日本中央競馬会競馬学校2026最新情報|募集要項・学費・騎手免許まで徹底解説
日本中央競馬会競馬学校は、中央競馬の騎手や厩務員、調教助手など、競走馬の育成とレース運営を支える専門人材を育てるJRAの教育施設です。千葉県白井市に拠点を置き、騎乗技術だけでなく、馬の管理、競馬関係法規、体力づくり、実際の厩舎で求められる技能まで学びます。
2026年10月24日時点では、2027年4月入学の騎手課程は募集を終了しています。一方、2027年度春期の厩務員課程は11月17日・18日に入学試験が予定されています。入学資格や費用、願書の入手方法、卒業後に必要な試験は課程ごとに異なるため、最新の募集要項を基準に確認することが大切です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 施設の役割:騎手課程と厩務員課程を設け、競走馬に関わる専門職を育成するJRAの職能訓練施設。
- 入学・費用:騎手課程は年齢・体重・視力などの条件があり、厩務員課程は原則1年以上の騎乗経験が必要。入学金・授業料などの修学費用はかからないが、食事代などは別途必要。
- 卒業後の進路:騎手はJRAの騎手免許試験、厩務員は日本調教師会による採用試験など、課程修了後にも必要な選考がある。
【日本中央競馬会競馬学校とは】騎手と厩務員に何を教える施設なのか
日本中央競馬会競馬学校は、JRAが騎手を養成するとともに、中央競馬の厩舎スタッフを目指す人に専門教育を行う施設です。一般的な高校や大学とは異なり、学校教育法に規定される高等学校や専修学校ではなく、職能訓練校に近い位置づけとなっています。
JRA公式サイトの「競馬学校Q&A」では、騎手課程について、騎乗訓練だけでなくフィジカルトレーニングやメンタルトレーニング、実務的な知識を学ぶカリキュラムを紹介しています。厩務員課程では、馬の飼養管理、疾病に関する基礎知識、騎乗技術、競馬法規などを学びます。
両課程に共通するのは、競走馬の能力を引き出し、安全かつ公正な競馬を支えるための専門性を身につけることです。ただし、騎手はレースで馬に乗る技術を磨く職業であるのに対し、厩務員や調教助手は馬の日常管理や調教を支える仕事です。目指す職種によって、必要な適性も卒業後の選考も異なります。
所在地は千葉県白井市根835-1
競馬学校の所在地は、〒270-1431 千葉県白井市根835-1です。北総鉄道の西白井駅からタクシーで約10分、白井駅からは京成バス千葉セントラルの「富笠道・競馬学校」停留所まで約7分と案内されています。バスは本数が少ないため、訪問時には運行時刻の確認が欠かせません。
騎手課程の受験希望者向けには学校説明会、一般の人向けには施設内見学会が設けられています。いずれも応募が必要で、見学できる日時や対象者は開催案内によって異なります。JRA公式サイトの「施設ガイド・アクセス・お問合せ」で最新情報を確認してください。

【2026年最新】募集要項・入学願書のダウンロードと受付状況
競馬学校への出願では、課程ごとの募集要項を確認し、指定された願書や必要書類を準備します。募集案内は競馬学校の公式サイトからダウンロードできるほか、競馬学校およびJRAの各事業所(一部を除く)でも配布されています。
騎手課程:2027年4月入学分は募集終了
JRAが公表した2027年4月入学の騎手課程募集要項では、募集人員は10名程度とされています。願書受付期間は2026年6月8日から7月21日までで、すでに終了しています。
第1次試験は2026年8月12日に実施され、第1次試験通過者を対象とする第2次試験は10月1日から4日までの合宿形式で行われました。募集要項に記載された合否発表日は10月23日です。これから受験を検討する人は、次回の募集開始と新しい募集要項の公表を待つ必要があります。
騎手課程の募集案内ページでは、入学願書、履歴書、身上書、健康診断書、学業成績証明書などの所定様式を確認できます。スポーツ特別入試制度についても専用の案内が用意されています。書類は年度によって更新されるため、過去年度のファイルを流用せず、受験年度の様式を使うことが基本です。
厩務員課程:2027年度春期の試験は11月予定
2027年度春期の厩務員課程は、4月生と7月生をそれぞれ15名程度募集する案内が公表されています。願書受付は2026年9月7日から10月13日までで、こちらも受付終了となっています。
入学試験は2026年11月17日・18日に競馬学校で実施される予定です。試験内容には書類審査、身体検査、健康診断、運動機能検査、騎乗適性検査、本人面接、学科試験、性格適性検査などが含まれます。合格発表は2026年12月下旬頃と案内されています。
