ウルムド・アブドゥルとは何者?SBR第7部エジプト参戦の経緯と原作比較の真相
荒木飛呂彦氏による大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の第7部にあたる『スティール・ボール・ラン(SBR)』。世紀の大レースを描いた同作には、世界中から一癖も二癖もある個性豊かな参加者たちが集結しました。その中でも、ファンの間で強烈なインパクトを残しつつも、どこか謎に包まれた存在として語り継がれているのがウルムド・アブドゥルです。
原作第3部『スターダストクルセイダース』に登場したモハメド・アヴドゥルを彷彿とさせる名前やルックスを持ちながらも、第7部の世界(オルタナティブ・ワールド)において彼はどのような立場で描かれ、どのような戦いを繰り広げたのでしょうか。本記事では、公式設定や作中描写を元に、彼の参戦経緯、愛用するラクダによる能力の真相、そして原作アヴドゥルとの違いまで徹底的に考察・解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:ウルムド・アブドゥルは『SBR』第7部に登場するアラブ諸国・エジプト出身のレース参加者。
- 要点2:サハラ砂漠を年に3回も横断するという過酷な経歴を持ち、移動手段には馬ではなくラクダを選択している。
- 要点3:原作第3部のモハメド・アヴドゥルとは異なるパラレルワールドの同位体であり、独特の描写が読者に強い印象を残した。
『ジョジョ』第7部SBRに登場するウルムド・アブドゥルとは何者なのか
『スティール・ボール・ラン』は、サンディエゴからニューヨークを目指す総距離約6,000kmにも及ぶ北米大陸横断レースです。大半の参加者が競走馬を相棒に選ぶ中、ウルムド・アブドゥルは異彩を放つ存在として登場しました。ピクシブ百科事典や海外のジョジョ関連データベースなどの各種資料によると、彼はアラブ諸国のひとつであるエジプトから参戦した人物として設定されています。
名前を聞いて誰もが思い浮かべるのは、第3部でジョースター一行の道案内役として活躍し、誇り高き炎のスタンド使いとして知られたモハメド・アヴドゥルでしょう。第7部は現実の歴史をベースにしつつも登場人物たちがパラレルワールドの存在として再構築されているため、ウルムドもまた、第3部のアヴドゥルに対応する別世界の人物として位置づけられています。
出番自体は決して多くはないものの、過酷な砂漠地帯で鍛え上げられたバックグラウンドや、一風変わった参戦スタイルは、熱狂的なジョジョファンの間で長く語り草となっています。単なるモブキャラクター枠を超えた独特の存在感は、読者に対して強烈なフックとなりました。
エジプトからの参戦経緯と「サハラ砂漠を年に3回横断」の背景
ウルムド・アブドゥルを語る上で外せないのが、その圧倒的なサバイバル実績です。公式設定や各種解説データによると、彼は過酷な環境で知られるサハラ砂漠を年に3回も横断するという驚異的な経歴の持ち主とされています。
北米大陸横断レースという前代未聞の巨大イベントに参加するため、エジプトからはるばる海を渡ってやってきた彼の背景には、砂漠の民としての並外れた誇りと、長年の過酷な旅で培われたサバイバル能力があったことが伺えます。広大な砂漠を日常的に踏破してきた経験は、変化に富むSBRレースの初期ステージにおいても、大きなアドバンテージとして機能したはずです。
当時のレース環境において、母国から遠く離れたアメリカ大陸での長距離レースに挑むことは、資金面や移動の面だけでも並大抵のことではありません。彼がどのような動機で巨額の賞金や栄誉が懸かったSBRレースへの参加を決意したのかについても、ファンの間で様々な考察がなされています。
ラクダでの参戦と、描写された能力・走行スタイルの真相
多くの参加者がスピードと耐久性に優れたサラブレッドなどの名馬を駆る中、ウルムド・アブドゥルが選んだ移動手段、それはなんと「ラクダ」でした。
MyAnimeListなどの海外アニメデータベースや関連資料でも言及されている通り、彼は一貫してラクダに乗ってレースを走行しています。馬ではなくラクダという選択は、舗装されていない荒野や砂地において、その真価を発揮するものでした。ラクダの長い脚や砂漠の環境に適応した足回りは、長距離の過酷な移動において独自の強みを持っています。
