Used Toの意味と使い方を徹底解説!be Used Toとの違い・例文・練習問題
英語の「used to」は、「以前は〜した」「昔は〜だった」という意味を表す表現です。過去の習慣や、現在とは異なる昔の状態を説明するときに使います。ただし、形がよく似た「be used to」は「〜に慣れている」、「get used to」は「〜に慣れる」という意味で、文法も使い方も異なります。
混乱しやすいのが、used toの後ろに続く動詞の形や、否定文・疑問文での書き方です。英語学習者向けの文法解説を掲載するCambridge DictionaryやBritish CouncilのLearnEnglishでも、これらの表現は区別して説明されています。2026年の英語学習でも押さえておきたい基本事項を、例文・比較表・練習問題とともに整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本の意味:used to+動詞の原形で「以前は〜した」「昔は〜だった」と表す。
- 似た表現との違い:be used toは「〜に慣れている」、get used toは「〜に慣れる」という意味。
- 文法のポイント:否定文・疑問文ではdidn't use to、Did you use to〜?の形を使うのが基本。
【基本を理解】used toの意味は「以前は〜した」「昔は〜だった」
used toは、過去に繰り返していた習慣や、昔はそうだったものの現在は変化している状態を表します。日本語では「昔はよく〜した」「以前は〜だった」「かつては〜していた」と訳すと自然です。
重要なのは、単に過去の出来事を述べるのではなく、過去と現在の違いを意識させる表現だという点です。
1. 過去の習慣を表す
以前は定期的に行っていたものの、現在は行っていない習慣を説明できます。
- I used to play soccer.
私は以前、サッカーをしていました。 - She used to walk to school.
彼女は以前、歩いて学校に通っていました。 - We used to visit our grandparents every Sunday.
私たちは以前、毎週日曜日に祖父母を訪ねていました。
例えば、I used to play soccer.なら、以前はサッカーをしていたものの、今はしていないという含みがあります。現在の状況を明示したいときは、but now(でも今は)を続けると、変化がよりはっきり伝わります。
I used to play soccer, but now I play tennis.
以前はサッカーをしていましたが、今はテニスをしています。
2. 昔の状態を表す
used toは、習慣だけでなく、昔の職業・住まい・好み・所有物など、過去の状態にも使えます。
- I used to live in Tokyo.
私は以前、東京に住んでいました。 - He used to be shy.
彼は昔、内気でした。 - There used to be a bookstore here.
ここには以前、書店がありました。 - I used to like coffee.
私は以前、コーヒーが好きでした。
このように、used toは動作だけでなく状態も表現できることが特徴です。British Councilの文法解説でも、過去の習慣と、現在は当てはまらなくなった過去の状態の両方に使うと説明されています。
3. used toの基本文型
肯定文の基本形は、主語+used to+動詞の原形です。主語がIでもheでもtheyでも、used toの形は変わりません。
主語+used to+動詞の原形
- I used to study English.(以前は英語を勉強していました)
- She used to work here.(彼女は以前ここで働いていました)
- They used to be friends.(彼らは以前、友達でした)
ここで注意したいのが、used toの後ろは動詞の原形だという点です。used to played、used to wentのように過去形を続けることはできません。

【違いを比較】used to・be used to・get used toは何が違う?
used toの意味を調べる人が特に混同しやすいのが、be used toとget used toです。どれもused toという文字列を含みますが、意味を判断するには、文全体の形と後ろに続く語を確認する必要があります。
まず、次の比較表で3つの表現を整理しましょう。
| 表現 | 意味 | 後ろに続く形 | 例文 |
|---|---|---|---|
| used to | 以前は〜した、昔は〜だった | 動詞の原形 | I used to run. 以前は走っていました。 |
| be used to | 〜に慣れている | 名詞・代名詞・動名詞 | I am used to running. 走ることに慣れています。 |
| get used to | 〜に慣れる、慣れていく | 名詞・代名詞・動名詞 | I got used to running. 走ることに慣れました。 |
be used toの意味は「〜に慣れている」
be used toは、ある環境や行動がすでに自分にとって慣れたものになっている状態を表します。ここでのtoは前置詞なので、後ろには名詞や動名詞(動詞のing形)が続きます。
- I am used to cold weather.