厩務員課程の願書には、所定の履歴書、個人情報の取扱いに関する書類、顔写真、事前調査票なども必要です。受験料は1,900円で、指定された期間内の納付が求められます。
願書の入手先を探すときは、検索結果に表示された古い募集案内だけで判断せず、JRA公式サイトの「募集要項」から希望する課程を選び、最新の受付状況と提出書類を確認するのが確実です。
【入学資格・入学試験】年齢、体重、視力、騎乗経験の条件
競馬学校の入学資格は、騎手課程と厩務員課程で大きく異なります。特に注意したいのが、騎手課程には年齢区分ごとの体重基準が設けられている一方、厩務員課程では騎乗経験が重要な応募条件になっている点です。
騎手課程の主な応募資格
2027年4月入学の募集要項では、中学校卒業以上、または同等以上の学力があると認められることに加え、2027年4月1日時点で15歳以上20歳未満であることが求められています。
- 年齢:2027年4月1日時点で15歳以上20歳未満。
- 学歴:入学時に中学校卒業以上、または同等以上の学力があると認められること。
- 体重:生年月日に応じて46~49kg以下の指定体重を満たすこと。
- 視力:両眼で0.8以上、かつ左右それぞれ0.5以上。矯正は可能ですが、矯正器具はソフトコンタクトレンズに限られます。
- 健康状態など:騎手として業務を行ううえで必要な健康状態や、その他の応募条件を満たすこと。
体重基準は年齢区分ごとに異なり、2027年4月入学の募集要項では49kg、48kg、47kg、46kgの4区分が設けられています。実際の適用区分は生年月日によって決まるため、自己判断せず募集要項の表と照合してください。身長そのものに一律の上限は設けられていませんが、騎手として必要な筋力を維持しながら体重を管理できるかは重要な課題です。
乗馬未経験でも騎手課程に応募できる
JRAの公式Q&Aによると、騎手課程の受験に乗馬経験は必須ではありません。ただし、第2次試験では騎乗適性検査が行われ、未経験者も実際に馬に乗って審査を受けます。
第1次試験では身体検査、運動機能検査、学科試験、面接などが実施されます。学科試験は国語・社会の中学校レベルが中心で、運動機能検査では基礎体力や身体の動きを確認します。第2次試験は合宿形式で、騎乗適性や本人・保護者との面接などを通じて総合的に評価されます。
JRAのQ&Aでは、入学試験の最終的な合格率は例年5~10%程度と説明されています。これは競馬学校の入学試験に関する数字であり、卒業時の騎手免許試験の合格率を示すものではありません。また、血縁関係者が競馬関係者にいるかどうかで合否が有利になることはなく、入学試験の成績で審査するとJRAは説明しています。
厩務員課程は1年以上の騎乗経験が必要
厩務員課程では、中学校卒業以上または同等以上の学力、業務に支障のない健康状態に加え、競走馬・育成馬・乗馬の騎乗経験期間の合計が1年以上あることが応募条件です。さらに、単独騎乗で常歩・速歩・駈歩の3種の歩法ができる必要があります。
騎手課程のような年齢別の厳格な体重基準はありません。ただし、2027年度春期の募集要項では身体検査に体重測定が含まれ、概ね70kgを超えないことが注記されています。実際の応募では、健康状態や騎乗適性なども含め、募集案内全体を確認する必要があります。
厩務員課程の入学試験では、一般教養の国語・社会や競馬一般に関する学科試験のほか、騎乗適性検査、運動機能検査、面接などが行われます。競馬学校では過去5年間の入学試験問題も有料で頒布しているため、試験準備に活用できます。
【騎手課程と厩務員課程を比較】期間・費用・卒業後の進路
両課程は同じ競馬学校で学びますが、教育期間も応募条件も、その先にある職業も異なります。騎手課程は若年層を対象に約3年間かけて競走騎乗の技能を磨く一方、厩務員課程は騎乗経験のある人を対象に6か月間で厩舎スタッフとして必要な能力を養成します。
| 比較項目 | 騎手課程 | 厩務員課程 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 中央競馬の騎手を養成 | 厩務員・調教助手などの厩舎スタッフを育成 |
| 教育期間 | 約3年間 | 6か月間。騎乗技術が特に優秀と認められた場合は3か月短縮制度あり |
| 主な応募条件 | 中学校卒業以上、年齢・体重・視力などの基準を満たすこと | 中学校卒業以上、健康状態、原則1年以上の騎乗経験と3種の歩法の習得 |
