厚揚げと大根の煮物を簡単に!だしの割合・味しみのコツと保存法を徹底解説
厚揚げと大根の煮物は、だしのうま味を吸った大根と、ふっくらした厚揚げを一緒に楽しめる定番の家庭料理です。しょうゆとみりんを基本にした甘辛い味付けは、ご飯のおかずにも作り置きにも向いています。ただし、同じ材料を使っても、大根の切り方や下ゆでの有無、煮汁の割合によって、仕上がりには大きな差が生まれます。
おいしく作るポイントは、必要な下ごしらえを済ませ、煮汁の量を調整し、火を止めてから味をなじませることです。この記事では、厚揚げと大根の煮物の基本レシピを中心に、めんつゆや白だしを使う簡単な方法、煮る時間、カロリー、作り置きと保存のコツまでまとめて解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 基本レシピ:大根300g、厚揚げ1枚、だし300mlを目安に、しょうゆ・みりん・酒で味を整える。
- 味しみのコツ:大根を1〜2cm厚さに切り、必要に応じて下ゆで。煮た後に休ませると味がなじみやすい。
- 時短・保存:めんつゆなら調味料を減らせる。作り置きは速やかに冷蔵し、食べる際は中心まで十分に再加熱する。
【基本レシピ】厚揚げと大根の煮物はこの割合でおいしく作れる
まずは、家庭で作りやすい2〜3人分のレシピを紹介します。特別な調味料は必要ありません。和風だし、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を使えば、厚揚げと大根の持ち味を生かした甘辛い煮物に仕上がります。
材料(2〜3人分)
- 厚揚げ:1枚(約200g)
- 大根:約300g
- 和風だし:300ml
- しょうゆ:大さじ2
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ1
- 砂糖:小さじ2
- しょうが:お好みで少々
- 小ねぎ:適量
甘さを控えたい場合は砂糖を小さじ1に減らし、濃いめの味付けが好きな場合も、最初からしょうゆを増やしすぎず、仕上げに少量ずつ加えるのがおすすめです。だしの種類や厚揚げの大きさによっても、ちょうどよい味は変わります。
作り方
- 大根を切る。皮をむき、厚さ1〜2cmの半月切り、またはいちょう切りにします。厚い部分は火が通りやすいように大きさをそろえます。
- 厚揚げの油抜きをする。ざるに厚揚げを置き、熱湯を両面に回しかけます。粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切ります。
- 大根をだしで煮る。鍋にだしと大根を入れ、沸騰したら弱めの中火で10分ほど煮ます。下ゆでしていない場合は、竹串が少し通る程度まで加熱します。
- 厚揚げと調味料を加える。厚揚げ、しょうゆ、みりん、酒、砂糖を加え、落としぶたをして弱火で12〜15分ほど煮ます。
- 味をなじませる。大根が十分にやわらかくなったら火を止め、10〜15分ほど置きます。食べる前に温め直し、小ねぎやしょうがを添えて完成です。
調理時間はおよそ30〜40分が目安です。大根を薄めに切れば短縮できますが、厚さ2cm程度の大きな切り身や、下ゆでしていない大根では、さらに時間がかかる場合があります。時計だけで判断せず、竹串が無理なく通るかを確認してください。

【下ごしらえのコツ】大根の下ゆでと厚揚げの油抜きは必要?