さらに作中の描写やファンの間では、彼の走行スタイルに関して「まるでスローモーションに見えるかのような独特のテンポや間があった」とも語られています。馬の疾走感とは一線を画す、砂漠の民ならではの悠然とした佇まいと、ラクダ特有の揺れを活かした走行フォームは、他の騎手たちとは異なる異質な空気を漂わせていました。

【比較表】原作第3部モハメド・アヴドゥルと第7部ウルムド・アブドゥル
読者が最も気になるポイントの一つが、第3部のモハメド・アヴドゥルと第7部のウルムド・アブドゥルの違いです。以下の比較表に、それぞれの特徴と作中での役割を整理しました。
| 比較項目 | モハメド・アヴドゥル(第3部) | ウルムド・アブドゥル(第7部SBR) |
|---|---|---|
| 立ち位置 | 主要メンバー(ジョースター一行の道案内・仲間) | レース参加者( tertiary antagonist / 脇役・背景の参加者) |
| 出身地 | エジプト・カイロ | エジプト |
| 移動・戦闘手段 | 炎を操るスタンド「マジシャンズ・レッド」 | ラクダによるレース走行(スタンド描写はなし) |
| 主な実績 | DIOの刺客との数々の死闘、仲間を支える精神的支柱 | サハラ砂漠を年に3回横断するサバイバル実績、SBR参戦 |
| 読者に残した印象 | 熱い信念と自己犠牲のドラマを描いた主要キャラ | 短期間の登場ながら抜群のインパクトと名残を残した存在 |
原作アヴドゥルとの違いと、ファンに強烈なインパクトを残した理由
第3部のアヴドゥルといえば、主人公ジョースター一行の頼れる兄貴分であり、炎のスタンド能力を駆使して数々の強敵と戦った重要人物でした。一方で、第7部のウルムド・アブドゥルには、スタンド能力に関する明確な描写はなく、あくまで過酷なレースの参加者の一人として描かれています。
この「名前やルックスのオマージュがありつつも、スタンド使いとしての活躍はなく、純粋な肉体とラクダでレースに挑んでいる」というギャップこそが、ファンの心を掴んだ最大の理由です。荒木作品巧みの「パラレルワールドにおける同一人物の再解釈」の好例であり、登場シーンこそ限定的であったものの、読者の記憶に深く刻まれるキャラクターとなりました。
「もし第3部のキャラクターたちが別の世界線でレースに参加していたら」というロマンを体現しつつ、独自の背景(サハラ砂漠横断やラクダの選択)がしっかりと設定されている点が、単なるイースターエッグにとどまらない深い味わいを生み出しています。

【ウルムドアブドゥル】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ウルムド・アブドゥルは第3部のアヴドゥル本人ですか?
A1:いいえ、本人ではありません。『スティール・ボール・ラン』は第1部から第6部までの世界線とは異なるパラレルワールド(別次元)の物語であり、ウルムドは第3部のモハメド・アヴドゥルに対応する「別世界の同一人物(オルタナティブ・ワールドの姿)」として描かれています。
Q2:なぜ馬ではなくラクダでレースに参加しているのですか?
A2:彼がエジプト出身であり、サハラ砂漠を年に3回も横断するほどの砂漠の環境に精通した背景を持っているためです。馬よりも砂地や長距離の過酷な移動に適したラクダを選ぶことで、自身のサバイバル能力を最大限に活かそうとしたためと考えられています。
Q3:作中でスタンド能力を使っていましたか?
A3:作中において、彼が第3部のような「マジシャンズ・レッド」などのスタンド能力を使用する描写はありません。あくまで過酷なレースに挑む実在感のある参加者の一人として描かれています。
まとめ:ウルムド・アブドゥルが『SBR』という作品に残した深み
『スティール・ボール・ラン』におけるウルムド・アブドゥルは、決してメインストーリーの核心を担うキャラクターではありません。しかし、エジプトという遠い地からサハラ砂漠での過酷な経験を胸に北米大陸へと降り立ち、愛用のラクダと共にレースを駆ける姿は、作品全体の世界観に圧倒的なリアリティと奥行きをもたらしました。
過去作のファンにとってはニヤリとさせられるサプライズであり、新規の読者にとっては「砂漠の民の意地」を見せつける強烈なインパクトとなった彼の存在は、ジョジョ第7部の群像劇の豊かさを象徴するエッセンスの一つと言えるでしょう。 (出典: ウルム ド アブドゥル(Yahoo!ニュース))