| 教育の中心 | 騎乗訓練、体力・メンタルトレーニング、馬学、競馬関係法規、厩舎実習、模擬レース | 基本馬術、競走馬術、調教技術、飼養管理、馬学、護蹄、競走理論、競馬関係法規 |
| 修学費用 | 入学金・授業料などは不要。寮の食事代などは別途必要 | 入学金・授業料などは不要。食事代や受験料などは別途必要 |
| 卒業後の主な関門 | JRAの騎手免許試験への合格 | 日本調教師会による採用試験への合格など |
| 進路の特徴 | 免許取得後、騎手として美浦または栗東の厩舎を拠点に活動 | 採用後、美浦または栗東の厩舎で厩務員・調教助手などとして働く |
この比較で特に重要なのは、厩務員課程が単に「騎手になれなかった人のための短いコース」ではないことです。厩務員は、馬の健康や日常管理を担い、調教を支える専門職です。騎手とは異なる能力が求められ、入学前から一定の騎乗経験を積んでいることが条件になっています。
また、騎手課程の約3年間は、単に馬に乗る練習を続ける期間ではありません。基礎課程で騎乗や体力、専門知識を身につけ、実践課程では美浦または栗東のトレーニング・センターで厩舎実習を経験します。その後、競馬学校に戻って模擬レースなどに取り組み、実際のレースで必要な技術を磨きます。
【学費・費用と教育の実態】寮生活、体重管理、早朝の訓練
競馬学校の費用を考える際には、授業料の有無と、生活に必要な実費を分けて考える必要があります。JRAの現行Q&Aでは、騎手課程・厩務員課程ともに、入学金や授業料などの修学費用はかからないと案内されています。ただし、寮での食事代や受験料など、別途必要になる費用があります。
騎手課程の入学試験は受験料無料です。厩務員課程は、2027年度春期の募集要項で受験料1,900円とされています。在学中の食事代などの目安や納付方法については、騎手課程は学校説明会、厩務員課程は募集要項で確認できます。年度によって案内が更新されることもあるため、過去のパンフレットに記載された金額をそのまま現行の費用として扱わないよう注意が必要です。
騎手課程は全寮制で、日々の体重管理も訓練の一部
JRAによると、騎手課程の生徒は原則として寮生活を送り、外泊は原則できません。休校日などの外出は一定の時間内で認められますが、一般的な通学生活とは大きく異なります。
騎手課程では、毎朝、寮監などの立ち会いのもとで体重を計測し、年齢に応じて指定された体重を超えないよう自己管理します。騎手には軽量であることだけでなく、馬を制御する筋力や持久力も求められるため、食事、運動、休養を含む日常生活そのものが職業訓練につながっています。
厩務員課程も、座学だけで完結する教育ではありません。JRAが紹介する日課では、季節に応じて早朝に起床し、厩舎作業、馬の飼養管理、騎乗訓練、学科授業などを行います。馬を扱う現場では、天候や馬の状態に応じた対応が欠かせず、体力と観察力、規則正しい生活習慣が求められます。
卒業資格は高校卒業資格とは別
見落としやすい点が、競馬学校を卒業しても高等学校卒業資格が自動的に取得できるわけではないことです。JRAは、競馬学校が学校教育法に規定された高等学校や専修学校には当たらないと説明しています。
中学校卒業後に騎手課程へ進む場合は、競馬学校での専門教育と高校卒業資格が別のものであることを理解しておく必要があります。将来の進学や転職も視野に入れるなら、競馬学校の教育だけでどの資格が取得できるのか、別途必要な学習や手続きは何かを事前に整理しておくことが大切です。
【卒業後の進路】騎手免許試験に合格しなければ騎手にはなれない
競馬学校を卒業すれば、そのまま騎手や厩務員になれると考えるのは正確ではありません。JRA公式Q&Aは、騎手になるにはJRAが実施する騎手免許試験に合格し、騎手免許を取得する必要があると明記しています。学校での課程修了は、プロとして活動するための大切な段階ですが、免許取得と同じ意味ではありません。
騎手免許試験の内容と合格条件
JRAが案内する騎手免許試験では、学力に関する筆記試験と口頭試験、騎乗技術試験、身体検査、人物考査などが行われます。学校で学んだ知識や騎乗技術だけでなく、騎手として業務を行うために必要な身体面や人物面も審査対象です。
一律の点数だけで合否が決まると考えるのではなく、騎手免許を交付できる水準に達しているかどうかが問われる点を理解しておきましょう。JRAは、免許を交付するレベルに達していないと判断された場合には不合格となることも説明しています。