厚揚げと大根の煮物をおいしく作るうえで、下ごしらえは味と食感を左右する工程です。ただし、必ず時間をかけなければならないわけではありません。大根の厚さや調理時間に合わせて、必要な作業を選ぶと効率的です。
大根の下ゆで方法
大根を2cm前後の厚さに切る場合は、下ゆでしておくと、鍋で煮る時間を調整しやすくなります。鍋に大根と水を入れ、火にかけて10〜15分ほど加熱し、竹串が少し通る状態を目安に引き上げます。米のとぎ汁を使う方法もありますが、普段の料理なら水だけでも構いません。
一方、1cm程度の薄めのいちょう切りなら、だしで直接煮ても十分にやわらかくできます。時間を優先するなら薄切り、厚みのある大根らしい食感を残したいなら下ゆでを取り入れる方法が向いています。
厚揚げの油抜き方法
厚揚げの表面には、製造時の油が残っています。熱湯を回しかけるか、熱湯で1〜2分ほどゆでると、表面の余分な油を落としやすくなります。油抜き後は水気を切り、必要に応じてキッチンペーパーで押さえましょう。
油抜きには、煮汁に油が浮くのを抑え、だしや調味料の風味を感じやすくする利点があります。ただし、厚揚げの油分がすべて取り除かれるわけではありません。カロリーを大きく減らせると考えるよりも、味や口当たりを整えるための工程と捉えるのが適切です。
下ごしらえで失敗しないための判断基準
- 大根が厚い場合:下ゆでを取り入れ、煮込み時間を確保する。
- 短時間で作りたい場合:大根を薄く切り、だしで直接煮る。
- 油っぽさを抑えたい場合:厚揚げに熱湯をかけ、表面の水気を取る。
- 煮崩れを防ぎたい場合:大根の角を軽く面取りし、強火で激しく煮立てない。
兵庫県宝塚市の公式レシピでも、大根の下ゆでを約10分、厚揚げの油抜きを熱湯で行う方法が紹介されています。家庭料理では、こうした下ごしらえを大根の厚さや調理時間に合わせて使い分けることが、無理なくおいしく仕上げる近道です。
【だしの割合を比較】しょうゆ・みりん、めんつゆ、白だしの使い分け
厚揚げと大根の煮物で迷いやすいのが、だしの割合と味付けです。基本は、だしの風味を土台に、しょうゆで塩味と香り、みりんと砂糖で甘みを加える考え方です。めんつゆや白だしを使えば、調味料の種類を減らしても作れます。
| 味付けの方法 | 2〜3人分の目安 | 仕上がりと注意点 |
|---|---|---|
| 基本の和風だし | だし300ml、しょうゆ大さじ2、みりん大さじ2、酒大さじ1、砂糖小さじ2 | 甘辛い定番の味。甘さや塩味を好みに合わせて調整しやすい。 |
| めんつゆ(2倍濃縮) | めんつゆ75ml、水225mlを出発点にする | 手軽にだしの風味がつく。商品や好みに合わせて濃さを調整する。 |
| 白だし | 商品ラベルに記載された煮物用の希釈割合を基準にする | 色を淡く仕上げやすい。塩分や甘みは商品によって異なる。 |
表のめんつゆの割合は、2倍濃縮タイプを使う場合の調整用の出発点です。濃縮倍率やメーカーによって塩分、甘み、だしの強さは異なるため、表示を確認し、味を見ながら調整してください。めんつゆを使う場合は、基本レシピのしょうゆや砂糖をそのまま追加すると、味が濃くなりすぎることがあります。
めんつゆで作る簡単な煮物
大根を薄めに切り、めんつゆを希釈した煮汁で加熱すれば、しょうゆやだしの素を別々に計量する手間を省けます。まず大根を煮て、やわらかくなり始めたら厚揚げを加えると、具材の状態を確認しながら調理できます。
白だしで作る上品な煮物
白だしは、色を濃く付けずにだしの風味を生かしたい場合に向いています。大根の白さを残しながら、厚揚げと一緒に淡い色合いに仕上げられます。ただし、白だしは商品ごとに塩分濃度や甘みが異なります。すべての製品に共通する希釈倍率はないため、ボトルの表示を優先しましょう。
なお、だしの量は多ければよいというものではありません。煮汁が多すぎると味が薄く感じられ、煮詰めすぎると塩味が強くなります。具材が煮汁にある程度浸かる状態を保ち、落としぶたで煮汁を全体に行き渡らせることが大切です。

【味しみのコツ】厚揚げと大根は何分煮る?翌日もおいしい理由
大根に味をしみ込ませるには、長時間強火で煮続ける必要はありません。大根の内部まで火を通し、煮汁を全体に行き渡らせたうえで、火を止めて休ませることがポイントです。
厚揚げと大根を煮る時間の目安
- 大根を1cm程度に切った場合:だしで10分前後煮てから、調味料と厚揚げを加えて10〜15分ほど。
- 大根を1.5〜2cmに切った場合:下ゆでを10〜15分ほど行い、その後、煮汁で10〜15分ほど煮る方法が目安。