私は寒い気候に慣れています。 - She is used to getting up early.
彼女は早起きに慣れています。 - He is used to working under pressure.
彼はプレッシャーのかかる状況で働くことに慣れています。
be動詞は主語や時制に応じて変化します。現在ならam・is・are、過去ならwas・wereを使います。
I was used to living alone.
私は一人暮らしに慣れていました。
つまり、be used toは現在だけでなく、過去や未来についても表現できます。未来なら、I will be used to the new schedule.(私はその新しいスケジュールに慣れているでしょう)のように使えます。
get used toの意味は「〜に慣れる」
get used toは、慣れていない状態から慣れた状態へ変化することを表します。be used toが「慣れている状態」なら、get used toは「慣れていく過程」に焦点を当てた表現です。
- I am getting used to my new job.
新しい仕事に慣れてきています。 - You will get used to living here.
ここでの生活にも慣れるでしょう。 - It took me a month to get used to the weather.
その気候に慣れるまで1か月かかりました。
getは時制によって形が変わります。現在の変化ならget used to、慣れてきている最中ならgetting used to、過去に慣れたことを表すならgot used toを使います。
be used toとget used toを見分けるコツ
「今、慣れているのか」「これから慣れるのか」という視点で考えると、区別しやすくなります。
- I'm used to driving.:運転に慣れています。
- I'm getting used to driving.:運転に慣れてきています。
- I got used to driving.:運転に慣れました。
なお、be used toの否定形はbe動詞の後ろにnotを置きます。I'm not used to driving.なら「運転に慣れていません」という意味です。used to+動詞の原形とは否定文の作り方も異なるため、ひとまとまりで覚えておきましょう。
【例文で整理】used toの肯定文・否定文・疑問文の作り方
used toの肯定文は比較的簡単ですが、否定文と疑問文ではdidを使うため、動詞の形を間違えやすくなります。基本のルールは、didやdidn'tを使ったらuse toにすることです。
肯定文:used to+動詞の原形
過去の習慣や状態を伝えるときは、主語の後ろにused toを置きます。
- I used to drink milk every morning.
私は以前、毎朝牛乳を飲んでいました。 - My father used to work in Osaka.
私の父は以前、大阪で働いていました。 - This town used to be quiet.
この町は昔、静かでした。
否定文:didn't use to+動詞の原形
「以前は〜しなかった」と言いたいときは、主語+didn't use to+動詞の原形を使います。
- I didn't use to like vegetables.
私は以前、野菜が好きではありませんでした。 - She didn't use to drive.
彼女は以前、車を運転しませんでした。 - There didn't use to be a station here.
ここには以前、駅がありませんでした。
肯定文のused toと異なり、否定文ではdidn'tの後ろに原形のuseを置きます。didn't used toと書く形も実際の用例では見られますが、標準的な学習や試験ではdidn't use toを使うのが無難です。
疑問文:Did+主語+use to+動詞の原形?
「以前は〜していましたか?」と尋ねる場合は、Didを文頭に置きます。
- Did you use to play tennis?
以前、テニスをしていましたか? - Did he use to live here?
彼は以前、ここに住んでいましたか? - Did they use to come here often?
彼らは以前、よくここに来ていましたか?
答えるときは、Yes, I did.(はい、していました)やNo, I didn't.(いいえ、していませんでした)のように、didを使います。
また、否定疑問文ならDidn't you use to play tennis?(以前はテニスをしていませんでしたか?)となります。ここでもuse toの形を使う点は同じです。
be used toの否定文・疑問文との違い
be used toの否定文や疑問文は、be動詞のルールに従います。
- I'm not used to speaking English.
私は英語を話すことに慣れていません。 - Are you used to working at night?
夜に働くことに慣れていますか? - Did you use to work at night?
以前は夜に働いていましたか?
