神奈川県の水がめ貯水率は82%!2026年10月28日最新値と4湖の見方を徹底解説
2026年10月28日現在、神奈川県の主要な水源である相模川水系の3ダムは、合計貯水率82%となっています。国土交通省関東地方整備局の公表データによると、相模湖は76%、津久井湖は91%、宮ヶ瀬湖は80%です。3ダム全体の貯水量は約2億2,664万立方メートルで、過去の平均貯水量と比べた水準は99%に達しています。
一方、神奈川県内の水がめは、この3ダムだけではありません。酒匂川水系の丹沢湖を含めた「県内4湖合計」の貯水率も、水源全体の状況を判断するうえで欠かせない指標です。2026年春には少雨による渇水対策が実施されましたが、4月以降の降雨で貯水量が回復し、6月には神奈川県企業庁の渇水対策本部が解散しています。現在の数値を正しく読むには、貯水率だけでなく、平年比や季節による容量の変化も確認する必要があります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 最新の速報値:2026年10月28日0時現在、相模川水系3ダムの合計貯水率は82%。平均貯水量に対する割合は99%です。
- ダム別の比較:相模湖76%、津久井湖91%、宮ヶ瀬湖80%。ダムごとに貯水率と平年比の水準が異なります。
- 数字の見方:洪水期と非洪水期では貯水できる容量が変わるため、水量がほとんど変わらなくても貯水率が変動することがあります。
【最新速報】2026年10月28日、神奈川県の水がめ貯水率はどの水準?
神奈川県の水がめ貯水率を確認する際、まず押さえたいのが、国土交通省関東地方整備局が公表する相模川水系3ダムの貯水状況です。2026年10月28日0時現在、3ダムの貯水量は合計22,664万立方メートル、貯水率は82%となっています。
注目したいのは、貯水率82%という数字だけではありません。同資料に掲載された平均値に対する割合は99%です。つまり、貯水率は満水状態を100%としたときの割合であり、99%は過去の平均貯水量と比較した水準を表しています。異なる指標なので、混同しないことが大切です。
現時点の数値からは、相模川水系全体の貯水量が比較対象となる過去の平均におおむね近い水準まで回復していることが読み取れます。ただし、82%は満水を意味する数字ではなく、今後の降雨や流入量、ダムの運用によって変化します。
また、国土交通省が掲載する数値は速報値です。後日、確定値との間に差が生じる可能性があるため、継続的に状況を追う場合は更新日時も併せて確認してください。

【ダム別比較】相模湖76%・津久井湖91%・宮ヶ瀬湖80%の違い
2026年10月28日0時現在の公表値を、ダムごとに整理しました。貯水率だけでなく、貯水量と平均値に対する割合を並べると、それぞれの水源の状況を把握しやすくなります。
| ダム・湖 | 有効容量 | 貯水量 | 貯水率 | 平均値に対する割合 |
|---|---|---|---|---|
| 相模ダム(相模湖) | 4,019万m³ | 3,064万m³ | 76% | 94% |
| 城山ダム(津久井湖) | 5,403万m³ | 4,935万m³ | 91% | 104% |
| 宮ヶ瀬ダム(宮ヶ瀬湖) | 18,300万m³ | 14,665万m³ | 80% | 99% |
| 相模川水系3ダム合計 | 27,722万m³ | 22,664万m³ | 82% | 99% |
出典:国土交通省関東地方整備局「相模川水系」。2026年10月28日0時現在。貯水量は速報値です。平均値に対する割合は、同資料に記載された平成27年から令和7年までの平均貯水量との比較です。
相模湖の貯水率は76%、平均値に対する割合は94%です。今回の3ダムの中では、平均貯水量と比較した水準が最も低くなっています。相模湖の状況を追う際は、貯水率の変化に加え、日ごとの貯水量や降水量も確認すると、変動の背景を理解しやすくなります。
津久井湖は91%、平均値に対する割合は104%です。貯水率が3ダムの中で最も高く、平均貯水量も上回っています。ただし、この数値だけで神奈川県全体の水不足リスクがなくなったと判断することはできません。
宮ヶ瀬湖は80%、平均値に対する割合は99%です。宮ヶ瀬ダムは3ダム合計の有効容量27,722万立方メートルのうち18,300万立方メートルを占める、大きな貯水容量を持つダムです。個別の貯水率だけでなく、全体の貯水量にどの程度寄与しているかも見る必要があります。
なお、神奈川県の「かながわの水がめ」などで用いられる過去10か年平均と、上表の平均値に対する割合は、比較対象の期間が必ずしも同じではありません。平年比を調べる際には、数値だけでなく、その指標の定義も確認してください。
【県内4湖を比較】丹沢湖と酒匂川水系も確認すべき理由
神奈川県の水源を全体的に見るには、相模川水系の3ダムに加え、酒匂川水系の三保ダムがつくる丹沢湖を確認する必要があります。県が「かながわの水がめ」と呼ぶ県内4湖は、相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖、丹沢湖です。