- 下ゆでを省略した場合:大根の硬さを見ながら加熱時間を延ばす。
- 煮上がった後:火を止めて10〜30分ほど置き、食べる前に温め直す。
これらは家庭で作る際の目安であり、大根の鮮度、切り方、鍋の大きさ、火力によって変わります。大根の中心までやわらかくなっていることを優先し、厚揚げが煮汁を吸いすぎて崩れないよう、必要以上に煮続けないようにします。
味がしみる仕組みと、火を止めるタイミング
煮物は、加熱中に具材がやわらかくなり、煮汁と接することで味が移ります。火を止めて休ませる時間を設けると、鍋の中の温度がゆっくり下がり、その間も味がなじんでいきます。大根の内部まで味がしみたように感じられるのは、こうした加熱と休ませる工程を組み合わせているためです。
西友レシピ部の掲載レシピでは、大根を薄く切って煮込み時間を短縮し、火を止めてからしばらく置く方法が紹介されています。味をしっかり感じさせるために、単純に煮る時間を延ばすのではなく、切り方と休ませる時間を工夫することが実用的です。
味しみをよくする3つのポイント
1. 大根の厚さをそろえる。大きさが不ぞろいだと、薄い部分は煮崩れ、厚い部分は硬さが残ることがあります。なるべく均等に切りましょう。
2. 落としぶたを使う。煮汁が少なめでも具材の表面に行き渡りやすくなり、煮汁を効率よく使えます。アルミホイルやクッキングシートを使う場合は、鍋からはみ出さないようにします。
3. 煮上がりを急いで食べない。時間に余裕があれば、火を止めて休ませてから食べましょう。作り置きにする場合も、保存前に味を整え、食べる際に必要な分だけ温め直すと扱いやすくなります。
【人気のアレンジ】豚肉入り・作り置き向けの厚揚げ大根レシピ
基本の煮物に慣れたら、豚肉やにんじん、きのこなどを加えてアレンジできます。厚揚げは大豆由来のたんぱく質を含み、大根は煮ることでやわらかな食感になります。具材を追加すれば、主菜としての満足感や味わいの幅も広がります。
豚肉を加えてうま味をアップ
豚こま切れ肉や豚ひき肉を加えると、肉のうま味が煮汁に溶け込み、コクのある仕上がりになります。2〜3人分なら豚肉80〜100g程度から試すとよいでしょう。
- 鍋で豚肉を炒め、肉の色が変わるまで加熱する。
- 大根を加えて軽く炒め、だしを注ぐ。
- 大根が少しやわらかくなったら厚揚げと調味料を加える。
- 弱火で煮込み、肉と大根に十分に火が通ったことを確認する。
味の素パークの「厚揚げと大根の煮物」では、厚揚げ250g、大根200gに豚ひき肉50gを組み合わせたレシピが紹介されています。しょうがを加える構成で、調理時間は25分、1人分157kcalという栄養表示です。肉を少量加えるだけでも、煮物の味わいを変えられることが分かります。
きのこ・にんじん・こんにゃくでアレンジ
にんじんを加えると彩りがよくなり、しいたけやしめじを入れると、だしとは異なるうま味が加わります。こんにゃくを使えば食感に変化が生まれます。追加する具材が多い場合は、煮汁の量を少し調整し、鍋の中で全体に火が通るようにしましょう。
作り置きに向く味付け
作り置きにするなら、しょうゆとみりんを基本にした味付けが扱いやすいでしょう。甘みを強くしすぎず、だしの風味を残しておけば、翌日に温め直した際も食べやすくなります。しょうがを加える方法もありますが、保存性が大幅に高まると考えず、適切な冷蔵管理を優先してください。
作り置き用に調理する際は、食べる分と保存する分を清潔な器具で取り分けることも大切です。何度も鍋全体を温め直すより、必要な量だけを別の容器に移して再加熱する方法が実用的です。
【保存方法とカロリー】冷蔵・冷凍の注意点と栄養の見方
厚揚げと大根の煮物は、翌日に温め直してもおいしく食べやすい料理です。ただし、煮物は水分を多く含むため、常温に長時間置かず、速やかに冷蔵することが基本です。
冷蔵保存のポイント
調理後は、清潔な浅い保存容器に小分けして、粗熱を取ったら速やかに冷蔵庫へ入れます。大きな鍋のまま長時間放置すると冷めにくいため、量が多いときほど小分けが有効です。家庭での作り置きは、できるだけ翌日から2日以内を目安に食べきると管理しやすくなります。
食べる際は、必要な分だけ取り分け、全体が十分に熱くなるまで再加熱してください。見た目やにおいに異変がある場合は、味見をして判断せず、食べるのをやめましょう。厚生労働省の衛生管理資料でも、煮物などの食品は保存試験などに基づいて保管期限を設定し、常温での長時間保管を避ける考え方が示されています。
冷凍保存はできる?