最後の2文を比べてみましょう。Are you used to working at night?は現在の慣れについて尋ねています。一方、Did you use to work at night?は過去の習慣について尋ねています。同じように見えても、質問の内容が違います。

【混同を防ぐ】used toとwould・過去形の違い
過去の習慣を表す表現には、used toのほかにwouldや過去形があります。どれも日本語では「〜した」と訳せる場合がありますが、使える場面や伝わるニュアンスには違いがあります。
used toとwouldの違い
wouldは、過去に繰り返し行っていた動作を表すことができます。昔の思い出や物語の中で、当時の習慣を描写するときによく使われます。
- When I was a child, I used to play in the park.
子どものころ、私は公園で遊んでいました。 - When I was a child, I would play in the park every day.
子どものころ、私は毎日公園で遊んだものでした。
どちらも過去の習慣を表せますが、wouldは繰り返し行っていた動作を描写する表現です。過去の状態には通常使いません。
- I used to be shy.
私は昔、内気でした。 - I would be shy.
この文は、過去の状態を表すused toと同じ意味には通常なりません。
「昔は学生だった」「以前は東京に住んでいた」「昔は野菜が嫌いだった」のような状態を説明する場合は、used toを選ぶとよいでしょう。
used toと過去形の違い
過去形でも過去の習慣や状態を表現できます。ただし、過去形は過去の事実を述べる表現であり、used toほど習慣性や現在との変化を前面に出しません。
- I lived in Kyoto.
私は京都に住んでいました。 - I used to live in Kyoto.
私は以前、京都に住んでいました。 - I visited Kyoto last year.
私は昨年、京都を訪れました。
最初の2文はいずれも過去の居住について述べていますが、used toを使うと、昔は京都に住んでいて今は違うという対比が伝わりやすくなります。一方、last yearのように過去の特定の時点で起きた一度の出来事を表す場合は、通常の過去形が適しています。
また、過去形は現在も続いている可能性を文法上排除しません。used toは通常、過去と現在の違いを含意しますが、文脈によってその変化がどの程度明確かは異なります。
【間違えやすいポイント】used toの見分け方と覚え方
used toの意味を見分けるには、単語を個別に暗記するよりも、後ろに続く語の形と文全体の構造を確認することが効果的です。
コツ1:後ろの動詞が原形なら過去の習慣・状態を疑う
used to work、used to live、used to beのように、used toの直後に動詞の原形が続いている場合は、「以前は〜した」「昔は〜だった」という意味を考えます。
I used to work here.
私は以前、ここで働いていました。
ここではworkが原形で、過去の習慣や状態を表すused toの形になっています。
コツ2:be動詞やgetがあれば「慣れ」の意味を確認する
be used toやget used toの後ろに名詞や動名詞が続く場合は、「慣れている」「慣れる」という意味になります。
I'm used to the noise.
その騒音には慣れています。
I'm getting used to the noise.
その騒音に慣れてきています。
ただし、単にbe動詞やgetがあるかどうかだけで決めず、後ろの形も確認してください。特に、次の表現は別の構文です。
This tool is used to cut paper.
この道具は紙を切るために使われます。
この文のis used to cutは、「〜に慣れている」という意味ではありません。use(使う)の受け身であるis usedに、目的を表すto不定詞のcut paperが続いています。
つまり、is used to+動名詞なら「〜に慣れている」、is used to+動詞の原形なら文脈によって「〜するために使われる」という意味になることがあります。文の構造を見て判断しましょう。
コツ3:「過去」「状態」「変化」の3つで整理する
- 過去:used to+動詞の原形=以前は〜した、昔は〜だった。
- 状態:be used to+名詞・動名詞=〜に慣れている。
- 変化:get used to+名詞・動名詞=〜に慣れる、慣れていく。
この3つの意味をセットで覚えると、似たつづりに惑わされにくくなります。
「used to be used to」は間違い?
used toとbe used toが連続する「used to be used to」という形も、文法的には成立します。最初のused toは過去の状態を表し、後半のbe used toは「〜に慣れている」という意味です。
I used to be used to working at night.