相模湖・津久井湖・宮ヶ瀬湖は相模川水系、丹沢湖は酒匂川水系に属します。水系が異なるため、降水量や流入量の変化が各湖の貯水状況に同じように表れるとは限りません。
県内4湖合計の貯水率は、4湖をまとめた水源全体の状況を確認するための指標です。一方、国土交通省が10月28日に公表した82%は、相模川水系の3ダムだけを対象にした数値です。両者は対象となる湖が異なるため、同じ数字として扱うことはできません。
また、4湖合計の貯水率は、各湖の貯水率を単純に足して4で割った値とは異なります。貯水量と、それぞれの集計に用いる容量を踏まえて確認する必要があります。県の公式情報では、4湖合計に加えて、相模川水系と酒匂川水系の貯水状況をそれぞれ確認できます。
酒匂川水系の貯水率を確認する場合は、丹沢湖の貯水量だけでなく、同水系の降水量も重要です。雨が少ない状態が続けば、貯水量の回復が遅れる可能性があります。反対に、まとまった雨が降った場合でも、流入量やダムの運用によって貯水率の変化は異なります。
したがって、神奈川県の水がめを比較する際は、①相模川水系3ダムの合計、②酒匂川水系の丹沢湖、③県内4湖合計という3つの視点を分けて確認するのが適切です。

【2026年の渇水経緯】少雨で対策本部を設置、6月に解散
2026年の神奈川県では、春先までの貯水状況が大きな課題となりました。神奈川県の公式発表によると、前年から続く少雨によって相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖、丹沢湖の貯水量が大きく低下し、県企業庁は2026年3月3日に「神奈川県企業庁渇水対策本部」を設置しました。
対策の一つが、東京都への分水量の削減です。県の発表によると、3月5日から分水量を日量約22万立方メートルから約11万立方メートルへと、50%減らしました。水源の貯水量を温存するための対応でした。
その後、4月以降の降雨によって貯水量は回復します。県内4湖の貯水量は6月4日時点で約2億立方メートル、貯水率63%となりました。これを受け、県企業庁は6月8日付で対策本部を解散し、東京都への分水量も全量回復すると発表しました。
この経緯から分かるのは、貯水率が一度低下しても、降雨によって状況が改善する一方、回復までには時間がかかる場合があるということです。渇水対策は、貯水率の数字だけで機械的に決まるものではなく、今後の降雨見通しや水の需要などを踏まえて実施されます。
少雨の背景を確認するうえでは、年間降水量も参考になります。県の「かながわの水がめ」に掲載された流域データでは、2025年の相模川水系・城山ダム上流域の年間降水量は1,318.3ミリで、2016~2025年の10か年平均1,852.1ミリを下回りました。酒匂川水系・三保ダム上流域でも、2025年の年間降水量は1,975.1ミリで、10か年平均の2,574.2ミリを下回っています。
こうした少雨が水源の貯水量を押し下げ、2026年春の渇水対策につながりました。6月の対策本部解散は貯水状況が回復したことを受けた措置ですが、その後も水源の状況を継続的に把握する必要があります。
【貯水率の仕組み】洪水期・非洪水期で数字が変わるのはなぜ?
ダムの貯水率は、実際に貯まっている水の量を、貯水率の計算に使う容量で割って求めます。ところが、ダムによっては洪水期と非洪水期で、この計算に用いる容量が変わります。
台風や大雨による洪水が起こりやすい時期には、ダムに洪水を一時的に受け入れる空間を確保するため、貯水池の上限水位を下げて運用します。これが洪水期の運用です。洪水の危険が比較的小さい非洪水期には、通常の上限水位まで水を貯められるようにします。
神奈川県が公表する期間は、次のとおりです。
- 津久井湖(城山ダム):洪水期は6月1日~10月15日、非洪水期は10月16日~5月31日。
- 丹沢湖(三保ダム):洪水期は6月15日~10月15日、非洪水期は10月16日~6月14日。
- 宮ヶ瀬湖(宮ヶ瀬ダム):洪水期は6月16日~10月15日、非洪水期は10月16日~6月15日。
2026年10月16日には、これら3ダムが非洪水期の運用に移りました。計算に用いる容量が変わるため、貯水量がほぼ同じでも貯水率が変動する場合があります。
たとえば、洪水期に貯水率100%と表示されていても、それは洪水期に設定された容量に対して満水という意味です。非洪水期に移行した後は、計算上の容量が大きくなるため、貯水量がほとんど変わっていなくても貯水率が低く表示されることがあります。
これは、必ずしも急激な水の流出や渇水の悪化を意味しません。数字の変化を見たときは、日付、実際の貯水量、適用されている運用期間を確認することが重要です。
なお、相模湖を管理する相模ダムは、県の洪水期・非洪水期の貯水率説明で期間が示されている城山・三保・宮ヶ瀬の各ダムとは区別して考える必要があります。すべてのダムに同じ季節的な計算変更があると決めつけないことも、正確な比較につながります。

【相模湖・津久井湖の推移を読む】平年比と降水量もチェック
貯水率の推移を追うときは、現在の数値だけでなく、過去の同じ時期と比較することが大切です。神奈川県の「かながわの水がめ」では、ダムや水系ごとの貯水状況に加え、降水量や貯水量の推移を確認できます。