また、在学中に騎乗技術の習得が遅れた場合、状況に応じて補習が行われますが、補習の効果が十分でなければ、実技試験を受けられず留年や退学となる可能性もあります。入学そのものが最終ゴールではなく、約3年間にわたって必要な技術と知識を身につけ続けることが前提です。
厩務員は卒業後に採用試験がある
厩務員課程の卒業後は、一般社団法人日本調教師会による採用試験などを経て、中央競馬の厩舎スタッフとして働く道があります。採用されれば、美浦または栗東の厩舎に配属され、厩務員や調教助手などとしてキャリアをスタートさせます。
ただし、競馬学校の卒業だけで採用が保証されるわけではありません。JRAは、卒業後に求人がない場合には、求人が出るまで待機となることもあると説明しています。厩務員課程を目指す人は、入学試験に合格することだけでなく、卒業後の採用選考や求人状況まで含めて進路を考える必要があります。
騎手と厩務員、どちらを選ぶべきか
レースで馬に乗り、競走の技術を磨くことを仕事の中心にしたい人には騎手課程が適しています。一方、馬の健康状態を観察し、日々の飼養管理や調教を通じて競走馬の能力を支えたい人には厩務員課程が選択肢になります。
判断の基準は、騎手という職業の知名度や華やかさだけではありません。騎手課程では年齢・体重・視力の条件と長期の寮生活を受け入れられるか、厩務員課程では入学前に必要な騎乗経験を積んでいるか、卒業後の採用試験に向けて準備できるかが重要です。
また、騎手課程に不合格だった場合でも、厩務員課程の応募資格を満たしていれば、別途その課程の入学試験を受験できます。ただし、両者は求められる能力も進路も異なるため、単純な代替コースとしてではなく、自分がどのような形で競走馬に関わりたいのかを基準に選ぶことが大切です。
【日本中央競馬会競馬学校】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:競馬学校を卒業すれば騎手になれますか?
A1:いいえ。中央競馬の騎手になるには、競馬学校の課程を修了するだけでなく、JRAの騎手免許試験に合格し、騎手免許を取得する必要があります。
Q2:競馬学校の学費や費用はいくらですか?
A2:JRAの現行Q&Aでは、騎手課程・厩務員課程ともに入学金や授業料などの修学費用はかからないと案内されています。ただし、寮の食事代や受験料などは別途必要です。騎手課程の受験料は無料、2027年度春期の厩務員課程の受験料は1,900円です。
Q3:乗馬経験がなくても競馬学校の騎手課程に入れますか?
A3:応募資格を満たしていれば、乗馬未経験でも騎手課程に応募できます。ただし、第2次試験には騎乗適性検査があり、実際に騎乗して審査を受けます。厩務員課程は原則1年以上の騎乗経験が必要です。
Q4:競馬学校を卒業すると高校卒業資格も取得できますか?
A4:いいえ。JRAによると、競馬学校は学校教育法に規定される高等学校や専修学校には当たらないため、卒業しても高校卒業資格は取得できません。
Q5:2026年10月現在、これから出願できる課程はありますか?
A5:2027年4月入学の騎手課程は募集終了、2027年度春期の厩務員課程も願書受付終了となっています。次回の募集日程は、JRA公式サイトの競馬学校「募集要項」で確認してください。
まとめ:今後の募集と進路選択で失敗しないための判断基準
日本中央競馬会競馬学校は、騎手や厩務員など、中央競馬を支える専門職を育てる施設です。騎手課程では約3年間にわたって騎乗技術や体力、専門知識を身につけ、厩務員課程では6か月間の集中教育を通じて、馬の管理や調教に必要な技能を学びます。
2026年10月24日時点では、2027年4月入学の騎手課程と2027年度春期の厩務員課程はいずれも募集を終了しています。今後の受験を考えている人は、次回募集の開始時期をJRA公式サイトで確認し、応募資格、必要書類、試験日程を早めに整理しておくとよいでしょう。
そして、最も大切なのは、競馬学校への入学を職業獲得と同一視しないことです。騎手には騎手免許試験、厩務員には採用試験など、その先の関門があります。入学資格だけでなく、教育期間中の生活、費用、体重や騎乗技術の管理、卒業後の進路まで見通したうえで、自分に合った課程を選ぶことが、競馬の世界で長く働くための第一歩になります。
主な参照資料:JRA公式「競馬学校Q&A」「騎手課程生徒 募集要項」「厩務員課程生徒 募集要項」「騎手になるには」「厩務員課程 入学から卒業まで」「施設ガイド・アクセス・お問合せ」。 (出典: 日本 中央 競馬 会 競馬 学校(Yahoo!ニュース))