私は以前、夜に働くことに慣れていました。
この文では、過去には夜勤に慣れていたものの、現在はそうではないという含みがあります。used toが2回出てきても、役割が異なるため、必ずしも誤文ではありません。ただし、学習の初期段階では、それぞれの意味と文型を別々に理解してから取り組むと混乱を防げます。
【理解度チェック】used toの練習問題5問と解答
最後に、used to・be used to・get used toの使い分けを確認しましょう。空欄に入る最も適切な語句を考えてから、解答を確認してください。
問題1:過去の習慣
I ( ) play baseball when I was a child.
私は子どものころ、野球をしていました。
選択肢:① used to ② am used to ③ get used to
問題2:慣れている状態
She is used to ( ) early.
彼女は早起きに慣れています。
選択肢:① get up ② getting up ③ got up
問題3:慣れていく変化
It took me some time to ( ) living alone.
一人暮らしに慣れるまで、しばらく時間がかかりました。
選択肢:① get used to ② used to ③ be used
問題4:否定文
I ( ) like coffee, but now I drink it every day.
私は以前、コーヒーが好きではありませんでしたが、今は毎日飲んでいます。
選択肢:① didn't use to ② didn't used to ③ wasn't use to
問題5:疑問文
( ) you use to live in Osaka?
以前、大阪に住んでいましたか?
選択肢:① Did ② Do ③ Are
解答と解説
- 問題1:① used to
過去の習慣を表すため、used to+動詞の原形を使います。 - 問題2:② getting up
be used toのtoは前置詞なので、後ろには動名詞を置きます。 - 問題3:① get used to
「慣れる」という変化を表します。toの後ろにはlivingという動名詞が続いています。 - 問題4:① didn't use to
否定文ではdidn'tの後ろにuse toを置き、さらに動詞の原形を続けます。 - 問題5:① Did
過去の習慣について尋ねる疑問文は、Did+主語+use to+動詞の原形です。
5問すべて正解できたら、基本的な使い分けはかなり身についています。間違えた問題があれば、単語の意味だけでなく、後ろに続く動詞の形をもう一度確認しましょう。
【used to 意味】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:used toの後ろは動詞の原形ですか?
A1:はい。過去の習慣や状態を表すused toの後ろには動詞の原形を置きます。例えば、I used to play tennis.(以前はテニスをしていました)のように使います。過去形のplayedを続けないように注意しましょう。
Q2:used toとbe used toはどう見分けますか?
A2:used to+動詞の原形は「以前は〜した」「昔は〜だった」、be used to+名詞・動名詞は「〜に慣れている」という意味です。I used to get up early.(以前は早起きしていました)とI'm used to getting up early.(早起きに慣れています)を比較すると違いがわかります。
Q3:used toの否定文はusedn't toでもよいですか?
A3:used not toという形は、比較的かたい表現として使われることがあります。一方、一般的な学習ではdidn't use toを覚えておくのがおすすめです。試験や英文作成では、didn't use to+動詞の原形を基本にしましょう。
まとめ:used toは「過去」、be used toは「慣れ」で覚えよう
used toの意味は「以前は〜した」「昔は〜だった」です。過去の習慣や、現在とは異なる過去の状態を表し、後ろには動詞の原形が続きます。否定文はdidn't use to、疑問文はDid you use to〜?という形が基本です。
一方、be used toは「〜に慣れている」、get used toは「〜に慣れる」という意味です。どちらもtoの後ろに名詞や動名詞を置くのが基本で、前者は慣れた状態、後者は慣れていく変化に焦点を当てます。
覚えるときは、次の3つを判断基準にしてください。
- 以前の習慣や状態を話している:used to+動詞の原形
- すでに慣れている:be used to+名詞・動名詞
- 慣れていく途中・変化を表す:get used to+名詞・動名詞
この3つを区別できれば、英文読解だけでなく、日常会話で過去の思い出や現在の生活について話すときにも役立ちます。まずは身近な習慣を題材に、I used to〜.、I'm used to〜ing.、I'm getting used to〜ing.の3文を自分で作り、意味と文型の違いを身につけましょう。 (出典: used to 意味(Yahoo!ニュース))