冷凍保存も可能ですが、大根は解凍後に水分が出て、食感が変わることがあります。厚揚げも製品や状態によって食感が変わるため、冷凍後の仕上がりは冷蔵保存と同じではありません。
冷凍する場合は、十分に冷ました後、1食分ずつ密閉容器や冷凍用保存袋に入れ、なるべく早めに使い切りましょう。解凍後は鍋で温めながら煮汁をなじませると、味を整えやすくなります。冷凍保存の日数は、家庭の冷凍庫の温度や保存状態によって変わるため、一律の期限を保証することはできません。
厚揚げと大根の煮物のカロリー
カロリーは、厚揚げの量、豚肉を加えるかどうか、砂糖やみりんの使用量によって変わります。公開レシピの例では、ヤマキの「厚揚げと大根の煮物」が1人分89kcal、味の素パークの豚ひき肉入りレシピが1人分157kcalと表示されています。具材や分量、盛り付けの基準が異なるため、単純に優劣を比較する数値ではありません。
カロリーを抑えたい場合は、厚揚げの量と調味料を計量し、豚バラ肉など脂質の多い具材を加えすぎないことがポイントです。油抜きは表面の余分な油を落とす方法ですが、それだけで大幅なカロリーカットになるとは限りません。
反対に、たんぱく質を補いたい場合は、厚揚げを適量使い、豚肉やほかの食材との組み合わせを調整するとよいでしょう。栄養成分を正確に把握したい場合は、文部科学省の食品成分データベースや、使用する商品の栄養表示を確認し、実際の材料と分量に合わせて計算する必要があります。
【厚揚げ煮物大根】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:厚揚げと大根の煮物は、めんつゆだけでも作れますか?
A1:作れます。めんつゆを商品表示に従って水で薄め、大根と厚揚げを煮てください。めんつゆにはしょうゆやだし、甘みなどが含まれているため、追加のしょうゆや砂糖は味を見ながら調整しましょう。
Q2:大根の下ゆでを省略してもおいしくできますか?
A2:できます。大根を1cm程度の薄めのいちょう切りにし、だしで先に煮てから調味料と厚揚げを加えます。大根が厚い場合や短時間で仕上げたい場合は、下ゆでを取り入れると火の通りを調整しやすくなります。
Q3:厚揚げと大根の煮物は、翌日に味がしみますか?
A3:冷蔵中に味がなじむことはあります。ただし、味しみだけを理由に常温で一晩置くのは避けてください。調理後は速やかに冷蔵し、食べる際は必要な分を十分に再加熱することが大切です。
まとめ:【プロの結論】おいしさを決めるのは煮る時間と休ませ方
厚揚げと大根の煮物は、材料も調味料も身近で、日々の献立に取り入れやすい家庭料理です。基本の割合を覚えておけば、しょうゆとみりんの甘辛い味付けはもちろん、めんつゆや白だしを使った時短アレンジにも応用できます。
失敗を防ぐために押さえたいのは、次の3点です。
- 大根の厚さに合わせて下ごしらえを選ぶ。薄切りなら直接煮て、厚切りなら下ゆでを検討する。
- 強火で煮続けるより、弱火と休ませる時間を活用する。大根のやわらかさを確認し、煮上がったら火を止めて味をなじませる。
- 作り置きでは衛生管理を優先する。速やかに冷蔵し、食べる分だけ十分に温め直す。
だしの割合は、あくまでおいしく作るための出発点です。大根の状態や厚揚げの種類、家庭の好みに合わせて微調整し、まずは基本レシピから試してみてください。調理時間だけでなく、火を止めてからのひと手間まで意識することが、味のしみた煮物を安定して作るコツです。 (出典: 厚 揚げ 煮物 大根(Yahoo!ニュース))