理し、必要な診療・看護を行う
入退室時以外は扉を閉め、不要な開閉を避けます。処置や看護を行う際も、患者の状態を観察しながら、感染対策上必要な防護具や手順を守ります。扉を開けた状態が続くと室圧が変化する可能性があるため、施設の運用手順に従うことが必要です。
4.退室時は所定の場所で防護具を外し、手指衛生を行う
防護具の表面に触れて汚染を広げないよう、施設が定める順序と場所で脱衣します。脱衣後は手指衛生を実施し、必要に応じて設備の異常や防護具の破損などを報告します。
医療現場での活用と運用上の課題
陰圧設備は、空気感染が疑われる患者の隔離病室だけでなく、発熱患者の診療スペースや検査関連の区画など、施設の用途に応じて活用されています。新型コロナウイルス感染症の流行時には、簡易陰圧装置、陰圧対応のHEPAフィルター付き空気清浄機、テントやプレハブなどを用いた簡易診療室が、医療提供体制を支える設備として制度資料に登場しました。
一方、導入後に差圧の点検が十分に行われなかったり、フィルターの交換や排気設備の保守が後回しになったりすれば、設備の性能を維持できないおそれがあります。陰圧室は、設置して終わりではなく、日常の確認、定期的な保守、異常時の対応を含めて管理する設備です。
感染症の流行状況によって使用頻度が変わることも、運用上の課題です。平時にも設備を適切に維持できる管理体制や、必要時に陰圧設備を稼働させる手順、職員の教育体制を整えておくことが、実効性のある感染対策につながります。
【陰圧室とは】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:陰圧室と陽圧室は何が違いますか? A1:陰圧室は室内の気圧を周囲より低く保ち、病原体を含む空気が室外へ漏れ出すリスクを抑える設備です。陽圧室は室内の気圧を周囲より高く保ち、外部の空気が室内へ入り込むリスクを抑える目的で使われます。
Q2:陰圧室の差圧や換気回数には決まった基準がありますか? A2:日本医療福祉設備協会のHEAS-02-2022では、空気感染隔離室の全風量換気回数12回/時、陰圧などの設計条件が示されています。差圧については米国CDCが2.5Pa以上の負圧を維持する基準例を示していますが、日本国内のすべての陰圧室に共通する法定数値というわけではありません。
Q3:陰圧室の導入費用や補助金はどのくらいですか? A3:導入費用は、簡易陰圧装置の追加設置か、専用空調や前室を備えた病室の新設かによって異なります。補助制度も、医療機関の指定区分や協定の有無、年度ごとの交付条件によって変わるため、都道府県の担当部署に確認する必要があります。
まとめ:陰圧室の性能を見極め、設置後の管理まで考える
陰圧室とは、室内の気圧を周囲より低く保ち、病原体を含む空気が室外へ広がるリスクを抑えるための隔離設備です。その性能は、差圧、換気回数、HEPAフィルターなどの空気処理設備、排気経路、扉の構造を組み合わせることで支えられています。
設置基準を確認する際は、厚生労働省の感染症指定医療機関の指定基準と、HEAS-02-2022などの設備設計指針を区別することが重要です。また、簡易型陰圧設備を導入する場合も、装置の価格や設置の容易さだけでなく、必要な性能を確保できるか、運用中に点検・保守を継続できるかを評価する必要があります。
2026年に導入や改修を検討する医療機関にとっては、設備の仕様、施設区分に応じた法令上の要件、維持管理費、補助金の申請条件を一体的に確認することが判断の基本です。陰圧室の価値は、設置台数だけでは測れません。必要なときに確実に機能し、医療従事者が適切な手順で運用できる体制まで整っているかどうかが、感染症対策の実効性を左右します。 (出典: 陰 圧 室 と は(Yahoo!ニュース))