特に相模湖のように貯水率が平均値に対する割合を下回っている場合は、直近の貯水量が増えているか、減っているかという変化も見ておきたいところです。津久井湖では貯水率91%、平均値に対する割合104%という数値が示されており、相模湖とは異なる状態にあります。
一方、宮ヶ瀬湖は貯水率80%で、平均値に対する割合は99%です。3ダムをまとめた貯水率82%だけを見ていると、個々の湖の違いは分かりません。水系全体の水量を判断する際には合計値、個別の変化を追う際には各ダムの数値というように、目的に応じて使い分ける必要があります。
降水量のデータも見逃せません。ダムの貯水量は、雨が降れば必ず同じ割合で増えるわけではなく、流域に降った雨の量や、実際にダムへ流れ込む水の量などによって変わります。降水量の増加と貯水率の上昇が同時に起こる場合もあれば、時間差が生じる場合もあります。
また、貯水率が高いことだけを理由に、今後の水不足リスクが完全になくなったと判断するのは適切ではありません。少雨が長引くかどうか、今後どの程度の雨が見込まれるか、自治体や水道事業者から取水制限などの発表があるかを合わせて確認することが重要です。
毎日の数値を比較する場合は、同じダム、同じ時刻、同じ基準で比較することを基本にしてください。特に洪水期から非洪水期への切り替えをまたいで比較するときは、貯水率だけでなく貯水量も併せて見ると、実際に水が増えたのか、計算上の容量が変わったのかを判断しやすくなります。
【プロの結論】神奈川県の水がめ貯水率で判断を誤らないための基準
2026年10月28日現在、相模川水系3ダムの合計貯水率は82%、平均貯水量に対する割合は99%です。数字だけを見ると、3ダム全体の貯水量は比較対象となる過去の平均に近い水準まで回復しています。しかし、相模湖は平均値に対する割合が94%、津久井湖は104%、宮ヶ瀬湖は99%と、個別の状況には違いがあります。
水源の状況を判断する際に優先したいのは、次の4点です。
- 第一に、最新の更新日時を確認する。貯水率は日々変わるため、過去の数値を現在の数値として扱わないことが基本です。
- 第二に、貯水率と平年比を分けて見る。満水に対する割合と、過去の平均貯水量に対する割合は意味が異なります。
- 第三に、4湖合計と水系別の数値を使い分ける。相模川水系3ダムの82%と、丹沢湖を含む県内4湖合計は別の指標です。
- 第四に、季節と行政の発表を確認する。洪水期・非洪水期の切り替えや、渇水対策本部、取水制限などの発表を踏まえて判断します。
貯水率は、水源の状態を把握するための重要な指標ですが、数字一つで水不足の危険性をすべて判断できるわけではありません。水量、平年比、降水量、ダムの運用、行政の対応を組み合わせて見ることが、神奈川県の水源の現状を正しく理解する近道です。
【神奈川県水がめ貯水率】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年10月28日現在、神奈川県の水がめ貯水率は何%ですか?
A1:国土交通省関東地方整備局によると、同日0時現在の相模川水系3ダムの合計貯水率は82%です。平均貯水量に対する割合は99%となっています。丹沢湖を含む県内4湖合計は、対象が異なる別の指標です。
Q2:貯水率が100%から80%に下がった場合、水が急に減ったということですか?
A2:必ずしもそうではありません。津久井湖、丹沢湖、宮ヶ瀬湖では、洪水期から非洪水期への切り替えに伴って計算に用いる容量が変わります。実際の貯水量がほぼ同じでも貯水率が変化する場合があるため、貯水量と運用期間も確認してください。
Q3:神奈川県の水がめ貯水率や過去10年平均は、どこで確認できますか?
A3:神奈川県の公式サイト「かながわの水がめ」で、相模湖、津久井湖、宮ヶ瀬湖、丹沢湖の貯水状況や、相模川水系・酒匂川水系の数値を確認できます。国土交通省関東地方整備局の相模川水系のページでは、3ダムの貯水率や平均値に対する割合も公表されています。比較する際は、各資料の更新日時と平均値の対象期間を併せて確認してください。
まとめ:今後の動向と失敗しないための判断基準
2026年10月28日現在、相模湖76%、津久井湖91%、宮ヶ瀬湖80%で、相模川水系3ダムの合計貯水率は82%です。平均貯水量に対する割合は99%で、全体としては過去の平均に近い水準にあります。
2026年春には少雨の影響で渇水対策が実施されましたが、4月以降の降雨によって貯水量が回復し、6月8日に神奈川県企業庁の渇水対策本部は解散しました。ただし、今後の貯水状況は降雨や流入量によって変化するため、最新の公表値を確認し続けることが重要です。
神奈川県の水がめを正しく理解するには、3ダム合計の貯水率だけでなく、丹沢湖を含む4湖全体の状況、水系ごとの違い、平年比、洪水期・非洪水期の運用を合わせて見る必要があります。数値の変化を見たときは、まず更新日時と計算基準を確認し、必要に応じて県や国土交通省の発表を参照してください。
(出典: 神奈川 県 水がめ 貯水 率(Yahoo!ニュース))